今月のピースあいち◆来館者アンケートから
今年の夏は連日「危険な猛暑日」が続きましたが、戦後80年ということで昨年を上回るご来館をいただきました。夏恒例の「戦争体験を聴くシリーズ」には小・中・高校生をはじめ若い方々がたくさん参加くださいました。ご家族でのご来館が多いのもこの時期。親子でお話しながら展示を見ている姿を見ると、以前語り手の方がおっしゃっていたことを思い出します。「平和活動はだれでもできるのですよ。今日ここで見たり、聞いたりしたことをお家の方に話してください。あなたの思いもいっしょにね。それがあなたの平和活動です」。9月23日から企画展「戦争の中の子どもたち」「戦争と動物たち」が始まります。ぜひお越しください。
戦後80年、終戦記念日の本日、インターネットで検索し、住まいから近く戦争について知ることのできるピースあいちさんを訪れました。胸の鼓動が少しずつ早くなっていくのを感じながら、目をそらさず見ていくのに必死でした。「点と線をつないでいかなければ未来はない」という言葉が心に残っています。その時代があったからこそ今がある。そして、それをつなげていかなければいけない使命があるんだと感じました。(28歳)
私の思う平和は「みんなでおいしいごはんを食べること」!! みんなで「おいしいね」って言いあうことはとっても幸せ!! (17歳)
平和地蔵が千早にあったことを知っていました。いつも前を車で通り過ぎてしまうのですが、今日やっと訪館できました。戦争の怖さを改めて感じ、手紙等読んでいると涙が出ます。地蔵様が変わらずいらして、とても嬉しかったです。(60歳)
先日の中日新聞の記事「戦争体験の語り動画」の視聴を目的に訪問しました。過去に数回実際ここで聞く事はありましたが、興味深い内容があったので関心を持って拝聴しました。特に名古屋大空襲で名古屋城が焼失した内容は興味を持ちました。実際にその体験を目のあたりにされた方の証言は自分が知らないことが多く、貴重な“経験談”となりました。語り部の方も高齢になり、もう直に聞けなくなると思うと、今回のピースあいちの取り組みは非常に重要と思いました。(69歳)
中日新聞の加藤記者の講演を聴きたいと思い申し込みました。講演も良かったですが、久しぶりに館内展示を見ることができたのも良かったです。若いボランティアさんたちが多く、そのことに感心しました。対話してみたいです。今回の企画展示「学び舎から戦場へ」の初めの方に「織田信二郎」さんのお名前を見つけました。10年くらい前に亡くなられたと思いますが、生前にお世話になったことがあり、聴かせていただいた貴重なお話を思い出しました。(48歳)
ピースあいちの成立が分かってよかったです。戦争と平和を考えることの大切さも解り、今も世界にある戦争、過去の歴史をくり返さないためにどうしたらよいかも考える事ができました。
初めて来ました。途中、館内を説明されているのを一緒に聴くことができ、この戦争が加害国でもあるということがますますわかり、その事をかくそうと、なかったことにしようとする、そういう時代がとてもこわい。認めることからしか始まらないと思います。
終戦80年 TV等で、いろいろな事を感じ、「一度は行く」と思い来館させていただきました。私の父母の世代が昭和7~15年生まれの世代。なかなか当時のことをはっきりとは知らない(小さかったため)とのこと。父はすでに他界しており今では話を聞くこともできないが、戦争を体験した方々の話はやはりリアルである。また訪れたいと思います。(55歳)
戦後80年で80年前の日本のことを学べば学ぶほど、今起きている戦争と同じような状況や似ている状況がたくさん出てきて、平和とは何かが分からなくなる。戦争もいじめも差別も格差もない平和な世の中になりますように(18歳)
少しの小さい希望をあきらめずに信じ続けることが平和を生む。戦後80年、今の世の中もそうして続いてきた。これからは僕たちがつなぐ番だと思う。(16歳)
思っていたより小さな規模の建物でしたが、細かな展示資料が多くびっくりしました。また定期的に来たいです。(44歳)
加害の歴史も含めて展示している点がよかったです。また、「目をそらさないでください。これが戦争です」という言葉から、戦争及び平和について今一度考える必要性を強く感じました。(20歳)
「学び舎から戦場へ」を拝見しにうかがいました。当時もがきながら生きた少年たちの青春が垣間見えたような気がしました。(58歳)
語り継ぎの小澤さんのお話では、当事者の方がお話してくださるものとはまた違う角度で戦争と平和について考える事ができました。記録と手記などは残っていても、それを調べたり語り継いでいかなければ、戦争で亡くなった方の記憶は継承されないのだと思いました。(21歳)
名古屋の空襲が1回で終わらなかったこと、日用品が他の物に代用されていた事実、焼夷弾の構造や仕組みなど、資料館などに行かなければ知ることのできないことが分かってとても勉強になりました。(20歳)
大学の研究の一環として訪れました。戦後80年ということで、戦争経験の語りや語り継ぎをどのように次世代へ残すことができるのかに関心を持っています。ピースあいちの「リボン」の活動が、戦争を全く知らない今の若者へ伝えるに当たってとても良い活動だと思いました。戦争を知るに当たって自分のこととして考えなければ実感が湧かず、ただのお話に終わってしまいます。戦争は恐ろしいものだということをまずは感じてもらうことが一番だと思います。(20歳)