ピースあいちでボランティア活動

                                           
 

 名古屋市立大学のボランティアインターシップinピースあいちに今年は2人の学生が応募。6月27日から9月5日の間に計10回、ピースあいちでのボランティアに参加してくださいました。来館者の受付、イベントの会場設営、資料の準備、戦争体験者のお話を聞く、企画展の設営や撤収など、ピースあいちのボランティアが日々行っている様々な業務をいっしょにすすめていただきました。この研修に参加されたお二人からの感想です。

イ・ソンジン
 ピースあいちのボランティアを始めたきっかけは授業であった。ピースあいちでは1,2階の常設展や3階の特別展が設けられており、その他「語り継ぎ」や「親子イベント」など、様々な活動で戦争と平和を学ぶことができる所であった。

展覧会場の様子1展覧会場の様子2  

 韓国人で、去年までは軍人だった私には「戦争」はとても身近であった。しかし、戦争がどんなに人の人生を壊す残酷なことなのかは実感できなかった。そういった状況で、ピースあいちで展示されていた展示物や語り継ぎの話を聞いて、間接的にでも戦争のことを実感させられ、私の考え方も変わり始めた。
 その他にも、ピースあいちの活動ではいろいろな人と出会える機会や、自分の知見を広める大事な時間となった。今後も次世代チームとして、活動を続けたいと思い参加することにした。

三輪 穂華
 私は今回、名古屋市立大学のボランティア実習で、全部で10日間ボランティアへ参加させていただきました。
 今回のボランティアに参加して、今まではどこか遠いもののように感じていた戦争を、自分事としてより身近に感じることができました。特に印象に残ったのは、戦争体験の語り継ぎです。今までの学校の授業では、表面的な出来事や条約などを学ぶだけのことが多く、実際に体験した方のお話をご本人やご家族から聞くようなことはなかったので、大変貴重な機会をいただけたと感じています。実際に戦争体験を聞いて、ただ教科書やテレビなどを通して学んだ時よりも、その時の状況や体験した方々の感情が深く伝わってきました。戦争をただの事実や歴史上の出来事としてとらえて終わりにしてしまうのではなく、そこにあった一人ひとりの生活や思いを忘れずにいることが重要であると感じました。
 また特別展の「原爆の図」展の設置にも関わらせていただいて、とても貴重な経験となりました。普段は展示されているものを見る側でしたが、実際に展示の準備に関わることで、どのような思いや目的をもって展示を作っているのかを学ぶことができました。また、絵に込められた思いや背景などについてもお話を聞かせていただき、ただ作品を「見る」だけにとどまらず、その作品が描かれた背景や作者の思いを知り、想像することの大切さを学びました。

絵はがき

 

 10日間の活動を通して、戦争についての知識を得られただけでなく、戦争のことを後世に伝えていく重要性も強く感じました。実際に戦争を経験した方が少なくなっていく中で、単なる歴史上の事実としてだけではなく、体験した方の記憶や思いを次の世代へとつなげていくことはこれからさらに重要になっていくと感じました。
 今回のボランティアで得た経験を忘れず、戦争や平和についてこれからも自分なりに考えていきたいです。また、学んだことや感じたことを、周りの人たちにも伝えていきたいと感じました。