日々の選択がつくる平和◆ピースあいち「初めての親子イベント」
ボランティア(次世代交流チーム)  兼廣 朋葉




 夏の終わりの8月29日、親子イベントで初めてスタッフとして参加した。このイベントは「普段なかなか話し合うことのない戦争や平和について話すきっかけを。楽しみながら考え学べるイベントを」ということで、次世代交流チームで準備してきた。



この日、私は、特攻隊で家族を残して逝ってしまうお父さんの絵本の読み聞かせをした。家族みんなで囲むご飯、玄関先での行ってらっしゃいが、あたりまえではないと、現在の日常の尊さを感じる絵本。子供たちは真剣に聞いていた。絵本から何かを感じ取り、日々の暮らしの中で、あたりまえのことではないと、ふと立ち止まる瞬間があったらいいなと思った。

 ワークショップでは、様々な行動のカードを戦争に近いか、平和に近いか、親子で考えながら選択する場面で、印象的だった言葉があった。
「平和を守るためにとった行動が、実は戦争に一番近い行動となった」
という言葉。
 私は2人子どもを育てているが、親の私からの視点だけでとった行動が、実は子ども目線ではなかったという場面がよく起こる。このワークショップでの言葉を聞いた時、日頃の親子の意見の食い違いも戦争と平和の考え方と同じだと思った。

 自分の立場だけを考えてとった行動は、戦争への入り口となり得る。もっと広い視野で考えた時、平和の入り口に立つことができるのではないかと思う。広い視野とは、自分のことだけではなく、また相手のことだけでもなく、自分と相手とお互いのことを考えることではないだろうか。言葉では簡単だが、いざ行動となるととても難しいことである。
 しかし、戦争と平和の、どちらの入り口に立とうとしているのか、まずは私自身がぐっと立ち止まり、選択できるようにしたい。そのぐっと立ち止まり、一歩踏み出したその先に、平和が繋がっていると信じ、この日の学びを日々の暮らしの中で活かしていきたい。