ボランティア全体会、4年ぶりに開催
ボランティア(ボランティア班)  吉田 稔

                                           
 

 ボランティア全体会が3月11日、ピースあいちで開かれました。コロナ禍の影響もあって4年ぶりの開催でした。

 最初に吉岡副館長が挨拶。
「ピースあいちはボランティアさんで支えられています。ボランティアの皆さんには、お当番やいろいろな班での活動、企画展の準備などに携わっていただいています。戦争体験を話す語り手さんに随行して遠方の学校に出向いたり、ピースあいちの来館者に展示ガイドとして戦争と平和について語ったりなど、大切な役割をお願いしております」と、ボランティアの存在意義を説明しました。

 今回の会は、久しぶりの開催だったこともあり、30人を超す参加がありました。特徴的だったのは、過去一年間に入会した人が参加者の半分以上を占めたことです。その中には母親と一緒に来た高校2年生もいて、希望は「語り継ぎをしたい」とのことでした。
 また東京空襲と岡﨑空襲を体験したという86歳の方は「これからは戦争体験の語りをしていきたい」と意欲を見せていました。

 このあと、自己紹介とともに、メンバーから、「実物資料に興味を覚え、資料班に入りました」「語り部体験談のDVD化に努力しています」「2階の展示説明の英語化の作業に参加しています」「会員登録の作業をしています」など、それぞれに参加している活動の報告をしてもらいました。またピースあいちを支えている20近くの「班」「委員会」からの報告もありました。

展覧会場の様子1

 

 ボランティア班としては、「今後、ボランティア全体会を定期的に開催すること」「展示のガイド養成講座を早急に行うこと」などを考えていますが、この日のボランティアの皆さんの前向きな姿勢を見ていると、ピースあいちを支えているのはボランティア、ということがよく分る「全体会」だったように思います。