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これからの催し



沖縄復帰40年・パネル展
「沖縄戦~50万県民を巻き込んだ地上戦」
 開催中
 7月7日(土)まで 3階展示室



「沖縄戦~」 展示写真

上:1945(昭和20)年の沖縄の写真
下:現在の沖縄

  今年、沖縄本土復帰40周年を迎えます。沖縄県名古屋情報センターの協力を得てパネル展を開催します。1945(昭和20)年4月にアメリカ軍による沖縄総攻撃が始まり、約3カ月にわたって続いたたたかいの中で、島民を含む約20万人が犠牲となりました。沖縄戦が「唯一の地上戦」と言われる由縁は、住民を巻き込んだ最も悲惨な戦闘だったからです。そして、今なお沖縄には、在日米軍基地の74%が集中。日本の行政地区でありながら、日本ではない“沖縄県”。「基地のない沖縄を」の県民の願いは踏みにじられ続けています・・・。




南山国際中学・高校生、保護者による 朗読劇
 「あの夏の空に届け」

 7月7日(土)午後4時30分から 1階交流のひろば

 「そのときの顔を、僕は今でも忘れません。強い顔でした。でも悲しい顔でした。僕はあんなに美しい顔を見たことはありません。僕たち子供を必死で守ってくれる母の顔は美しいです。僕はあのときのことを思うと、いつも胸がいっぱいになります・・・」
(大人になれなかった弟たちに・・)



丸木位里・丸木俊「原爆の図展」
―少年少女(第5部)・とうろう流し(第12部)―

 7月28日(土)~8月31日(金)3階展示室

   前売券・大人 800円 小中高生400円
   当日券・大人1,000円 小中高生500円
   (いずれも入館料含む)
   前売券の販売が始まりました。
   お問い合わせはピースあいち(TEL052-602-4222 )まで

割引券付きチラシ(A4)をダウンロードできます。チラシの右下隅に割引券が付いています。プリントして当日ご持参されると当日券大人1000円が900円に、小中高生500円が400円になります。

割引チラシ (PDF A4 0.6MB) ダウンロードはこちら
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/201206/waribikichirashi.pdf


 水墨画家の丸木位里と油彩画家の俊の共同作品で34年間かけて描かれた「原爆の図」15部作のうち、第5部「少年少女」と第12部「とうろう流し」の原画がピースあいちにやってきます。それぞれ、縦180㌢横720㌢の迫力。
 名古屋での展示は、愛知県美術館で催した1986年(昭和61年)以来、26年ぶりのことです。
 丸木位里さんは両親の安否をたずねて、原爆投下4日後、俊さんは10日後にヒロシマを訪ね、およそ1カ月に亘って救援活動に従事。その体験をもとに1948年(昭和23年)から1982年(昭和57年)にかけて、取り組まれた「原爆の図」15部作。まさに生涯をかけての渾身の作品群です。

「原爆の図」第5部「少年少女」

 広島の平和記念公園とその周辺には、犠牲となった七十余基のモニュメントが建てられています。そのなかには、「原爆の子の像」をはじめ、「広島県立第二中学校慰霊碑」、「広島市立高女原爆慰霊碑」、「動員学徒慰霊碑」など少年少女らを悼むモニュメントが十基ほどあります。児童・生徒らの犠牲者も少なくありません。
 水を求めてやって来たのでしょう。川の流れに添っての累々と並ぶ少年少女たち。膝で立ち、互いに抱き合っている姉と妹。正座して茫然としている子、なんとかして立ち上がろうとする子、死んでしまった子の顔をじっと見詰める子。かすり傷の一つもない少女もいます。一クラス全滅というクラスもあります。

「原爆の図」第12部「とうろう流し」

 八月の盂蘭盆会(うらぼんえ)の最終日、精霊船に供え物を積み、小さな燈篭に火を点して流す習俗があります。広島には元安川をはじめ本川、天満川など七つの川がありますが、8月6日には、燈篭(とうろう)に父や母、兄弟姉妹の名を記して流すのです。
 この絵では燈篭を持った少女や亡くなった人々が燈篭に描かれています。 なかには髑髏(どくろ)や白いハトもいます。燈篭は西方浄土に流れきらず、潮は逆流し、上げ潮に乗って戻ってきます。亡くなった人々は、その嘆きを聞いてほしいのかも知れません。


