今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

 6月は沖縄慰霊の月です。この時期に毎年開催するピースあいちの沖縄展。沖縄の歴史から戦中戦後、そして今もアメリカ軍・自衛隊の基地の中にある沖縄の現状を伝えています。「沖縄には行ったことがあるけど、知らない事ばかり…」。中学生や高校生、大学生のみなさんも実物資料にふれ、“基地の街に暮らす”動画もしっかりみて、たくさんのメッセージを残してくださいました。

ひめゆり学徒隊や平和の礎だけではなく、琉球処分についてや当時の暮らし、ハンセン病などに苦しめられた人々の様子などについて知ることができた。今回兵士の死因について戦死した兵士がいることはもちろんですが、餓死、自決、青酸カリを飲まされ味方に殺されるなど、残酷な死に方をした人がいることを初めて知りました。当時の写真や展示があり、当時の様子を身近に感じることができました。黒塗りされた教科書も初めてみました。1ページごと塗られているのをみて、本当に戦争についてのことが消されたんだと知りました。今回は授業の一環として初めて訪れましたが、個人的にきて、じっくり資料を見たいと思いました。(18歳)

戦争について初めて知ったことが多く、今日はおどろいてばかりでした。特に沖縄戦について知る機会があまりなかったので、この時期に来れてよかった。(16歳)

沖縄戦のこと、そして現在の沖縄のことは何度まなんでも「学びすぎ」ということはないと、改めて感じました。(52歳)

1階の展示は、平和のあゆみと戦争の流れを並列して展示する方法がシンプルでありながら非常に効果的だと感じた。戦時下の動物に関する展示もとても良かった。2階では、名古屋が航空機産業の拠点であったことを初めて知った。全体として加害、被害の両方の歴史をバランスよく展示しており、またその中でも女性、子ども、老人、植民地出身者、障害者などにスポットを当てる記述が多いところがよいと思った。戦争に反対し平和を尊重する、まさに「市民による平和活動」の名にふさわしい展示であった。3階の企画展・沖縄展は、敵基地攻撃能力の保有等、タイムリーなトピックを重点的に扱っている点がよいと思った。戦争は決して過去の出来事ではなく、現在進行形で、それに反対・抵抗する必要があることを再確認する。充実した展示、興味深く拝見しました。(25歳)

僕は、小中高校と計12年間戦争について授業で学んだり、修学旅行で実際に沖縄に行きガマなど戦争に関する地を訪れてきました。大学に入学したら戦争についてやることはほぼないだろう思っていました。ですが、本日実際、ピースあいちに来館してみて改めて戦争について学ぶことができたことに加え、「戦争はぜったいに経験したくないものであり、あってはいけないものだ!!」と強く思いました。(18歳)

ピースあいちの存在をテレビで知っていました。今回故郷の沖縄のことをとり上げてくださっていると知り、夫に頼んで連れて来てもらいました。沖縄のこと、ピースあいちさんが寄り添ってくださり、心から感謝申し上げます。

琉球時代から沖縄になり、様々な試練を強いられ、戦争中はもとより現代も国の犠牲。いつになったら安息な時を迎えられるのだろう。(82歳)

2025年8月に平和展を開催予定のため、その企画準備と自身の学習のために訪問しました。また、今年は沖縄における出来事にスポットを当てることを検討しており、現在開催中の企画展を見学に来しました。まだまだ知らないことも多く、今後の平和活動を続けていくためにも自身のさらなる学習、研鑽の必要性を感じます。(48歳)

高校で習ったことや修学旅行で行った先で見聞きしたことが多かったけど、初めて見る資料や実物も多くて新鮮でした。焼夷弾を実際にさわって、穴の空いた天井を見て、改めておそろしく感じました。いくら想像していても実際に起きたことだと思えなくて、戦争の無惨さを感じました。

日本が核兵器禁止条約に入っていないのが不思議に思った。唯一の被爆国なのに日本が入らないでどうするんだと感じた。(17歳)

とても悲惨な絵や話があったけど、自分は逃げずに聞けました。戦争は本当に意味がない。(14歳)

想像していたものよりひさんで気持ちが良いものではなかった。きっと話を聴いていなければ、こんなものかときめつけて終わっていたのだと思った。外国ではまだ戦争は終わっていない。少しでも早く無くなり、手をつなげるようになってほしい。(13歳)