ピースあいち ただいま休館中◆ボランティアの近況―お便りから

                                           
 

休館中のピースあいち。ボランティアさんがそれぞれどのように過ごしているのか、近況をお聞きしました。早くみなさんとお会いしたいですね。


スケジュール帳が真っ白になり、はじめてYouTubeでヨガや健康体操をしたり、LINEでビデオ通話したりと、生活が強制的に変化しました。毎日マスクをして仕事に行っています。人の移動が減少して、空気が綺麗になったのか、今年の花粉症はかなり楽でした。コロナ禍でそれぞれの国の対応が違うことがよくわかります。人権に対する意識もさまざまです。うちでは戦前生まれのおばあちゃんが戦争時代に戻ったようだとい言いながら、なぜだか戦闘モードになっているのが気になります。新しい時代が来るのを期待してます。 (A.K)

展覧会場の様子1

趣味で育てている洋ランの花が咲き始めました。しっかり手入れをしないとよい花が咲かないので、結構気を使っています。写真は春咲きのカトレヤで、名前は大きい方がアイレンフィニー・イングリッド、小さい方がキングハロルドです。最近娘婿に一眼レフのいいカメラをもらいました。前々から星を撮りたいと思っていたので、そのカメラとパソコンとオートガイダー(星を自動的につかまえる装置)をつなげるときれいな写真が撮れるらしい、アンドロメダとか星雲がきれいに撮れるらしい、というので研究にはまっています。これは私の最期の道楽です。ちなみに今、お月さまの西側に大きく光る星は金星です。ぜひ見てください。 (A.M)

皆様いかがお過ごしでしょうか。私はこのコロナ禍のなか、新社会人としてデビューしました。しかも、職場はドラッグストア。毎日が忙しく過ぎていきます。でも、休日にどこかに遊びに行くことができない分、学びに時間を割くことができています。そして、学生時代に買い込んで読むことができなかった戦争関連の歴史の本を読み漁っています。特に今は、関心がある憲兵、戦犯、日本軍の捕虜政策の3分野を中心に読んでいます。再開したら、さらに自らの専門力を高めて、ピースあいちに帰ってきたいと思います。 (I.R)

ピースあいちは臨時休館でどうなっているのかなと思っていたら、赤澤事務局長からボランティアにあたたかいお便りをいただき、うれしくって電話しました。以前から行っている介護の仕事を続けています。ランチを出していた所は今、お弁当の販売になり週3回ほどその仕込みに行っています。もう一つは、訪問介護の仕事です。消毒液をバックや車に入れて、もちろんマスクをして訪問しています。高齢者の方は「外へ出て日光浴もいいですよ」と言ってもすごく慎重になっていて、心配です。 (O.K)

事務局長からのお知らせ、ありがとうございました。離れていきそうな心が、ピースあいちに繋がりました。前を通るたびに、バラを眺めて癒されております。休館中は、朗読の会「オリーブ」も練習のために集まる事を自粛していますが、いつか朗読できる日のために、いろいろな検討をテレワークでしています。また、平和を訴える朗読の本を探しています。たとえば、朗読劇「この子たちの夏」(1945・ヒロシマ ナガサキ 構成・演出 木村光一)。広島・長崎の母親たちが原爆で亡くなった子どもに語り掛けるように書かれたのを、木村氏が朗読の台本にしたものです。ピースあいちのお仲間の提案で、一緒に探しています。ピースの蔵書にありましたかしら? (O.K)

外出自粛の要請に素直に応じているのですが、寂聴さんは「蟄居(ちっきょ)」という言葉を使っておられます。自宅に軟禁されているようでストレスがたまります。家内の炊事、洗濯、掃除、買い物の代行と手伝いが日課で、楽しみはNHKの朝ドラ「エール」を見ることです。空いた時間は坪庭の整理、草取り、花の水遣り、その後は断捨離の「捨」です。不燃ごみがたくさん出てきました。平和志向まで自粛するわけにはいきませんので、手持ちの資料を読み直しています。目に留まったものの一つが『新・戦争のつくりかた』(りぼん・ぷろじぇくと著・絵本)です。日本は73年ほど前に「戦争をしない」と決めたが、政治や社会の動きに無関心でいると法律から憲法まで替えられ「戦争できる国」にされてしまうと警告し、一人ひとりが自分で考え、おかしいと気付いたら周りの人たちに話してみよう、とこの絵本は呼びかけています。 (K.K)

Stay Homeの今ですが、ピースあいちでは訪れる人を待ちわびながら「アンネのバラ」が今年も元気よく咲きました。「アンネのバラ」は第2次世界大戦中の強制収容所で15 歳の短い生涯を終えた少女アンネ・フランクの平和への願いを象徴すると言われています。我が家にも「アンネのバラ」があるんですよ! 植えてからもう15年以上のつるバラです。蕾の黄色から咲き進むと花びらの色がオレンジ~ピンクへと変化して楽しめます。もうひとつは「ピース」。平穏な日常に早く戻るといいなァ。 (K.R)

展覧会場の様子1展覧会場の様子1展覧会場の様子1

職業柄、今回の外出自粛要請によりかなり影響を受けた日々を過ごしています。同時に異動も重なり、生活が一変しました。そんな生活にも少しずつ慣れてきたので、ピースの企画展での聞き取りなどで、お世話になった方々へ手紙を書いています。昨今は書く機会が減りましたが、今までのお礼や近況報告など、改めて自筆で気持ちのこもった手紙の素晴らしさを感じている今日この頃です。 (H.T)

いま僕は、大阪の社宅で一人暮らしをしています。初めて尽くしの日々で、コロナ以外でも戦っています。会社は保育製品総合販売の会社です。コロナの影響で、本来行われるはずだった研修も無くなり、右も左も前も後ろも上も下も同期の顔と名前でさえ分からない状態で初出勤を迎えました。今では会社に出勤して、研修動画や課題図書を毎日しています。今週から在宅勤務していた同期も出社し始めて、少しずつこの先が見えてきたという状態です。 (M.K)

生きているうちにこんな時代が来るとは思わなかったけど、人間は本当に好き勝手な事を地球や動植物にしてきたから、いつかウイルスみたいなものにやられるかもと思ってたら、本当に起きました。ミサイルなど作ってる場合じゃない!世界中の人が力を合わせて助け合い生き抜かなければならない。ただじっと終息するのを待つ事しかできないもどかしさ。もしもの時の覚悟はしたつもりだけど、ただ気になるのは断捨離、身辺整理をしなければならない事。頭が痛い!!  (M.M)

ばあば通信未

新聞でピースあいちのパンプキンの企画展の写真を見た時、「私は見てないんだよな」と、さみしくなりました。本来なら、展示室のすみで肩をぐりぐりしながら見学者を待っているのに…。さて、あまり暇なので、「ひまな おばあ通信」を作って知り合いに送っています。 (M.S) 

4月中旬、大阪にいる娘からSOS。「学校が休校になり子どもの面倒見て!」。乗った新幹線はガラガラ、「出歩いてはいかん!」という雰囲気が身に刺さるようでした。今は娘夫婦もテレワークになり解放されました。日々、もっぱら藤沢周平の小説を読んでいます。 (Y.Y)