■ギャラリートーク      
   7月28日(土)午後1時30分~  1階交流のひろば
   お話 岡村幸宣 丸木美術館学芸員
■朗読会 『原爆の図』もの語り―「丸木俊 女絵描きの誕生」より
    8月11日(土)午後1時30分~  1階交流のひろば
     参加費 1500円(予約受付中)
    朗読 山田 昌 さん  天野 鎮雄 さん  
     お問い合わせはピースあいち (TEL052-602-4222 ) まで



2011年夏戦争体験語りの会 写真

上:2011年夏 戦争体験を聞く会

戦争体験者の語りの会   1階交流のひろば
 8月1日(木)~15日(水) 10回(11日は朗読会) 
 午後2時~

 テーマ・語り手など詳細は決まり次第ホームページ・チラシ・メルマガ等でお知らせします。



「15歳の語り継ぐ戦争―金城学院中学生の壁新聞」   2階廊下展示スペース
 7月24日(火)~8月31日(金)

 金城学院中学3年生が、ヒロシマへの修学旅行や1年間の総合学習の中で、「私の聞いた戦争」をまとめた壁新聞を展示します。




映画上映会(映像による学習会)

ピースあいちでは、毎月第2土曜日の午後4時30分から映画上映会(映像による学習会)を開いています。参加費は無料です。
7月の上映会は 7月14日(土) 午後4時30分から 1階交流のひろば

「バビロンの陽光」 2010年 (上映時間90分)
 イラク・イギリス・フランス・オランダ・エジプト・UAE・パレスチナ 合作映画
 監督 モハメド・アルダラジー 
 出演 ヤッセル・タリーブ シャーザード・フセイン バシール・アルマジド

 2003年、フセイン政権が崩壊して3週間後のイラク。12歳のクルド人少年アーメッドは祖母と2人、遥か900㌔離れたナシリアを目指して旅に出る。戦地に送られたまま戻らない父を捜すため、なけなしの現金と唯一つ父が残した縦笛を携えて。 片言のアラビア語で、クルド語しか話せない祖母をかばいながらの道程は苛酷だったが、親身になって世話をしてくれた元兵士のムサをはじめ、様々な得がたい出会いも経験するのだった。 さまざまな出会いと別れを繰り返し、過酷な現実に押しつぶされそうになりながらも、
やがて訪れる運命の瞬間に一歩一歩近づいていく・・・。


1階常設展「現代の戦争と平和」

1階展示「現代の戦争と平和」

お知らせ

★ピースあいちの1階常設展「現代の戦争と平和」が5月にリニューアルしました。
★ピースあいちは第24回愛知サマーセミナーに参加します。
 7月14日(土)・15日(日)・16日(月・祝)
 愛知東邦大学・高校
 ・展示 「震災と戦争展」パネル(会場:東邦高校)
   関連講座 「ピースあいち・震災と戦争展パネルの読み方」
   講師:西形久司先生 会場:東邦高校
   7月14日1限 9:30~10:50

 ・講座 「今伝えたい『原爆の図』 丸木位里・俊」
  講師 奈良間隆哉さん 丸木美術館前事務局長
      吉川 守さん   ピースあいちボランティア 丸木美術館元理事
  会場:東邦大学2F A203
  7月15日3限 13:10~14:30

★空襲・戦災を記録する会全国連絡会議 第42回愛知大会のご案内
 8月25日(土)午後1時30分~8月26日(日)午前11時30分
 会場:名古屋市立大学社会学部棟201教室
・記念講演 元愛知教育大学教授 南 守夫氏
「日本における戦争関係博物館の現状と課題
  ~空襲・戦災展示の日独比較を中心に(仮題)」
・戦跡見学会もあります。
 8月26日(日)12時30分~17時30分
 ピースあいちの見学とバスで市内の戦跡めぐりを行います。  
・「ピースあいち空襲展」より「名古屋空襲の実態」のパネルを展示します。
*どなたでもご参加いただけます。詳しくは
  http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/201206/2012kuushuuannai.pdf