「若い世代が平和を伝えるためにできることは何か」◆ピースあいちでの学びから
椙山高校社会探究部顧問  丹羽 宏文

                                           
 

 7月7日(火)に、椙山女学園高等学校の社会探究同好会のメンバー5人がピースあいちにお邪魔させていただきました。
 3年前に、現在は大学1年生の生徒達が自主的に「若い世代が平和を伝えるためにできることは何か」をテーマに平和に関する活動を始めました。その活動のスタートが、ピースあいちで語り部活動をしている方からお話を聴かせていただくというものでした。3年間一生懸命に3人が活動していく中で、後輩もできていきました。そして活動が認められ、今年から正式に「同好会」と認められることになりました。
 自主的な活動から正式な活動へと新しい一歩を踏み出すことになったので、3年前と同じようにピースあいちでの学びを新たなスタートにしようと考え、今回、再び語り部の方のお話を聴くこととなりました。
 今回お話をうかがったのは、斎藤孝さんの体験を語り継ぎされている近藤世津子さんです。ご自身は戦争を体験されていませんが、こうして次の世代のために語り継ぎをされている姿は、まさにこの同好会のテーマである「若い世代が平和のためにできることは何か」を具体的に示してくださっており、生徒達も学ぶところが多かったと思います。

展覧会場の様子1

 斎藤さんの体験談では学生時代のことが語られており、戦争というものが、自分達にとって当たり前の青春(学校生活や友達との時間)を奪うものであるということを生徒達は実感しているようでした。また、斎藤さんが焼け野原の名古屋に帰ってきた時に目にした、もんぺ姿の少女ではなくセーラー服の少女がいる光景や、そこに広がる青空を見て、「爆弾も焼夷弾も落ちてこない空だ・・・」と涙が込み上げてきたという話が印象的で、今当たり前に毎日を過ごしている中で、つい忘れがちになってしまう平和の尊さを改めて感じることができました。

展覧会場の様子1

 お話の後は、展示を見ながら名古屋空襲について説明をしていただきました。実物の焼夷弾、名古屋で被害にあった場所が見てわかる地図、名古屋空襲の特徴を説明しているいくつものパネルなど、実際に見て聞いて学ばせていただくことができました。
 今回お話を聞いたり展示を見たりする中で、戦争の悲惨さや平和の尊さを少しでも伝えていくためにできることは何かを学ばせていただきました。ここで学んだことを自分達なりにまとめて、いろいろな場での発表などで活かしていきたいと思います。