特別展「丸木位里・丸木俊の原爆の図展」始まりました!
運営委員   林 和子




 昨年9月に埼玉の丸木美術館を訪問してから、準備を続けて来た「原爆の図展」。21日から始まりました!直前の準備の様子を追ってみました。

 7月14日朝、連絡があるはずの運送屋さんからの連絡がなく、やきもきしていたところ午後1時過ぎ、丸木美術館から「原爆の図」2点、丸木スマさんの絵3点などと資料が届きました。
 トラックから絵と資料を降ろし、エレベーターに乗せ展示室に運ぶ。一点一点梱包を解いて絵の状態や資料リストと合わせながらチェック。「ああ、いよいよ!」の実感。スマさんの絵の「内海の絵」。透明感を感じさせる青の中に生き生きと描かれた魚たち。1952・3年に愛知県下で取り組まれた「巡回展」で使われたチラシやポスターは手作り感あふれ、きれいに保存されていました。

 7月16日は、看板、展示パネル、資料のキャプションを台紙に張り付ける作業(ピースあいちではハレパネ作業と言っています)と作品を展示するための板や仕切りなどの道具を整理する作業を行いました。貼り付けたパネルを線に沿って切る作業はなかなか大変。力が入りすぎても入らなくてもうまく切れない!カッターの刃を変え、作業が終わる頃にはみんな”プロだね”と。

 7月17日は、 屏風四曲一双(縦1.8m×横7.2m)の絵を壁に取り付けるため、桟木の取り付け作業です。この桟の間に大きな原爆の図が入ります。


 7月18日、いよいよ原爆の図をはじめ作品、資料、パネルなどの展示作業です。今日は博物館実習生はじめ10数人のボランティアの参加で10時に始まりました。会場レイアウト図の説明を受け、イメージを共有して作業を開始。
 まずは壁にパネルを取り付ける作業。3か所の壁に指定のパネルを貼りつけていきます。「クギ打ちなんて中学の時、技術でやっただけ」という人も。次に資料の展示。展示台に資料とその横にキャプションを置いて…。資料と資料の間、キャプションを並べてみて、位置を工夫しながら…「なかなか難しいです」。

 午後からは、いよいよ原爆の図の取り付けです。
 「四曲一双の襖絵です。継ぎ目は紙だけで繋がっています。持ち方を間違えると破れてしまいます。あわてず慎重に、息を合わせて」との注意に緊張、ドキドキが走ります。
 第3部〈水〉。まずは2曲ずつ梱包された箱を開け、絵を取り出します。上部5人、下部3人で持ち上げ、壁に取り付けます。2曲につながった絵を一斉に持ち上げ桟木に収めるこの作業は、作業を見守る人たちも緊張、緊張。
 桟木に収まった絵の上下を添木で固定。これで〈水〉の半分がお目見え。同じ作業を繰り返し、〈水〉〈からす〉が展示されました。それぞれ壁一面に展示された「原爆の図」の迫力に圧倒され見入ってしまいます。

 次は丸木スマさんの作品展示です。梱包を解いて、西の壁に3点の作品を並べます。吊り下げるワイヤーの調節をしながらの展示です。キャプションと絵の解説を貼り、これで完成!ではなく、最後は照明・スポットライトの調整。
 会場内のお掃除をして、受付場所等設置して、21日からの来館準備ができました!


 多くの人に見ていただきたい!ぜひこの夏、「原爆の図」に会いにピースあいちにお越しください!