催し物案内・お知らせ

「フェアトレードってなに ?」パネル展
11月19日(火)~30日(土) ピースあいち3階展示室
主催:ケツァールの会

ケツァール(鳥)のぬりえ(展示物とは異なります)
フェアトレードという言葉、最近耳にすることありませんか?
なぜ先進国と云われている国の人たちだけが、さまざまな商品を安く手に入れることができるのでしょう?安さの背後には、弱い立場の国の人たちの貧困や児童労働が見え隠れ・・・。これらの問題を、この世界から少しでも減らしていくひとつの手段がフェアトレードです。展示をご覧になって、その意味を知っていただく機会になればと思います。
展示内容
☆フェアトレードの歴史 / フェアトレードの定義 などの紹介
☆メキシコのコーヒー農家の協同組合におけるフェアトレード活動実例紹介
☆名古屋におけるフェアトレードタウンをめざす活動内容の紹介
関連イベント
おいしいコーヒーの淹れ方 ―コーヒーマイスターが教える―
11月23日(土)午後1時30分~3時 ピースあいち1階交流のひろば
定員:30名 (申込み 先着順) ※但し、空きあれば当日もOK
講習料:300円 (コーヒーとお菓子付き)
*フェアトレード商品の販売もあります。
「私は伝えたい・風船爆弾がつくられていた」-風船爆弾を語り継ぐ
椙山女学園高校・大学生作成のラジオ番組発表会
11月30日(土)午後2時30分~4時 ピースあいち1階交流のひろば
主催:椙山女学園高校放送部/椙山女学園大学 栃窪研究室
協力:ピースあいち

旧日本陸軍が戦時中に開発した幻の秘密兵器・風船爆弾は、全国各地で女学生が製造に従事した。しかし秘密兵器のため残された資料は少なく、終戦から68年が経過、いま歴史の闇に消えようとしている。こうしたなか椙山女学園高校放送部と椙山女学園大学栃窪研究室は、戦時中に風船爆弾を作っていた卒業生(当時の女学生)3人の証言インタビューを独自に取材し、風船爆弾の事実を伝えるラジオ番組(7分×2本)と映像作品(18分)を制作した。
風船爆弾とはどのような兵器なのか、当時の女学生はどんな思いで風船爆弾の製造に取り組んでいたのか。
●高校・ラジオ番組の上映
●大学・映像作品の上映
●意見交換会・まとめ
作品を制作した高校生・大学生から/風船爆弾づくりを証言した卒業生から/椙山女学園高校での平和教育実践の報告/会場の参加者から
中日新聞・東京新聞(2012年12月21日)掲載記事より
戦時中の生徒製作証言 「女学校で風船爆弾」
戦時中に旧日本軍が偏西風に乗せて焼夷弾(しょういだん)などの爆弾を米国まで飛ばした風船爆弾。椙山女学園高校(名古屋市千種区)の放送部生徒十六人が、当時、実際に学内で作った先輩の証言を集め、ラジオ作品を制作している。学園史などのわずかな記録が頼りだったが、研究者の協力を得て秘密扱いだった作業の様子を聞き取った。 (中村禎一郎)
今月十四日、放送部長で二年の岡地里紗さん(17)ら十人が学校で、名古屋市北区の井上寛子さん(82)と堀井須美子さん(82)=当時二年、守山区の徳田百合子さん(81)=同一年=にマイクを向けた。
「秘密兵器を作るって説明されたのよ」。三人は記憶の扉を開けた。当時の教師の説明は「これができれば戦争に勝てる」「作業をすることは家族にも絶対言わないように」だったという。
風船爆弾作りが学内で始まったのは一九四四年十二月。翌年三月まで、一、二年生の百二十人ほどが携わった。体育館と屋内プールを覆った床の上に集まり、空気が入らないように和紙を三重に張り重ね、半球形に作り上げた。
「国のためという思いだったわ」。共通の思いだが、今は「勝てるはずのない戦いだったのに…」と複雑な気持ちをのぞかせる。岡地さんは「風船爆弾がどんなふうに作られていたのか疑問がかなり解けた」と話す。
放送部は二年前にも、風船爆弾作りをテーマにした作品に取り組んだ。証言者にたどりつけず、学内での製造に深く迫ることはできなかった。
風船爆弾を長く調べてきた椙山女学園大付属小の元校長中村太貴生さん(68)が後押ししてくれた。中村さんは今年二月、住所が分かる四四年度の一、二年生計百人に質問書を郵送。二十二人から「気球(風船)作りをした」との証言を得た。
それまで中村さんに、爆弾作りを認めた当時の女学生は一人だけ。「そんな話は聞いたことがない」と答える人が多かった。かん口令が敷かれていたかもしれず、調査対象を広げるため、同窓会にも協力してもらった。
放送部の岡地さんらは別に八月から、先輩が果たせなかった証言にたどりつこうと、続編の構想を練り準備を進めていた。中村さんの調査進展の知らせもあり、当時の女学生から証言を録音することができた。
作品は来年五月までに仕上げる。岡地さんは「一所懸命に大きな爆弾作りをしたという当時の学校生活に驚いた。かん口令がどう敷かれたかなどを伝えたい」。中村さんも「証言できる人が年々少なくなる中、生徒動員の実態を少しでも正確に記録できれば」と話している。
<風船爆弾> 旧日本軍の兵器。和紙製の直径10メートルの風船部分に水素を入れて上空1万メートルに上げ、偏西風に乗せて爆発物計35キロを米国まで75時間かけて飛ばした。放たれた9000個のうち361個が米本土に到達。米国側の犠牲者はオレゴン州でピクニック中に落ちていた気球に触れて爆死した6人。明治大平和教育登戸研究所資料館によると、戦時中は全国の軍需施設や学校で風船爆弾が製造されたが、詳しい施設数は分かっていない。

