今月の「ピースあいち」◆来館者アンケートより
戦後70年、2015年の年が明けました。年明け早々から、「授業で聞いて」と大学生の方々、小・中学校の校外学習の子どもたちの来館が続いています。「戦争の記憶」を伝えよう、語りつごうー。今年も「ピースあいち」をよろしくお願いします
■アンケートより
戦争があったっていう過去は変えられないけど、今、これからの未来は絶対に戦争してはいけないと思った。よく戦争の映画とか見たけど、今日、本物の戦争を知ることができました。(14歳女)
今まで習った戦争のこととは違う方向で見学することができました。当時の子どもの状況、今では考えられないくらいひどいものです。戦争は二度と起こしてはならない、そう強く思いました。八木くんのおじいちゃんの体験談は本当に貴重なものであると思います。私たちも次世代に語り継いでゆくべきだと思いました。(19歳女)
今回初めて「ピースあいち」に来て、知らなかった名古屋の戦争を初めて知ることができました。東京の次に名古屋で空襲があったことには、本当に驚きました。名古屋に軍需工場があることが理由だと聞いたときは、納得がいきましたが、空襲がこれ程大きなものだということには驚きが隠せませんでした。また、広島・長崎に投下された爆弾が、春日井に試験的に投下されていたことは知りませんでした。もしかしたら、愛知にも広島・長崎と同じようなことが起こっていたかもしれないと考えると、原爆がすごく身近に感じました。(21歳女)
まず、「ピースあいち」が自分の住んでいる近くにあることを知らなかったし、今日見学することができてよかったと思っています。名古屋空襲のことは、あまり知らなくて、今日写真や資料を見て、実際名古屋でこんなことがあったのかと印象に残りました。また、展示物をさわらせていただいたりとよい経験ができました。ガイドの方の案内もわかりやすく、もっと戦争について詳しく知りたいと思いました。もっと多くの人に「ピースあいち」を知ってもらいたいです。(21歳女)
知っているようで、知らないことだらけで、名古屋での戦争について学ぶことができました。地元で実際に起きた戦争についてお話を聞くことができて、戦争を身近な存在に感じました。東山動物園の動物たちも殺されていたことに、衝撃を受けました。被害を受けたのは、人間だけでなかったこともわかりました。(20歳女)
名古屋空襲の写真パネルを多く見れたことで、今私が住んでいるこの場所でも、戦争が起こっていたんだという実感がわきました。今まで、広島・長崎で資料館に行きましたが、どこか遠いところで起こっていたという認識が抜け切れていなかったことに気づくことができて本当によかったです。展示品などもこの名古屋のものだろうと思うと、その人たちの当時の様子もよりリアルに感じ思うことができました。印象に残ったのは、小学生の子がおじいちゃんに聞いたパネルです。当時そのままの様子なども、経験した本人の話は本当に威力が全然違うなと感じました。(20歳女)
東京大空襲や広島・長崎の原爆に目がいきがちですが、私たちが住む名古屋も日本で2番目に多く空襲を受けた都市であること、その時に当時の人々がどのような暮らしをしていたのか、もっと知っておくべきだなと今日感じました。ただ写真を見るだけでなく、お話をうかがいながら見学することで、さまざまな知識を知ることができ、とてもよい経験になりました。(21歳女)
ナガサキやヒロシマだけでなく、地元名古屋にも戦争の被害が大きかったことを改めて知ることができました。3階の小学生とおじいさんの戦争の話が一番印象に残りました。自分の祖父も戦争中は名古屋に住んでいたけれど、戦争や空襲の話はほとんど話したことがなかったので、もったいなかったなと思います。私が小学生の時、遠足で東山動物園に行ったのですが、「ピースあいち」に行ってもいいのでは、と思います。(20歳女)
今日「ピースあいち」に来るまでは、どんな施設なのか知らなかったのですが、今日来たことによって、愛知にこんな施設があるのだ知りました。市の建物ではなく寄付金でこの施設をつくったことがすばらしいなと思いました。(20歳女)
貴重な資料を拝見しました。“かつての道を再び”の昨今、できましたら多くの人々が触れて、絶対に戦争に巻き込まれたりすることのないように願います。戦争は、破壊、殺人。「正しいことを他の国より先に言った」戦争放棄をうたう九条を死守したいと思います。平和が世界の希望です。おかざき九条の会で毎年講演会をして訴えています。八木君のインタビューとてもよかった。ぜひ本にしてほしいですね。(72歳男)
戦争のことが詳しくわかった。空襲で亡くなった人の写真がひどくて印象に残った。「おじいちゃんの話」は、リアルな戦争の話が書かれていて、教科書にはのっていない真実な現実が生々しくて心にきた。昔のものも、今は歯磨き粉はチューブだけど、本当の粉でびっくりした。シャンプーも粉で、想像ができなかった。(20歳女)
本などで戦争の話は知っていたけれど、実際戦争経験者から話を聞いて、本で見るよりも、もっとひどく苦しいものだと感じました。(14歳男)
展示品がとても多く、興味がわくようなものばかりで時間が足りなかったです。また、きかいがあれば2回目も来たいです。(14歳女)
最近の選挙で投票率が低く、とても恐いと感じました。それを感じた前と後では、ここに来て感じるものも大きく違います。戦後70年も平和が続いている国は珍しいということは、逆に自分たちの世代がそれを忘れれば、もう一度戦争が起こり得るのだと強く実感しました。恐ろしくなりました。「ピースあいち」の方々は、とても優しく教えてくださいましたが、それと同時に、言葉がとても重く、今の平和に貴重さを感じました。知ることの大切さを知りました。今日ここに来て心からよかったと思います。(21歳男)
大刀洗(平和記念館)へも行ってきました。「風立ちぬ」「永遠のゼロ」の中の中島飛行機が名古屋と知り来てみました。空襲5回とは知りませんでした。よくまとまっていると思います。(54歳男)
最近の国内の動きに危機感を抱いています。亡くなった両親から戦争について聞かされていますから、戦争について次の世代に継承しなければならないのでしょうが、戦争を知らない政治家の発言に恐さを感じる日々です。貴館の方々の努力に敬意を表します。(61歳男)
戦争の事実、悲惨さをより感じられました。2階の15年戦争の説明はよく読ませてもらいました。テーブル上のパネルは本として読むべきだと思いました。素材についての説明がほしかった。3階の「おじいちゃん…」はわかりやすくてよかったです。1階の展示で現代の戦争の多さに慄然とします。どうして戦争になってしまうのか、これからも勉強したいと思います。(64歳男)