今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

戦後76年目の夏。連日、たくさんの少年少女たちに来館いただいています。夏休みの宿題で熱心にメモをとっていた彼ら彼女らの目に、戦争の時代を生きた少女たちの姿はどのように映ったのでしょう。1日~15日には「夏の戦争体験を聴くシリーズ」を開催しました。コロナ禍のなか、会場は参加人数に制限がありましたが、オンライン配信で全国各地から視聴いただきました。(アンケートの最後にオンラインで視聴いただいた方からの感想も掲載しました。)

同じ歳くらいの子たちが学校へ行けず働かされていたり、女性の立場が今よりずっと低かったりと、今の価値観ではありえないことが当たり前とされていて、衝撃を受けました。このような世の中にまた戻らないよう、私たちが責任を持って、平和を保つための行動を取っていかなければならないと改めて感じさせられました。(14歳女性)

おざわゆきさんの漫画が好きです。当時の少女たちが、今の少女たちと同じような感情をもっていたことも自然に入ってきて、戦争の恐ろしさが実感できるので子どもたちに見てもらいたいです。(61歳女性)

今まで戦争について考えたことがなかったのですが、今回とてもわかりやすく説明してくださったので、いろんなことを知れました。(13歳女性)

金城学院の記事、市三(名古屋市立第三高等女学校)の記事は詳しくて、本当にびっくりしました。防空壕といっても、大きな爆弾に対して耐えられなかった、そんなものだったのかと悲しく思いました。手記や作文などよく集められ、読みやすくわかりやすかったです。(74歳女性)

こちらで語りをやっていらっしゃる方が、展示を見ているときに話しかけてくださり、とても親しみやすい場所だなと思いました。(14歳女性)

少女から見た戦争という視点が目新しく、戦争の悲惨さを再確認することができました。(28歳男性)

戦時の実物の物が見れて良かった。ネットの画像検索ではあじわえないものがあった。(15歳女性)

初めて来ました。中高生でも読みやすいように工夫されているという印象です。夏休みの研究のためか、一生懸命メモをとっている中高生が多かったことに感銘しました。次の世代へ平和の尊さを伝えなければと改めて思い知らされました。(50歳男性)

心に残る言葉をありがとうございました。津田さんの語られたお言葉は忘れないと思います。(48歳女性)

今日は中3の娘が社会科の夏の宿題で戦争について調べる必要があり、来館させていただきました。私の母は今年80歳で、過去の戦争の話を尋ねたことはありましたが、5歳程度だったということ、あまり呼び起こしたくない記憶ということで多くを語ることがなかったので、今日は貴重なお話が聴け、改めて平和、憲法の大切さを考える機会となりました。(47歳女性)

戦争体験者の講演をきいて、大変参考になりました。語り手の方が少なくなるのは仕方ありませんが、こういう内容は若い世代に伝えていきたいと思います。私はほぼ毎年この盆の時期にきていますが、いつも心にしみています。今の平和な時代がつくづく良いものと痛感しています。(81歳男性)

子どもたちと一緒に来館しました。自分も小学生の頃、父親と8月6日に広島に行ったことを覚えています。子どもが「どうしてここに来たの?」と聞きました。一言では答えられず、わが家でゆっくり話したいと思います。加害の歴史も含めて展示について、訪れるたびこの事実から目をそむけてはいけないと勇気のようなものをもらえます。(39歳男性)

私は名古屋市出身で名古屋育ちですが、あまり名古屋の戦時中について知りませんでした。今日、展示物や体験者の方のお話を聞いてとても勉強になりました。次回来るときは、家族も連れてきたいと思いました。(23歳女性)

駅でチラシを見てきましたが、とても300円で鑑賞できるような内容ではなく、非常に中身の詰まった展覧会でした。(25歳女性)

母が豊川海軍工廠で学徒として働いていて空襲にあいました。今91歳。今回の企画展と同世代でしたので、初めて訪れました。豊川にある「平和公園」は工廠に特化していますので、「ピースあいち」はとても充実していると感じました。(62歳男性)

夏の企画展「少女たちの戦争」をみせていただきました。(現存する名門高校は、当時より必死に頑張ってくれていたことを改めて再認識させていただきました)。涙なしではみられませんでした。15年戦争と並行して10代~20代(青春時代)を過ごされた方は、本当に本当にかわいそうというしかない。特に軍需工場へ強制動員され、命を落とした人、そして、慣れない仕事に大切な手指を切断してしまった方、どうして償うことができるのでしょうか。このような犠牲のうえに、現在があること、平和の大切さを再認識したい。(77歳男性)

少女たちの戦争ということで、孫たち(中3、小6の女子)にこのおろかな戦争のことを知ってもらいたくてつれてきました。みているうちに胸がつまり、苦しくなるのをおさえられません。中3の孫も、悲しみと苦しみの葛藤の中にいると言っていました。(76歳女性)

自分たちは今、名古屋空襲について学んでいます。なぜ全国的に名古屋空襲は知られていないのか。もっと知ってもらいたい!その心を持って学んでいます。そして知ってもらったらもっと広めたい!(17歳男性)


「2021年夏の戦争体験を聴くシリーズ」オンライン参加の方から

戦争でもコロナでも、何が一番大切な事なのか、何を無くしてはいけないのか、純粋な気持ちで物事を見る事、見抜く事が大切だと改めて感じました。そんな気持ちを子だもたち、孫たちにどう伝えていけばよいのか。考えさせられました。

腹話術で子どもに語りかけるような感じで語っていただき、とてもわかりやすく良かったです。 匂いの話やお骨の写真から、どんな生活をされていたのかなど、想像力がとても大切だと思いました。 アブチラガマに10数年前におじゃましたことがありますが、もう一度行きたいと思いました。

ペリリュー島での戦争体験はあまり聞いたことがなかったので、とても貴重な時間になりました。40人生き残ったけど、降伏するかしないかの時に上官が首を切った話は、とても衝撃的でした。

先日初めて娘とぴーすあいちにうかがい、チラシをいただいての参加です。オンラインとの平行進行で、青木さん及びスタッフの方々はやりにくさもあったかと思いますが、自宅からの参加の機会もいただき気軽に参加することができました。ありがとうございます。

戦争体験者の方の貴重なお話を聞けてとても良かった。さらに、戦争への理解が深まるいい経験になりました。

資料が充実していて、わかりやすかった。音声も聞き取りやすかった。

むかしは食べ物が不足だったことが勉強になった(子供)

お話と同時にたくさんの資料を見れて理解しやすかったです。 名古屋が空襲で廃墟と化したことは、昔学校の教師などの余談から時々聞いていましたが、今回改めて森下さんの体験談を聞けて良かったです。 また、焼夷弾が美しく見えた話を聞いて、どことなく恐ろしさも感じました。 自分の住んでいる町が戦時中と今とは想像もつかないくらい様変わりした事実が、埋もれることなく未来まで語り継がれることと、平和の大切さを失われないことを忘れないように生きていきたいと思います。

できれば8月以外にも今回のように戦争の体験者のお話をきくようなイベントがあればいいなと思いました。