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「原爆の図 第12部とうろう流し」 (部分) 丸木位里・丸木俊 

8月の来館者アンケートから


■原爆の図を子どもたちに見せたくて来ました。原爆に関する展示はもちろん、庶民の暮らし、子どもたちの置かれた状況など、身近にかんじられる資料もあり、良かったです。周辺国への加害の面にもふれられていたのは、とてもよかったです。(40歳)

■戦争で民間人も多く亡くなっていることを当会場で再認識することができました。主人の母、兄、妹が大幸の爆撃で死亡しています。主人は疎開していて無事でした。でも悲しい辛い思いは、続いていると思います。(64歳)

■原爆の図初めて観ました。迫力と大きさにビックリ。人間が人として大切にされる、いのちの大切さ、戦争のむごさを恐ろしく思います。(72歳)

■先日、シリアで女性ジャーアナリストの方が亡くなりました。とても身近とは言えない報道内容衝撃を受けました。今日ここにきて、空爆・戦争の全体像を目にして、テレビの中だけの話ではなく、今同じ人間がこんな状況の中で亡くなっているととてもリアルに感じることができました。次の世代へと受け継げなければならないと思いました。世界平和を!(22歳)

■思った事は一言でいえば「なぜ無じつの人がこのようにざんこくにころされるのだろうか」と言う事です。そして、これは本当におきた事なのか。ここは、その事がよく分かりました。また来ようと思います。(8歳)

■原爆のパネルを見て少しショックでした。しかし、受け止めなければならない事実なんだと思いました。来てよかったです。たくさんのことを知ることができました。(13歳)

■若いころは正視できなかった丸木さんの作品をようやく見ることができました。背景などもよくわかり、暑い中に来てよかったと思いました。(50歳)

■原爆の図を見に来ました。非常におどろおどろしく、原爆によって殺された民衆の姿が描かれていて、いろんな人に見てもらいたいと感じました。万の言葉を並べたてても、米政府の原爆投下は正当化されないでしょう。「とうろう流し」の絵で、こちらをじっと見てくる女の子が印象的でした。(21歳)

■戦争の資料館を訪れたのは、小学校4年生の時に終戦60周年記念で広島平和記念博物館に次ぎ2回目。忘れかけていた記憶が今回訪れたことによって次々思い出された。やはりこういうものは数年に一度は見ておかないと・・・。1時間じゃとてもまわりきれない!良い経験というか、人間として忘れてはならない何かを再度確認できた気がする。学校の課題とは言え、とても良かった。(16歳)

■父母も名古屋出身の為、戦争の話は小さい頃から聞いてきました。でも私自身が娘に伝える為には自分も勉強しなければと思いました。後世に語り継ぐ必要性のみならず、私の娘がそのまた子に正しく伝える為に、この「ピースあいち」は重要な施設だと思います・(54歳)

■ほんものがあったからびっくりした!(10歳)

■ずい分昔に原爆展の展示で丸木夫妻の原爆の図の中に朝鮮人の死体にカラスがついばむものがあって、大変ショックを受けた。死んでもまだカラスについばまれるなんて…・と思った。私は広島の出身で、子どもの頃学校で、上映会、親からもよく聞かされ、「原爆許すまじ」をうたって行進したこともありました。今また原発で多くの人々の生命をおびやかしています。原爆も原発も絶対イヤ、いつも苦しむのは民衆です。(70歳)

■いままで、テレビなどで戦争についてみたことがあったが、今回きてみて実際にあったものや体験談を読むことで戦争の悲惨さを知った。生々しい感じが表れていて辛いものを感じた。友達も見に来ていると思うので、この体験を語り合いたいと思う。(16歳)

■今となっては信じられないような光景や展示物がとても分かりやすく、勉強になりました。今回文化祭で沖縄について調べているのですが、改めて、すごいテーマなのだと思い知りました。どこまでみなさんに伝えることができるか分かりませんが、精一杯頑張ります!!(16歳)

■丸木美術館のある東村山市のとなり鴻巣市より単身赴任で名古屋に住んでおります。原爆の図、懐かしく拝見しました。岡村さんのトーク、たいへん興味深かったです。ぜひ活字にしてお分け下さると助かります。今後も特別展楽しみにしています。(51歳)

■胸が詰まって疲れました。でも事実あったことだから強い心して観なくてはいけないと自分に言い聞かせながら影で合掌しながら見終えました。忘れては絶対いけない歴史です。伝えなければいけない歴史です。維持も大変と思いますが、平和な日本、平和な世界であるために是非語り続けてくださいませ。(68歳)

■原爆の図展覧会の運動が米軍統制下で行われていたとは・・。絵画とは素晴らしいものだと思いました。(71歳)

■平和公園でのお墓参りをしてから来ました。その時祖父に戦争時の話などしてもらっていたのですが、ピースあいちに来たらその話がより現実味あるものになりました。戦争はしてはいけないものだと改めて感じました。(22歳)

■今回の特別展は今までと違った構図で新しく改めて原爆の悲惨、恐ろしさを見せ感じさせました。金城中学生の見聞記も若い人達に理解されていくようで力強く思いました。私は毎年「あいち平和のための戦争展」を鑑賞し、「ピースあいち」にもよく来館しています。高齢ですが足腰の立つうちはできるだけ今後も参観したいと思っています。(82歳)

■学校の先生から前売り券をもらったのがきっかけでした。日本人なのに日本の歴史を知らなくて反省しました。戦争や原爆とか争いは起こってほしくないです。憲法のことも理解していないので、ちゃんと読んで理解しようと思いました。(21歳)

■ようやく丸木夫妻の原爆の図に出会えました。ありがとうございます。(67歳)

■丸木俊・位里の原爆の図をもう一度見たい、子どもに見せたい という思いで最終日にかけこむことができました(中学生のころ、丸木美術館に行きました。)絵本・児童文学の研究をしているので、丸木俊の絵本や戦争児童文学を通して、私自身が戦争のおろかさを子どもたちに伝えていかねばと思います。丸木夫妻が子どもたちにやさしいあったかいまなざしをもち続けていたこと、原爆の図が人をひきつける理由はそこにあるのか、とつくづく思いました(50歳)

■実際に人が死ぬ戦争があり、一方でフィクションの中で描かれる「娯楽(エンターテイメント)としての戦争」も存在します。戦争体験者が確実に減っていく今、子どもたちの体験する戦争は、親からの伝聞・記録映像・マンガ・アニメ・ゲームで描かれるような二次的な体験しかないわけで。戦争を直接知らない世代が増えるこの現代、このような施設はより多く必要と感じました。(21歳)

■愛知県で丸木夫妻の作品を直接拝見でき大変感動しました。私の大叔父・日系アメリカ人二世のルイス・スズキ(92歳)は、戦時中アメリカ軍として参戦し、戦後1949年に日本を訪問した際に、“原爆の図”を作成中の丸木夫妻と接触していました。丸木夫妻を心から尊敬する叔父に早速連絡して、今日の訪問を報告させていただきます。(38歳)

■絵を前に体が震えました。写真などの映像だったら、それが人だったのか、ガレキなのか区別できない事になってしまうと思います。きちんと人として描かれ、だからこそ、一体一体に命が見えました。この絵を観る機会を与えていただいたピースあいちのメッセージ、心に刻みます。(63歳)

■丸木さんの絵が迫力あって、こちらに訴えかけるものがあって感動しました。“とうろう流し”の光が平和への光であるといいですね。(39歳)

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「原爆の図 第5部少年少女」 (部分) 丸木位里・丸木俊