シャモニ-・モンブランと氷河の村サースフェー10日間 ボランティア 東野 裕子
6月下旬からスイスへ出かけた。私は初めてのスイスなのに、一緒に出かけた9人の仲間の多くは二度目のアルプスであった。スイスといえばマッターホルンーシェルマットであるが、そこは行かず西ヨーロッパ最高峰シャモニー・モンブランをしっかりと味わった。お花畑の中でのハイキングをした。10日間全て晴天で、毎日毎日、3・4時間は歩いた。青い青い空と、真っ白なアルプスの山々、美しくかわいい野の花々…。今でも目に浮かぶ。

サンモリッツ・ハイジの里
エーデルワイズに迎えられたサンモリッツ・ベル二ナアルプスの三つの湖を見ながら歩く。山また山、氷河の湖、小さな教会、みみな草、さんぽうげ、のこぎり草…世界のアルプスに来てトレッキングをしているのだ。
スイス国鉄でハイジの里・マインフェルトへ行った。ハイジの里は葡萄畑が美しく、背景はアルプスの山、近くには牛さん達。まさにハイジの世界であった。
サースフェー・氷河の村
スキーのメッカ、周囲を氷河に囲まれた村サースフェーは、シンプルであった。モンテローザが見えるミッテルアラリン観光は、ロープウェーと世界一高い所を走る地下鉄と乗り継いで展望台に行った。標高は富士山より高い。
スタンシーマットマーク湖も広くきれいだった。早朝に案内された小動物マーモットとの出会いも忘れ難い。
シャモニー・モンブランの展望
白い山モンブラン、山頂は4810m。頂上はフランスとイタリアの国境に位置する。4000m近くまでケーブルで登る。そこでしっかりと周りのアルプスの山々を見る。もう一度ケーブルで2000m位まで降りる。そこから標高1000mのシャモニーまで下山した。標高差1000メートルを約4時間、モンブラン山都のパノラマを少し楽しみ、あとはひたすら下山。登りもあって、よく元気にシャモニーの町まで着けたと思った。
10日間で感じたこと
70歳にして、よく毎日歩けたものだと自分の体力に少しだけ自信をもった。
小さな国スイスが戦争にまきこまれていないのは、永世中立国という国の立ち位置がしっかりしているのだろう。
スイスの高校生に平和のシンボル「折り紙のツル」を渡したことも心残っている。