ピースあいちとの出会いは『あとかたの街』
ボランティア 宮田 久美

                                           
 
展覧会場の様子1

「私の宝物!」 おざわ先生にいただいたサイン

  

 7月からボランティアのメンバーになりました。
 私がピースあいちのことを知ったのは、2014年『あとかたの街』を読んだことがきっかけです。2巻のあとがきにピースあいちが出てきて、「こんな資料館があるんだ。いつか行ってみたい。」と思いながら6年が経ちました。
 今年の2月初めてピースあいちを訪れて、常設展がとても良いと思ったので、もっと通おうとしていたら新型コロナウイルスの影響でピースあいちが休館になってしまいました。6月に再開されたときは迷わず正会員にして下さいと申し込みました。その日のうちに、ボランティアをしませんかと誘っていただき今日に至ります。

展覧会場の様子

打ち合わせ中(左筆者)

 ピースあいちに行くと私はとても安心します。いろいろなことを教えていただいたり、みなさんと一緒に考えたり、自分が何に関心があるのか気付いたり、資料を読むことにより、イメージで捉えていた戦争の実態が立体的に浮かび上がったりします。
 共に学び考える場があることはとても尊いことだと思います。私は昨年、水俣病大学(認定NPO法人水俣フォーラム主催)を受講して強くそう思いました。戦争や公害について学ぶ時、周りに誰かがいてくれて意見を言ったり、時には沈黙を共有しているだけでもありがたいです。
 先日、初対面のボランティアの方に「たくさん学べますね」「長く続けてください」と嬉しいお言葉をいただきました。10月からまたピースあいちへ通うことが楽しみです。