これからの催し
企画展「戦争と若者―断ち切られた命と希望」
開催中
8月31日(日)までです。ぜひお越しください。 3階展示室
入場料 大人500円 小中高校生200円(入館料を含む)
開催期間中の休館日は月曜日

展示のようす
上2点:第1部 きけわだつみのこえ―戦没学徒たち
中2点:第2部 女学生たちの悲劇―豊川海軍工廠
下:第3部 戦没画学生の絵―無言館より
人々の記憶の中で戦争は過去のものとなり、映像で見る戦争の姿は見る人に痛みを伴わなくなりました。
かつて戦争においては、兵士が海外に動員されただけでなく、すべての国民が戦争に駆り立てられました。国家総動員法です。
その中で、10代の小中学生や高校生、大学生たちも戦争に巻き込まれ、命を失いました。この企画展は、戦争と若者をテーマにしています。
70年前の若者たちが残した遺品の前に立ち、声なき声を聞き、姿なき姿に思いを巡らせてみましょう。今、日本が「戦争できる国」になろうとしている時に、かつて戦争のなかで、若者たちを襲った運命とはどのようなものだったのか、何を想っていたのか振り返りながら…
『断ち切られた命と希望』公式ツイッター
https://twitter.com/peaceaichi
展示内容
第1部 きけわだつみのこえ-戦没学徒たち(わだつみのこえ記念館、上原良司家、中央大学大学史編纂課、ピースあいち所蔵品より約40点、及び解説を展示)
第2部 女学生たちの悲劇―豊川海軍工廠(立命館大学国際平和ミュージアム、豊川市桜ヶ丘ミュージアム所蔵品より約30点、及び解説を展示)
第3部 戦没画学生の絵―無言館より(戦没画学生慰霊美術館無言館所蔵品より9作を展示)

展示
「15歳の語り継ぐ戦争-金城学院中学生の壁新聞と平和かるた」展 開催中
8月31日(日)まで 2階プチギャラリー
※入館料のみで観覧できます。
金城学院中学校3年生の総合的な学習の時間のテーマは、『平和を実現する~そこには人がいる』です。
3年生は広島の修学旅行で、「戦争を体験した方から実際にお話をお聞きすることのできる最後の世代」としての自覚を深くし、平和新聞を作成しました。
昨年の3年生はさらに、「平和」を考えながら「かるた」を作成しました。
peace nine展2014
9月9日(火)~27日(土) 3階展示室

昨年の展示

ポスター
ごあいさつ
peace nine 展は第一次安倍内閣のもと国民投票法が成立された年、2007年より始まり、今年で8回目を数えます。平和憲法と呼ばれる九条が危機的な状況にあるなか、大学の内部の若い世代に向けて、同じく若い世代からの、また様々な世代の作家の様々な切り口の表現を見てもらうことによって、「平和」についてさらに考える機会にしたいと願い、継続して参りました。
この展覧会では、私たち個人が感じる、または考える「平和」について、美術の分野からその想いを発信したい。そう願い、九条にまつわる論議よりも、個人がどのように「平和」を捉え、どのように自分なりの表現をしてゆくのかということに重きを置き、制作をしています。表現者たちからは多角的に捉えた「平和」について、真剣で、熱い言葉が紡ぎ出されています。
憲法の理念と共に、出品者ひとりひとりの「平和」への想いが、御覧下さる皆様のこころの内に響くことを願って。
名古屋芸術大学 peace nine 実行委員会
ピースコンサート―名古屋二期会のメンバーによる歌声
9月20日(土)午後4時30分~ 1階交流スペース 参加費無料

