◆「疎開先の覚通寺での授業風景」◆ -写真が取り持つ“平和活動”
                                 ボランティア 小島 久志


<br />疎開先のお寺での授業風景

ピースあいち常設展示パネルより
疎開先のお寺での授業風景


 この写真は「ピースあいち」2階 常設展の第3展示「戦時下のくらし」にある「学童疎開先覚通寺」(三重県員弁町)での授業風景です。

 名古屋市山口国民学校(現 旭丘小学校)6学年男子組(70余名)で 朝のお勤め(正信偈の読経)の後 近藤昇三先生と酒井安正先生の授業が始まります。
 敗戦の前年1944(昭和19)年12月の撮影で 雑魚寝の布団が後方に山積みされています。

 最前列手前から3人目が まさに私 小島久志の童顔です。
 私が「戦争と平和の資料館 ピースあいち」のボランティアに応募し、研修会で出会ったこの写真が「ピースあいち」との関わりを強固にしてくれました。

 この時 戦後60余年 わだかま っていた“戦争廃絶の想い”が呼び起こされ 体験語り、展示ガイド、企画展に向けた調査活動などに 活力を与えてくれました。