戦争と平和の資料館ピースあいちを訪れて
「松阪 平和の会」共同代表  後藤 健一

                                           



 今回、「松阪 平和の会」が見学研修の機会を計画し、一行31人で「ピースあいち」を訪問することができました。少し「松阪 平和の会」について紹介をさせていただきます。

 「松阪 平和の会」は、退職教職員(現在14人)によって2019年に発足し、平和運動の推進と地域の課題解決に向けて活動を続けている団体です。これまでに「平和展」として、2021年から2023年までの3年間、戦争に関わる実物の資料や、写真、パネル、書籍、絵本等を展示したり、戦争を体験された方のお話を聞かせていただいたりしてきました。
 さらに2024年と2025年は「松阪 平和の集い」という名称に変え、資料の展示とステージ発表として演奏、映画、講演を実施してきました。また、昨年から他県の資料館を訪問し、学習・研修を深めようと、立命館大学の「国際平和ミュージアム」を訪問し、今年は「ピースあいち 」となりました。

 到着後すぐに「ピースあいち」について、設立までの経過や展示資料の紹介ビデオを見せていただきました。まず、市民の手で文字通りゼロからこの資料館を創り上げられ、開館以来、市民の手で運営されているとのこと、本当に心より敬意を表する次第です。
 今日まで、関係者やボランティアの皆さんも含めて、この資料館に関わるすべての方々の「戦争を忘れないように、戦争の歴史を教訓として伝えたい、平和のために役に立ちたい」と願うその熱量に敬服するばかりであります。

 その後、3班に分かれて1階、2階、3階の展示について、担当の方から順次説明を聞きながら研修を深めることができました。中でも「戦後80年・時をつなぐモノたち」第13回寄贈品展は、1年間で31人の方々から寄贈された貴重な資料が展示されており、私たちの「平和展」で展示したのと同じような資料も見ることができました。45分ほどの時間でしたが大変短く感じ、もう少し時間がほしかったと思ったところです。

 今、政治の世界も世の中もどんどん右傾化し、平和な戦後から「新しい戦前」に間違いなく進んで来ているようです。そういった意味でも「ピースあいち」の果たす役割は、今後増々大きなものになると確信をするものです。
 「ピースあいち」に心より感謝申し上げ、報告とさせていただきます。