ボランティア雑感◆「平和」への思いを胸に
ボランティア  大島 ゆかり

                                           
 
展覧会場の様子1

  

 私は、「ピースあいち」のボランティアをさせていただき一年程になりました。
 ボランティアのきっかけは、以前から活動している傾聴ボランティアで、戦争体験をお聴きすることが多く、一度「ピースあいち」へ見学にと、思っておりましたが、なかなか実現できずにおりました。
 そして、昨年からのコロナ禍で、傾聴ボランティアの活動が休止となり時間の余裕ができ、念願叶い見学することができました。資料や企画展を目にして、想像をはるかに超え、大変貴重な場所と痛感しました。
 見学後、ボランティアの希望をお伝えしたところ、温かく迎えていただき今に至ります。また同時に、私は声を出すことが好きなので、朗読で「平和」を伝える「ピースあいち」の朗読の会「オリーブ」にも、入会させていただき、素敵なお仲間にも出会うことができ、大いに刺激を受けています。 

 

 ボランティアの方々は、「平和」への意識が高く色々学ばせていただいています。
 また、見学にみえる方々からは、貴重なお話をお聞きする事も多く、とても勉強になります。
 私の両親は、戦時中満州で生活したと聞いていましたが、大変な状況で口に出せなかったのか、詳しい話を聞かないまま亡くなり残念に思っています。
 今後、戦争体験をお聞きするのも、だんだん困難になってくると思います。「平和」への思いを次世代につなげる重要さをつくづく感じます。
 これからも、「ピースあいち」で、出会う方々との一期一会を大切に、活動を続けさせていただきたいと思います。