◆所蔵品から◆バックナンバーより
資料ナンバー7864 アサヒグラフ 1938年3月23日号の話 (vol_62 2015/1/25)
資料ナンバー2589その他 総選挙の関係の新聞記事の話 (vol_27 2017/10/25)
資料班



 今月も、バックナンバーの中からご紹介します。
 現在(2020年5月)、国会が注目を集めています。
 感染症の対策について、だけでなく、そのほかの法案の審議も関心を集めています。関連した首相や大臣の発言も注目されています。
 今回ご紹介するのは、「国会」と「選挙」に関係のある記事です。


 最初は2015年1月号の「資料ナンバー7864 アサヒグラフ 1938年3月23日号の話」です。
 その中の「総動員法を繞(めぐ)る」。1938年2月から3月、国家総動員法の法案が国会と委員会で議論されたという記事です。
 「『黙れ』と叱責」「紛糾(ふんきゅう)裡に散会」、からの、「審議十数日」「否決論はほとんど影をひそめて、」……という流れになっています。

 もうひとつは2017年10月号(95号)の「資料ナンバー2589その他 総選挙の関係の新聞記事の話」
 1946年、終戦の翌年の、戦後初の総選挙を伝える新聞記事を紹介しています。
 新聞の中から印象に残った文を拾いだしてみます。
 「ほんとうに自分たちの代表になってくれる人を選べるのだから、棄権をしてはいけない」 (朝日新聞1945年12月24日「街の議事堂 本当の人民の見方を選べ」より)
 「婦人有権者は投票すれば自分の義務が終わったと早合点しないで自分たちが選んだ婦人代議士の議会におけるその後の活動ぶりを注視し政見遂行のよき協力者になって頂きたい」  (朝日新聞1946年3月26日「婦選紙上教室」より。初めて参政権を得て選挙に参加する女性に向けた記事です)

 選挙で選ぶのは「自分たちの代表」であるとか、選んで終わりではなく「活動ぶりを注視し」「政見遂行のよき協力者に」とか。2020年の私も、選挙と国会の基本のところを見直してみようではないの、と思いました。


資料ナンバー7864 アサヒグラフ 1938年3月23日号の話 2015年1月 (62号)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/201501/vol_62-5.html
資料ナンバー2589その他 総選挙の関係の新聞記事の話 2017年10月号 (95号)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/201710/vol_95-5.html

ピースあいちウェブサイトの、所蔵品の紹介のページからも、バックナンバーの関連画像が見られます。よかったらこちらもどうぞ。
http://www.peace-aichi.com/objects/