追悼中沢啓治「絵本はだしのゲン原画とマンガ展 麦のように生きるんじゃ」
来館者アンケートより

絵本はだしのゲン原画とマンガ展 2013年8月 ピースあいちにて
◇ 小学生のとき読みました。本当の戦争を知らない私に色々な事を教えてくれたと思います。ゲンを初めて読んだ日から親となった自分。息子に「僕は戦争に行かなくていいの?」と聞かれ、「日本はもう戦争をすることはないから大丈夫よ」といって育ててきたのですが、今の政治の現状。このままでいいのか・・・どうなっていくのか日々考えながら子育て中です。(41歳女性)
◇ 最近ニュースになっていて、とても気になっていたので、とても勉強させていただき、感心させていただくことが出来ました。私は20歳で、今まであんまり戦争のこととか考えたことなかったけれど、こうして身近に感じなければいけない戦争について、もっと知るべきで、心に持っておかなければいけないと思いました。ピースあいちさんがあってよかったです。もっともっとたくさんの私のように平和な時代に生まれた人に知ってほしいです。私ももっと勉強します。(20歳女性)
◇ 戦争は、もうしてはいけないということがわかった。(11歳男性)
◇ 「はだしのゲン」は、中学生のときに担任が私たちに教えてくださり、それから戦争や人のみにくさに興味をもちました。今、自分が中学生の子供をもち、また伝えていかなければと思っています。国が憲法を変えようとしている中、この「はだしのゲン」を非難する市町村をだしてはいけないと思います。(47歳女性)
◇ 「はだしのゲン」の展示ということで、初めてお邪魔いたしました。考えてみると「はだしのゲン」を読んでいた世代は、現在50代くらいの人たちでしょうか?まさしく現在活躍している日本の政治家たちは、そのくらいの年代の方々が多いはずなのに、おぼっちゃまたちは「はだしのゲン」を読んでいないのかな なんて考えてしまいました。(44歳女性)
◇ 戦後生まれですが、はだしのゲンや修学旅行で戦争について知れてよかったと思っています。今回小5の娘と一緒に来ました。千羽鶴折れないのでびっくりしました。誰かのために祈りをこめて鶴を折るなんて、今は学校でしないのですね。ショックでした。(49歳女性)
◇ 原画の美しさが、作者のこの作品に対する熱意をより伝えてくれました。約2年前、肺がんで亡くなったイギリスの平和活動家ブライアン・ホウさんも「はだしのゲン」を知っていました。私は、イギリス人がこの作品を知っていることに驚きました。「彼は僕のヒーローだ」とブライアンさんは語っていました。(47歳女性)
◇ せんそうのことがよく分かった。学校ではせんそうのことはあまりべんきょうしていないので、ピースあいちにきてよかった。また、ピースあいちに来たいな。(10歳女性)
◇ 小学生の時に読んだことがありますが、改めてすごいマンガだと思いました。(25歳女性)
◇ 展示は1巻~10巻の内容のあらましがわかってよかった。(53歳男性)
◇ 「はだしのゲン」という題名は知っていたが、物語や絵にはじめて接した。手にとって閲覧できたのはよかった。数部常設してあると、他の機会に来館するときも読むことができると嬉しいです。(女性)
◇ 戦争の、原爆の悲惨さや苦労をこくめいに力強く書かれた「はだしのゲン」が、今後の日本、世界が「戦争はしない」を根底においた考えで進む大きな力となるように祈ります。よい企画展でした。(59歳女性)
◇ 絵本の原画というところがフルカラーでもあり、充分貴重な展示だと思いました。当時のジャンプで同時期の連載作品を知ることが出来、世相も分かって良かったです。(37歳女性)
◇ 今日は、娘と見学に来ました。娘達が小学生の頃読み、今でも感動して心に残っています。「はだしのゲン」により、戦争を否定し平和を願っている子どもに育ったことに感謝しています。永遠にすべての人に読んでほしいと思っています。(64歳女性)