ちらし
モーツアルトのオペラから「重唱」をいっぱい集めてみました。そして「枯葉」や「赤とんぼ」など秋のうたもいっぱい。コミックな曲、ホロッとさせる曲…みんなの知っている歌がいっぱいのコンサートです。
>出演者:名古屋二期会アンサンブル研究会
天野瑛二/石黒廣城/鎌田哲/小出隆雄/夏目久子/橋爪圭子/畑裕子/水谷智香
ピアノ伴奏 都築彩子
映像による学習会(映画上映会)
ピースあいちでは、毎月第2土曜日の午後4時30分から映画上映会(映像による学習会)を開いています。参加費は無料です。
9月の上映会は9月13日(土)16:30~ 1階交流スペース
「西部戦線異状なし」(1930年・アメリカ)上映時間100分
映画史に残るアメリカ戦争映画の名作。第1次大戦がはじまってまもない、ドイツのある町。群衆の歓声に送られて、戦場へ向かう大部隊が進軍してゆく。学校の教室では、老教師が生徒に愛国心を説いていた。情熱に駆り立てられた若者たちは、ただちに出征を志願するが、前線は飢えと死の恐怖だけの毎日だった……。
ポール(リュー・エアーズ)は、内務班に配属され激しい訓練を経て一人前の兵隊になっていく。戦場へ送られた生徒たちは次々と戦死していく。ポールは、同じ穴に飛び込んできた若いフランス兵をとっさに刺殺する。彼のポケットから彼の妻子の写真が落ち…
原作は、エリッヒ・マリア・レマルクが第1次大戦中の自らの体験をもとにして書いた同名の長大な記録小説。
この小説が発表された当時も日本では検閲によって、なまなましい戦闘シーンを始め、ポールがフランス兵の死体と一夜をすごすシーンや、帰郷したポールが学校で反戦的な事をのべるシーンなど、戦争の実態を描いたシーン及び戦争批判の箇所がことごとくカットされた。映画も、日本の公開初日には長蛇の列に憲兵の目が光っていたという。
監督:ルイス・マイルストン
出演:リュー・エアーズ、ウィリアム・ベイクウィル、ラッセル・グリーソン、ルイス・ウォルハイム他
お知らせ・ご案内
ピースあいち夏の休館日
9月1日(月)~9月8日(月)
ピースあいち・秋の戦跡めぐりツアー2014
今回の「戦跡めぐり」は、三重県の鈴鹿から桑名方面を予定しています。ぜひご参加ください。詳しい内容・申し込みはピースあいち(052-602-4222)まで。
と き 10月19日(日)
参加費 5000円程
*昼食は伊勢若松・活あなご料理「魚長」です。
*現地での案内は、三重県歴史教育者協議会の岩脇 彰さんにお願いしています。
戦跡班では準備のため、8月7日に下見をしてきました。
鈴鹿市に残る陸軍コンクリート掩体(えんたい)―日本の軍用機を米軍の空襲から守るために飛行場の近くにつくられた格納施設(シェルター)、鈴鹿海軍工廠の火工部の工場跡、菰野町の陸軍特攻用飛行場の指揮所(前野記念公園に残る半地下式コンクリート製の壕2基)、四日市市にある小学校の奉安殿(ほうあんでん)、桑名市長島町の国道1号線 長良川に架かる伊勢大橋(1934年竣工)の被弾痕など…。
詳しいスケジュールは検討中です。

左:海軍工廠の発射場の的 中:陸軍コンクリート掩体 右:陸軍特攻用飛行場指揮所
ピースあいちボランティア募集
ピースあいちでは現在90人近くのボランティアが、開館時の受付・案内などの当番、展示やイベント企画など行っています。当番は、月1~2回。年齢は20代から80代と幅広い方がボランティア活動に参加しています。
詳しくは、ピースあいちへ ℡052-602-4222

『語り継ぐ私の戦争体験』第二集
ピースあいち語り手の会が「語り継ぐ私の戦争体験」第二集を発行
中国戦線の戦場体験をはじめ、従軍看護婦、学童疎開、名古屋空襲、勤労動員、原爆体験などと合わせ、戦争末期の二つの巨大地震(東南海地震・三河地震)の体験記録を掲載しました。
問い合わせはピースあいち 電話:052-602-4222へ

ピースあいち缶バッジ (直径38ミリ)
ピースあいちの缶バッジ
新しい図案の缶バッジ好評発売中です。
1個100円です。
ピースあいちでは、
・ピースあいち見学会ガイド案内
・戦跡めぐりのご相談
・パネルの貸し出し
・語り手の派遣
など行っています。ご活用ください。
ご案内ちらしはこちら