ボランティア雑感◆驚いたこと、気づいたこと
ボランティア  原 充

                                           
 

 昨年3月末に38年勤めた職場を退職し、無職となった。退職後にやりたいことはいろいろあったのだが、コロナ禍もあり思ったように実行できそうになかった。
 8月に「かなり前から名前は聞いているので、一度行ってみよう」という気軽な気持ちでピースあいちを訪れたら、受付の人に「ボランティアやりませんか」と誘われ、10月の見習いを経て、11月から正式にボランティアを始めた。8月から9月にかけて、亡父の満州帝国交通部就職からシベリア抑留・引揚を中心とした経歴を調べたことも、ピースあいちボランティアへの参加を後押しした。

展覧会場の様子1

2階常設展示室でお当番中の筆者

 

 「月2回の受付当番」「資料班」「プロパガンダ展準備会」の活動を始めたが、驚きの連続だった。「月2回の受付当番」が、受付しながら読書できる程度の軽い負担なのに対して、他の2つはやることが多い。
 特に「資料班」は、寄贈品展準備の最後の追い込み中で、全く何も知らない私は、与えられた仕事をこなすだけ(こなしていたかどうかも怪しい)という状態だった。「プロパガンダ展準備会」も、本番が近づけば、同じように忙しくなるのだろう。

 

 他に気づいたことは、ボランティアを長期間続けている人が多いことだった。中には、ピースあいちが開館した時から続けている方もみえるようだ。2か月の経験しかない私が書けることではないとも思うが、その理由を考えてみた。
 まず、「活動開始時間が遅いので、朝ゆっくりできる」こと。これは、歳を取ってから長期間続ける時に重要だ。次に、「お金をかせぐ仕事ではない」こと。仕事じゃないので、休んだり遅刻したりすることのハードルが低く、他の趣味や仕事との両立が可能だ。しかしその陰に、調整に当たる人のきめ細やかな配慮があることを忘れてはならない。

 

 最後に、「ボランティアの男女比率に極端な偏りがなく、それぞれが個人としてやれることをきちんとやっている」こと。男女がうまく共存している(と私には感じられる)ので、昨今は禁句となっている「男だから、女だから」という言葉を発したくなるようなストレスが生じにくい。
 まだボランティアを始めて2か月ちょっとなので、的外れなことを書いたかもしれないが、「雑感」として許していただきたい。