◇ 展示に感動しました。戦争・核兵器使用の悲惨さが子どもにも理解できる展示です。同時に悲惨さだけでなく悲惨な状況下でも逞しく生きる姿が伝わり、元気をもらいました。中沢さんの実体験に対する怒りをマンガという形で昇華させたことに感服です。世界中の人々にどしどし読んでもらいたいです。(64歳女性)
◇ 先日「風立ちぬ」を娘と見に行ってきました。9歳の娘には“戦争”という言葉は知っていても今いちピンと来ません。戦争について話してあげようと思っても、私自身体験したわけでもなく十分には伝えられません。なのでここに来ました。私も小さい頃はだしのゲンを読んで衝撃を受け、戦争や原爆について知りたいと思うようになったので、自分の子どもたちが少しでも興味を持って、平和について考えてくれたら・・・と思っています。(35歳女性)
◇ 「ピースあいち」の設立の経緯を知り、加藤たづさんの徳の高さに感謝!(折しも千種文化小劇場で上演されている劇は見れずに残念!)。広島・長崎そして福島の事故を経た今もなお、さらに核・放射能の危惧は世界中に広まるばかり・・・。なおかつ日本政府の憲法9条改悪へのもくろみが危ぶまれる今、中沢啓治さんの思いをいかに広めていくべきかー切実!世界の平和活動につながる「はだしのゲン」の価値を再認識できました。(65歳女性)
◇ 今、「はだしのゲン」がマスコミにクローズアップされているときに、ちょうど来られたことは1つの大切な機会になりました。子どもにマンガを買っていたが、途中から自分ものめりこみながら10巻まで読みました。ずっと大切に保管していて孫にまで見せられることができてよかったです。学校から子どもたちも見られるよう夏休み以外にも開催してくれるといいと思います。(65歳女性)
◇ はだしのゲンは、私の小学生の時に読んでいたマンガです。長男が一年生の時に全10巻を手に入れることができ、親子2代で15年以上、本がボロボロになるまで読みました。今回、再びはだしのゲンに会うことができ、幸せに思います。(52歳男性)
◇ 戦争がひさんでむごいということがよくわかりました。「麦のように生きるんじゃ」というセリフがこころにしみた。(16歳男性)
◇ 子どもたちが小学生の時に図書館で借り、一緒に読みました。自分の親が戦争中に子どもだったり、祖父が戦死し、祖母が女手ひとつで4人の子どもたちを育てた当時の話を聞いてはいても昔話くらいにしか感じられませんでしたが、いざ、自分が親になりその子も独立し、あらためてその大変さを思う。原発の事故を目のあたりにした今、子どもたちにも戦争のない平和の大切さを伝えたい。そのためにもまず、自分も過去を学ばなければと思いました。また、子を連れて訪れます。(51歳女性)
◇ 僕がはだしのゲンを初めて読んだのは小2の頃でした。戦争の悲惨さをよく話してくれる祖父が買ってくれました。本を読むとまるで自分がゲンになって原爆をうけたかのように胸がしめつけられました。最初は1巻だけでしたが、おもしろいので2巻、3巻と少しずつ本を買い、小4の頃に最終巻を読みました。その時の自分には、読み始めた時の自分にはなかった何かがありました。それが何かとはわかりませんが、それからというもの、僕は落ち込んだり、あきらめたりすることが少なくなりました。きっとゲンは僕に「生きる力」を与えてくれたのだと思います。そして、この展覧会も、改めて僕に「生きる力」を与えてくれました。中2の僕は「これからは中沢さんの意思を受け継いでいこう」と強く決めました。(13歳男性)
◇ 小学生のころ読んだことがありました。当時の記憶は、ただ原爆は怖いとしか思えませんでしたが、改めて見てみると、ものすごく深い物語、そして真実であるので、もっともっと多くの人に広められるよう私も語っていこうと思いました。(49歳女性)
◇ はだしのゲンのマンガがおもしろかった。明日げんばくドームにいきます。(9歳男性)
