◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

 戦後75年目の夏。「今年は弟もいっしょに来ました。今年は体験談が聞けなかったけど、ここはいっぱい本が読めるし、ゆっくりできるから大好きです」と、毎年おばあさまと一緒に来てくれる女の子。夏休みの宿題をと、お母さんやお父さんと一緒に来てくれる小学生・中学生。新型コロナ禍の中でも「戦争や平和」を伝え続けることの大切さを感じています。

大学生の時、戦争を考えることをテーマにした沖縄旅行に参加しました。その時とてもショックを受けたことを覚えています。まずは知ることからと思い、子どもと一緒に広島や長崎に行ったり、豊田の展示会に行ったり、毎年夏になるとテレビや新聞で報じられる特集を見るようにしました。小さい頃は一緒に見ても退屈していた娘が、中学で勉強してやっと興味をもつようになったのがうれしいです。これからも知り続けて、できる範囲で伝えていけたらいいなと思います。(48歳女性)

パンプキンの存在がよくわかり、来てよかったです。戦争は1日でも早く終わらせなければ犠牲者が余分に出て悲劇を生むこともいろんな展示を見て感じました。動物たちも動物園の中で戦争の苦しみを味わうことになり、こんな苦しみは二度と動物たちにも味わわせていけないという思いを強くしました。(50歳女性)

原爆の模擬訓練が行われていたことを初めて知りました。(59歳男性)

パンプキン展では模擬爆弾の歴史や背景の全体がよく分かった。戦争について、原爆開発の真相を学んで平和活動にいかしたい。(72歳男性)

戦争と平和に関して、とてもよくまとまった展示で、また時間をおいてゆっくりかみしめたいと思う。被害だけでなく、加害についても全体の流れの中で並列にあつかわれていたのが、とてもよかった。(47歳女性)

原爆投下のことは知っていたけど、模擬原爆パンプキンのことはまったく知らなかったのでびっくりしました。また来たいです。(12歳男性)

資料などで学ぶ「戦争」も大切ですが、証言や写真・記録など感じる「戦争」はとても心に響きました。今生きている時代は、すごくありがたいものだと思いました。あたり前ではなくて、感謝をもって、これからも「平和の重要性」を心にとめておきたいです。(14歳女性)

体験者の方の証言や戦争の事実をたくさん読んで、生々しい恐ろしさや戦争に反対できずつきすすんで行くしかない悲しみをとても感じました。これから戦争のない世の中になっていくように、少しでも協力できたらと思います。(14歳女性)

他県から愛知に来て20年。ずっと来たいと思っていましたが、ようやく来ることができました。今年は新型コロナウイルス感染症のため、ヒロシマやナガサキもおいそれと行くわけにいかず、今回の訪問を今年の我が家の平和学習にしたいと思いました。さて、展示物で一番心に残ったのは、当時の子どもたちの直筆の手紙でした。当時としてはあたり前としても、「兵隊さん、兵隊さん」と繰り返し、あがめるように「洗脳」された子どもたち。二度と子どもたちにこのような誤った考えをさせたくないと強く思いました。(51歳男性)

たいへん勉強になりました。戦争のことを思うといたたまれない気持ちになります。人類がこの戦争というものをどうのりこえていくか、考えていかなければなりません。こういう希望ある展示が増えることを望みます。(45歳男性)

模擬原爆パンプキンについて新たに知ることができました。二度と戦争を繰り返してはならないと思いました。(46歳男性)

とても分かりやすい展示です。子どもたちの心にも響いてくれると信じています。(45歳女性)

毎回興味深い企画を楽しみにしています。仕事に子育てになかなか時間が取れませんが、いつも気にかけています。戦争についてや平和を考えることが減っており、今後も何度か足を運ばせていただきたく思っています。私の祖父母が生きた時代について、もっと知りたいです。(41歳女性)

企画展「模擬原爆パンプキン」を拝見しました。投下被害をうけた春日井市民による丹念な調査研究の経緯、米軍の原爆投下計画の流れ、各地の投下実績・被害調査がわかりやすくまとめられており理解しやすい展示でした。(40歳男性)

今まで日本史で勉強したり、高校生の時に訪れた沖縄で史料館を訪れたりと、戦争に触れる機会は何度もありました。しかし、今回こちらで様々な資料を拝見して、まだまだ知らないことが多くあることを実感しました。なかでも2階の島原さんの証言の中に「防空壕では爆風で目玉飛び出さないように両手で目と耳をおさえ、口を少しあけた」というような文を見つけ、凍りつきました。ただ、漠然と“戦争をしてはいけない”ではなくて、目をそらしてはいけない実際にあったことも知っておくべきだと実感しました。(21歳女性)

子ども(小3)の夏休みの自由研究で市内の戦争遺跡や慰霊碑を巡っています。「学芸員と巡る愛知・名古屋の戦争遺跡」という本を参考にいくつか見に行きましたが、出版から数年間の間に直されてしまったり、木々にうもれていたり、いつまでも残っているわけではないと痛感しています。人は死ぬし、物は壊れるので後世へ伝えていくのは大切です。(40歳女性)

前を通るたび、新聞や広報紙を目にするたび、いつか来館しようと思っていました。この終戦の要の時期に来館し、パンプキン爆弾の事、知っているようで詳しく知らなかった事など再認識できました。(62歳女性)

日曜休館でなかなか来ることができなかったが、盆休みを利用して初めて来館した。資料が多く、今後も維持してほしい。戦争の悲惨さを改めて感じた。より多くの人々に見てほしい。(67歳男性)

展示物と説明が視覚的に訴えてくるようであり、見入ってしまいました。とくに説明がとても深くまで書かれていて、知識を広げることができてよかったです。(19歳男性)