ボランティア雑感◆12年過ぎて一区切り
ボランティア 佐々木 良雄

                                           
 

佐々木さんは、新しい出会いを求めて、3月で12年に及ぶピースあいちのボランティアに一区切り。この稿は、3月17日、最後のお当番の日、休憩時間にボランティア仲間とされていたお話を編集部でまとめさせていただきました。



 ピースあいち開館の2007年5月からボランティアを始め、もう12年過ぎました。図書館かどこかでボランティア募集していると聞いてね。
 定年の1年前に退職して、猪高緑地の里山づくりや日進で竹林の整備のボランティア、その仲間たちとハイキングクラブをつくったりしていました。先輩に「10種類以上、趣味を持つつもりで定年後を考えなさい」と言われていて、ここにも飛び込んだというわけです。

 

 火曜日班では、開館当時からの“古参”になってしまいました。月4回から5回、お掃除ロボットが入るまでは、早めに来て2階の常設展示室などのお掃除をしましたね。結構汗かいてね。

展覧会場の様子1

お当番のボランティアといっしょに(中央が佐々木さん)

 名古屋空襲の犠牲者慰霊の法要をするということになり、「お地蔵様の周りに灯篭をならべたいね」というお話が出ました。ボランティアをしている日進の竹林ではその竹を使って竹細工などもしていたので、竹の灯篭を作ってみようと。
 灯篭に適した直径は12~15センチ。その直径の竹は高さが20~30メートルあります。それを一人で何本か切り倒してね。底に節を残して高さ15~20センチの筒に切って、さらにそれぞれの筒の切り口を斜めに切り落とすのが大変だった。底にネジくぎを差し込み、蝋燭を灯しました。
 法要が終わった後は、プランターにしたいとボランティア仲間が持って帰られたりしてね。

 年末の大掃除の後の忘年会も思い出深いですね。料理なんかからきしなのに、たたきごぼうとか千枚漬けをつくって持っていったりして。おつまみが欲しかったからかな。
 帰り道、酔っぱらって転んで眼鏡を壊してしまって。次の日、その道を歩いてたどって、片方の眼鏡のレンズを無事回収しました(笑)。

 昨年の2月に右足太ももの血管がつまり、ステントを入れる手術をしました。この4月には、カテーテルを入れる手術をします。一つのことを10年やろう、いろんなことをやろうと決めてきました。ピースあいちのボランティアは10年以上になりましたが…。
 これからは、いま始めているスポーツクラブでヨガやトレーニングを通じて、新しい出会いをつくっていきたいと思っています。

 

 ピースあいちも高齢化がすすんでいますが、各曜日のスタッフがそろうようにボランティアの増員できるといいですね。

〇ボランティア仲間からひと言
・佐々木さんは、本当に働き者。お掃除はもちろんですが、来館者用セットが少なくなるとサッと作って、鉛筆の芯が短くなるとサッと削って…本当に気がつく人なんです。
・火曜日班の忘年会の会場設定など、上手にみんなをまとめてくれたね。
・アユ釣りに行かれると、ピースにも持ってきてくださり、美味しくいただいたわ。
・そう、朝掘ったばかりのタケノコをいただいたことも。「えー!それは知らなかった!」の声も。



佐々木さん、長い間、ありがとうございました。これからも、ピースあいちの仲間ですよ。お身体に気をつけて。遊びに来てくださいね。