今月の「ピースあいち」◆来館者アンケートより           
   



5月末、ボランティア力をあわせ、床のワックスがけと2階展示室の害虫駆除(バルサン)を行いました。いつもピカピカの床でみなさんをお迎えしたいと年2回行っています。
開催中の「沖縄戦と日本軍」。70年前、地上戦となった沖縄戦。日本の軍隊は‥そして住民は…本土とは異なった沖縄戦の実相が浮かび上がります。今月の来館者アンケート、ご紹介します。

■アンケートより

沖縄戦が3カ月弱だったこと、沖縄が捨て石にされたことをあらためて詳しく知ることができました。70年たった今、また同じことが繰り返されようとしています。阻止しなければならないと強く感じました。(48歳男)

「沖縄戦と日本軍」の展示を見て…。沖縄戦の実相を知れて良かったです。戦争は、人の心までうばう恐ろしさがあると思います。沖縄の方の現状を知ると「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」を大切にしたいし、沖縄に行って沖縄戦体験者の話を聞きたいです。戦後70年、二度と戦争をおこさないために憲法九条を守りたいです。(29歳男)

沖縄で戦死した祖父のことを調べていて「ピースあいち」を知りました。戦争を知らない世代には貴重な場所だと思います。

5月に沖縄・糸満・南風文化センターへ行ってきました。愛知県に住んでいると戦争は遠い昔の事のように思われがちですが、沖縄はまだまだ本当の終戦がきていないのを感じました。

沖縄戦の企画展を見に来ました。正しく若い世代にも伝えていく大切さが伝わってきました。多くの方に見てもらいたいです。(34歳女)

私、外国人ですけど、広島、長崎にも行って、せんそうのキロクをいっぱい見てきました。時々「ピースあいち」の名を見た事あったが、こんなに立パなしりょうかんだと来ておどろきました。わかい人にもピースあいちの思いが伝わる事、世界の平和とともに願ってます。*私ペルー生まれの外国人。ペルーにおきなわの人もいっぱいいて、その「おきなわ」をきっかけできました。(42歳男)

沖縄戦―一般的に本土の「捨て石」という言葉は知っておりましたが、これ程のものかと実感いたしました。今、安倍氏が声高らかにいっていることに対し「何を」、と。戦争は絶対いけないと再認識をいたしました。(63歳男)

父や母(共に故人)から戦争の話をよく聞きました。戦地へとかり出された父はあまり多くを語らず、自分の身におこったことのみ話すだけでした。きっと話したくなかったのだと思います。母は、乳のみ子(姉故人)をかかえ、老親をつれて逃げまわった日々、食べる物も着る物もなかった苦しかった生活を語りながら「今は何でもあるし、手に入るし幸せだ」と言いつつ、昨年、95歳の生涯を閉じました。近い将来起こるかもしれない戦争を見ることなく良かったとつくづく思いました。(65歳女)

沖縄へは、仕事でも行きますので、平和祈念資料館、対馬丸記念館を見学しました。名古屋にも資料館があることを知り、見学に来ました。(61歳男)

以前から一度来てみたいと思っていました。シツっこく、「平和の重要さ」を訴えてください。戦争は、人殺しです。憲法9条の条文はそのままなのに、それを否定するような最近の動きに恐怖を感じています。(71歳男)

高校の教師をしています。「今の若者は…」と思いきや、生徒はホントに素直で、ヤンチャで、感じやすい子たちです。この子たちに、いかなる理由があっても人殺しをさせることになってはならないと思います。そうさせない教育をするのが、自分のつとめだと信じて、日々働いています。私がこうして涼しい部屋にいる一方、日本のみならず世界中で、ジャングルで銃を持たされている若者がいる。反政府軍に捕えられ、実の親を殺させられ、恐怖支配されて従軍している子ども兵がいる。大義の名のもとにされる空襲で死んでいる一般市民がいる。いたたまれなくなります。私は、どんな理屈があっても、人殺しの手伝いをする国の一員ではいたくありません。通りすがりに寄ったのですが、来て良かったです。(42歳女)

私は広島出身なので、広島の原爆については、その悲惨さを幼いころから学んでいました。しかし、他県の戦争被害についてはまったく知らず、愛知県でも多大な空襲の被害があったことも最近になって知りました。私のように戦争を知らない若者に戦争の悲惨さと平和の大切さを伝えるためには、ピースあいちさんのような存在は必要だと思います。日本の被害の歴史とともに加害の歴史も学びたいと思いました。(20歳女)

戦争時代の記憶を記録に残し、後世に伝える活動をしています。デジタル化し、富岡ふるさと会館にHPを開設し、子どもたちに平和の大切さを伝えていきたいと活動している者です。戦後70年企画展の開催を8月に予定しているため、参考にさせていただきたいと思い来館しました。すばらしい展示方法と内容でとても参考になりました。今だからまだできること、やらなければとの思いで共感でき、本館の活動の今後の充実を期待しています。(64歳男)

教科書で習った以上の深い内容がぎっしり詰まっていて、いろいろな歴史が知れた。写真や当時の人の話など胸が苦しくなった。やっぱり戦争はいけないことだと思ったし、今の時代が本当に恵まれた時代だと感じた。今日本で戦争はないけど、日本だけでなく他の国でも戦争が減っていけばいいなと思った。(15歳女)