「語り継がれる戦争~椙山女学園中学・高等学校の平和教育」
11月30日(土)~12月25日(水) ピースあいち2階プチギャラリー
中学での沖縄修学旅行・戦争の聞き書き、今年で35年目となる高校の長崎修学旅行などが
行われている椙山の平和学習。現地で実際に見ること、体験者から直接話を聞くことによって、
生徒たちは「戦争」「平和」への意識を確実に変化させていきます。
そんな椙山生たちのレポート等を展示します。

「モノが語る戦争とくらし」
―第3回ピースあいち寄贈品展
12月5日(木)~12月25日(水) ピースあいち3階展示室
モノは一言も喋りませんが、意外に多弁でそれを使用していた人の意を介して語ってくれます。戦争中、使われた貴重なモノ― ピースあいちにはたくさんの寄贈が続いています。
今回は2011年9月から2013年7月までに寄贈されたモノを「軍隊生活」「国民生活」にわけ、展示します。

昨年のピースあいち年末祭
もちつき リース作り
ピースあいち年末祭
12月8日(日) 午前11時~午後4時 入館料無料
太鼓演奏/もちつき/木の実のリースづくり/コーヒーコーナーなど
映画上映会(映像による学習会)
ピースあいちでは、毎月第2土曜日の閉館後に映画上映会(映像による学習会)を開いています。参加費は無料です。
11月の上映会は
11月9日(土)午後4時30分~ 1階交流のひろば
「一枚のハガキ」(上映時間114分)
監督・脚本:新藤兼人
出演:大竹しのぶ 豊川悦司 ほか
新藤監督が映画人生最後の作品として、自身の戦争体験を元に撮影された作品。
第35回日本アカデミー賞 優秀監督賞・第54回ブルーリボン賞 監督賞
戦争末期に100名の中年兵士が召集された。松山啓太ら兵士100名たちは上官のくじ引きで赴任先が決まる。くじ引きが行われた夜、フィリピンに赴任が決まり、生きて帰って来れないと悟った森川定造はハガキを読んだことを妻に伝えて欲しいと、妻・友子から送られた1枚のハガキを啓太に託す。終戦後100人中6人の兵士が生き残り、その一人の啓太は1枚のハガキを元に友子の家を尋ねるが…。
お知らせ・ご案内
ピースあいちも参加します。
11・3憲法九条を守ろう '13県民のつどい
11月3日(日)12:00~15:30
名古屋市公会堂
-2階ロビーの展示コーナーに出展します。
めいとうボランティア展IN藤が丘リニモス広場
11月4日(月・祝)10:00~15:00
地下鉄藤が丘駅(東山線)東側・リニモス広場
-名東区内で活動するボランティア団体の活動紹介など-
外国語版ピースあいちリーフレット・展示案内

左より、英語版・中国語版・ハングル版
ピースあいち案内ガイドブックは、韓国語版・中国語版、展示案内は英語版を発行しています。
ピースあいちブックレット

ピースあいちブックレット
ピースあいちではブックレットを発行しています。
- №1 「名古屋空襲と空爆の歴史―いま平和を考えるために」
- №2 「教科書に見る戦争と平和―子どもたちはどのように育てられたか」
- №3 「沖縄から平和を考える―ウチナーとヤマトの架け橋に」
- №4 「現代の戦争と平和―21世紀を共に生きるために」

ピースあいち缶バッジ (直径38ミリ)
ピースあいちの缶バッジ 好評発売中
- ピースあいちオリジナル
- 橋本勝さん原画の「憲法第9条」・「原発いらない」
- 対馬丸
1個100円です。
ピースあいちを応援してください。
開館から6年。ピースあいちは、先の戦争を伝え、平和を考えるために様々な活動を続けています。財政はNPOの会員の会費で支えられています。
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ピースあいちでは、
・ピースあいち見学会ガイド案内
・戦跡めぐりのご相談
・パネルの貸し出し
・語り手の派遣
など行っています。ご活用ください。