今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

2021年も終わりです。続くコロナ禍の中で、ご来館いただいたみなさんからたくさんのアンケートをいただきました。また、多くの方が当番ボランティアにお声がけくださいました。ありがとうございます。戦後76年、日米開戦80年経ちますが、伝え続けることの大切さを感じます。来年もまたよろしくお願いします。

特別展の時だけ来ています。もっと日常的に来たいと思いますが、暇ができたときは体が動かなくなっています。戦争はいやです。苦しかったことを思い出します。多くの悲しみはもう見たくないという思いにかられます。多くの兵士の死は敵も味方もありません。犠牲者は民衆にもおよぶことを、写真を見て深く知ることができます。証言は一つ一つ違っていて、それぞれに生きる、それを絶たれた悲しみが表現されています。もっと時間が欲しいものです。現在岸田首相をはじめ自民党政権は、憲法を改定して戦争をやろうとしています。私たちはこの動きを止めなければまた戦争へと突き進むことになります。(84歳男性)

2階の写真コーナー「目をそらさないでください」の記載があった十数枚の写真には改めて衝撃を受けました。日本軍によって無残に虐殺された多くの中国人の死、この写真は私の心に深く残りました。(72歳男性)

久し振りにきました。平和への気持ちを長く持続・継続してくださって感謝しています。(79歳女性)

写真など多少は見たことがあるが、名古屋城の炎につつまれた写真とか、子ども、大人の生々しい写真は初めてで、ショックですが、あらためて戦争の怖さを思い知りました。(72歳女性)

私の祖母が名古屋城近くにあった指令室(?)で働いていたと聞きました。名古屋城が燃える姿も実際に見ていたようです。「内側へ崩れていった」と言っていました。名古屋城の燃える写真を自分も見て、これを祖母がどんな気持ちで見ていたのか考えさせられました。祖母の戦争体験の話は他にもあり、「爆撃から逃げる際に二又の道を反対に逃げていった人がみんな亡くなった」とか、「長靴の中に足が入ったまま落ちていた話(逃げている際に見たもの)」だとか。まだ祖母は生きているので、話を聞かなければいけないと感じました。(32歳男性)

祖父から戦争の話は聞いていたのですが、それを聞いたのはずいぶん前の話で、記憶が薄れていたため、今回話を聞けてもう一度祖父に話を聞こうと思いました。(19歳男性)

戦争は今では遠い存在であるため、こういった戦争に関する様々な知識を得る機会が少なく、今日は勉強になりました。戦争が始まった後、メディアの偏った情報が広まったということに興味を持ちました。(19歳男性)

テレビでは聞いたことがなかったようなお話や、見たことないような写真を見て、衝撃を受けました。グロテスクなものに目を背けたくもなりますが、戦争があった事実は目を背けてはいけないものであり、二度としてはならないものと、改めて感じました。今日、戦争というものが本当にあったのだと感じました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。(20歳女性)

ピースあいちで戦争のつらさ、切なさをかんじ、いまと比べて天と地ほどのさがあって、とてもおどろき、グロい写真もあり、気分がすこしもろくなったりしました。しょうい弾で家をもやし、やけのはらにされた時、とてもかなしい、つらい、そんな気持ちになりました。森下さんの話からは戦争の風景がうかびました。(11歳男性)

日本はいっぽうてきにやられていると思っていたけど、日本もかなりひどい事をしていてびっくりした。戦争のひどさを知った。戦争の時は、人はなにもとくをしないと思う。もう二度と戦争をやってはいけないと思った。(12歳男性)

小学生にも訓練などさせていたことを知ってビックリした。命のカベは見ていられないほど残こくな物ばかりで、あらためて戦争のおそろしさを知った。学校給食もしっそなものばかりで、今では考えられないことなのでびっくりした。下級生はオオバコなどを取らされていたり、ドングリをとることが宿題と、ありえないようなことを知った。(12歳男性)

午前9時からNHK/AMで被爆オリンピア・高田シズオと孫トシアキの写真展の話を聴きながら、この展示会をぜひ見に行きたいと思いました。絵本、日・中・韓の平和絵本には涙・涙でした。細かい字の本で読むことはできませんでしたが、絵本はすべて見ることができました。何ができるか、と問うことになりました。これからも、企画展は続けて下さい。(73歳女性)

「100人からのボランティアで支えられている」と聞きました。そんな場所が身近にあったら、私でもその100人のうちの一人になりたいなあと思って興味がわきました。たくさんの展示。もっとじっくり(休憩を入れながら)見せていただきたかったのですが、全体として市井の人たちの“戦争と平和”を垣間見た気がします。歴史を学ぶことは大切だと誰もが言いますが、誰の立場に立った歴史を学ぶのかがとても大切なんだなあと思いました。20世紀は戦争の時代だったかもしれないけれど、平和を求めてたくさんの人たちが取り組んだ時代でもあった――。これからもずっとそういう人の営みを歴史として積み重ねる一人でありたいと強く思いました。(57歳女性)

初めて来た時とても衝撃を受けました。私たちが知らなければならないこと、考えなければならないことが、まだまだたくさんあると気づきました。これからも見学させていただきます。これまで戦争の記録、記憶をつないでくださってありがとうございます。(23歳女性)

展示にみなさまの思いや愛情(平和への)が込められていることが伝わってきて、暗く深刻になりがちなテーマが逆に希望をもたらしてくれるような印象をもちました。(59歳男性)

戦後80年近くたちますが、自分が年を重ねる毎に20世紀の戦争の歴史をより深く知りたい、知らなくてはいけないと思うようになりました。現在の状況もとても危うい政治状況と思います。人間だけでなく動物たちの悲惨な状況もあらためて気の毒だと思います。忘れない事、伝える事、大切にしたいと思います。(66歳女性)

両親が満州からの引揚なのできました。よく聞いた話と同じようで、苦労がしのばれます。校庭でスケートをした事を話します。(69歳男性)

この施設をつくるための寄付に女性が土地と1億円を出されたことをきいて驚きました。内容はとても充実していて、学ぶことばかりでした。戦争への道、憲法9条をかえようという大きな動きがとても心配です。自分のできることを一つでも頑張らねばと思いました。(77歳女性)