◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

 季節の変わり目、体調管理が難しい季節です。10月4日から、子ども企画展「戦争の中の子どもたち」「戦争と動物たち」が始まっています。10月15日には関連イベントとして、ピースあいち朗読の会オリーブによる「秋の朗読会」が開催されました。
 今年開館15年を迎えたピースあいち。9月末の夏期休館を利用して、玄関の外装改修工事を行いました。汚れが目立っていた外壁のシンボル画も新しく描き直されました。画家の丹羽和子さんがピースあいちのために描いてくださった絵画です。丹羽さんは何も説明をされませんでしたが、みなさんは何を感じ取られるでしょう。来館時にぜひご覧ください。

朗読会の様子1朗読会の様子2朗読会の様子3玄関壁面写真1玄関壁面写真2玄関壁面写真3

ピースあいちの存在を知って、ずっと行きたいと思いつつ時が過ぎ今回やっと来れた。朗読がすばらしかった。知人をつれてまた来たい。展示も見ごたえがあった。3階の企画展は、動物がらみで戦争について知ることができる。子どもたちにも関心をもってもらえそうだし、私自身初めて知ることが多かった。(女性)

2022年、今もウクライナで戦争があり、多くの人が家を焼かれ、家族を亡くしている今、とてもいい朗読会でした。(74歳女性)

3階の企画展。東山動物園のぞうの話は興味深かった。戦時中も命を守るため懸命に生きた園長の姿など、平和教育でふれていきたいと思った。(47歳男性)

市民の力で運営されていることに敬意を表します。これからも平和のためにがんばってください。特に子どもたちの平和教育に活用されるような運営を期待します。(67歳男性)

民間でこんな貴重な資料を管理し、平和の尊さを後世に引き継ぐ活動をされていることに感心します。これからも平和の大切さを訴えていく活動を続けていってください。(79歳男性)

あまり知らなかった愛知県、名古屋の戦時の様子を知ることができました。普段の生活の中で戦争や平和について考える時間が少ないからこそ、ピースあいちのような資料館を訪れることは、人生の中で大切なことだと感じました。(22歳男性)

ピースあいちを初めて訪れました。第1展示において、愛知県で大きな空襲があったことを体感しました。東京と同じく、民間人の犠牲者が多く出ていたことを頭から身体で知るきっかけになったと思います。戦争の被害は庶民に及ぶものであることを思わされます。第2展示、第3展示において、国は徹底的に国民を戦争に協力させる、ということを感じました。報道、教育、文壇、芸能において、戦争に文句を言わせない。口を塞ぐ。疑いを持たせず、考えないようにする。それが、国家が戦争を維持する上で必要なことだったのだと思う。言論、思想・信条の自由を封じること。だとすれば、それらに反対するために、事実を知り、思考し続け、ものが言えるように、学んでいくことが必要なことではないだろうか。展示をみてそう思わされました。(33歳男性)