◇ 子どもが「はだしのゲン」を学校で全部読んだという話を聞いて、私も中学生の頃全部読んだことを思い出し、チラシをみて来館しました。夏休みの学習として大きくなっても心に残っていればいいなと思います。もう一人の息子にもおすすめします(憲法9条について勉強中なので)(43歳女性)
◇ 貴重な原画を見ることができ、はだしのゲンのメッセージをより感じることができました。(26歳女性)
◇ 原画もよかったが、ピースあいちがつくった「はだしのゲン」展示がすばらしい。中沢啓治さんがどのような思いで「はだしのゲン」を描かれたのか、置かれた書物から知ることができた。原爆が投下され、何が起きたのか、どう生きてきたのか、ありのままをマンガ作品にして世に問うてきた中沢さん。松江市教育委員会の閉架措置は許せません。(63歳女性)
◇ 原爆の恐ろしさを知りました。もう二度と原爆を落としてほしくないです(10歳男性)
◇ 娘が学校の学芸会の時、6年生が「はだしのゲン」を劇で行った時から興味を持って、マンガを全巻買い渡したところ2日で小2の子どもが全部読みました。自分からDVDを借りたり、原爆、広島、長崎のことを調べています。今回は知人に聞いてホームページを調べ来ました。小学校3年生ですが、戦争でどんなことがあったか自分の目でみせる為にはよかったと思います。(44歳女性)
◇ 昔学校にはだしのゲンがあって、怖くて読めなかったけど、今再び読んでみようと思います。(38歳女性)
◇ わたしはせんそうとか二度とやってはいけないなと思いました。自分は自由研究でせんそうちゅうの動物園のことを調べるのでとても役に立ちました。ゲンもはじめて読んで絵がリアルでちょっと泣きそうになりました。せんそうがなくなるといいな。(10歳女性)
◇ 子どもの頃、マンガ本は全巻を何度も読み返したが、今日初めて原画を見て、絵がとても繊細で、それだけにとてもリアルで、中沢さんの無念さや悲しさ、くやしさを感じることができました。30年前に初めてはだしのゲンを読み、子ども心に戦争の怖さや悲惨さを深く感じ、20年前には初めて広島を訪れ原爆ドームや記念館を目にし、肌で感じた恐怖や無念さが忘れられず、今年ははだしのゲンの「原画」を目にする事ができて、また、あらためて戦争のない平和な世の中、生活できることの大切さを考えさせられた。(39歳女性)
◇ 中学校の時通っていた塾で「はだしのゲン」のマンガを読み、塾の先生が平和について考えるため、広島の原爆資料館、原爆ドームに連れて行ってくれました。それをきっかけに、私自身平和について考えるようになりました。今回、展示を見させていただき、改めて平和のためにできることは何かを問い続け、子どもに伝えていきたい、いくべき使命があると思いました。貴重な展示を見せていただきありがとうございました。(35歳女性)
◇ 僕は終戦記念日に生まれました。そのことからではないけれど、とても戦争について興味がありました。絵や言葉がとても胸に響き、原画展でいろんなことが学べました。今度は、広島に行って原爆ドームに入ってみたいと思いました。(15歳男性)
◇ はだしのゲンは少しだけ読んだことがあります。本当にこんなことがあったとは、信じられません。でも、写真や物を見ていって現実を知ることができました。戦争はぜったいにくり返してはいけないと思います。(15歳女性)
◇ いつか子どもたちと来ようと思っていました。今年ようやく、夏休みの最後に足を運ぶことができました。子どもは「ゲン」をすべて読ませていただいたようです。どんな感想が聞けるか楽しみです。(46歳女性)
◇ 自分は生まれは広島で、父は被爆者です。今年1月に亡くなりました。「はだしのゲン」は、小学校5年の時に学校の図書館ではじめて知り、原爆を知りました。父はそれまで、思い出すのがつらいのか、原爆の話をしませんでした。父から話を聞き、ゲンと同じ体験をしたことを知り、ショックを受けました。今、規制とか変な話がありますが、「はだしのゲン」は、これからも世界へ伝えていく必要があると思います。(48歳男性)

絵本はだしのゲン原画とマンガ展より