ピースあいち16周年、ピースまつり開催
事務局次長  林 和子




 16年前、青空のもとたくさんのお客様をお迎えして2007年5月4日にオープンしたピースあいち。今年も爽やかな青空が広がる5月6日、ピースまつりを開催することができました。ステージ企画、ガイド付き展示案内などに120人のご参加をいただきました。

♪♪あるこう あるこう わたしはげんき♪♪ 「となりのトトロ」“さんぽ”のピアノ演奏が流れるなか、ピースまつりが始まりました。演奏はボランティアの辻井麻伽さん。“上を向いて歩こう” “栄光の架橋” などおなじみの5曲・・・。


 午後1時半からは、ピースあいち朗読の会「オリーブ」による朗読会。
 茨木のり子の「私が一番きれいだったとき」(伊藤真利)、安里有生の「へいわってすてきだね」(小野田孝子)、「ウクライナ侵攻1年」~朝日新聞より(東野裕子)、ズラータ イヴァシコワの「ウクライナから来た少女 ズラータ、16歳の日記」より(大島ゆかり、高野桂子、伊藤真利)、そして最後は、さだまさしの「キーウから遠く離れて」を、荻野克典が鬼頭ひかるさんのピアノ伴奏で心を込めて歌いました。

 最後のステージは「ビートルズ世代の渋井康弘さんがギターで歌うLOVE&PEACE」。
 抗議行動や不条理とたたかう時には今にあった歌をと、作詞作曲した“自由をみたい”“だまらん節”。そして東日本震災復興とトルコ、ウクライナに思いを馳せながら“街をつくろう”を披露。
 登場したゲスト―平田雅己さん、岡田彩花さんを加え、名付けて「フラワーフィールズバンド」―で歌ったのは、岡田彩花さん作詞作曲の“あいの歌”。

 また、ボランティアによる展示ガイドも行いました。午前11時30分からは、桑原勝美さんによる2階の常設展示のガイド。午後2時からは金子力さんによる、企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」の解説がありました。

 参加された方からは「展示を見るだけでなく、朗読や演奏など多彩で楽しめた。朗読はピースあいちらしい内容で、涙があふれてきました」「戦争はよくないという思いはあったけど、“声をあげる”ということができなかった。知ることが本当にたくさんあった」など感想をいただきました。