企画展「沖縄から平和を考える」によせて◆5月16日映画会開催
ボランティア  吉田  稔

                                           



 5月5日からピースあいちが毎年取り組んでいる企画展「沖縄から平和を考える―ウチナーとヤマトの懸け橋に」が始まります。今年の特別展示では「首里城と沖縄戦」を取り上げます。今秋、正殿が公開される予定の首里城の地下には、第32軍司令部壕が構築されており、沖縄戦における重要な歴史的遺構として、その保存と公開が進められています。今後の首里城再建に向け、近代以降の首里城についての理解を深めます。
 5月16日には関連イベントとして映画会を開催します。
 この映画は『太陽(ティダ)と運命』(上映時間・129分)。 「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の佐古忠彦監督が、それぞれ国と激しく対峙した2人の沖縄県知事の姿を通して、沖縄現代史に切り込んだドキュメンタリー映画です。
 沖縄本土復帰後の第4代知事・大田昌秀(任期1990~98年)と第7代知事・翁長雄志(任期2014~18年)は、政治的立場は正反対でありながらも、ともに県民から幅広い支持を集め、保革にとらわれず県政を運営しました。大田は1995年に軍用地強制使用の代理署名拒否、翁長は2015年に辺野古埋め立て承認の取り消しを巡って国と法廷で争い、民主主義や地方自治のあり方、そして国の矛盾を浮き彫りにしました。
 彼らの人生に関わった多くの人々の証言を交えながら、その人間的な魅力にも光を当て、それぞれの信念に生きた2人の不屈の闘いを描きだしています。タイトルの「ティダ」は沖縄の方言で太陽を意味し、古くは首長=リーダーを表した言葉だそうです。また、企画展のメンバーであり、沖縄県美ら島沖縄大使で名古屋市立大学名誉教授の阪井芳貴さんの映画の解説もあります。