◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

新型コロナウィルス感染拡大防止対策で、3月に予定していたいくつかのイベントと団体受け入れは中止となりましたが、ピースあいちは通常どおり開館しました。時折来て下さる大津定信さんによるミニギャラリートークが度々おこなわれました。また、新聞報道された当館前館長野間美喜子さんの訃報をみて来館された方々からは、お悔やみとスタッフへの励ましの言葉をいただきました。

このような博物館には初めて来ました。学校(小・中・高・大)でもやっているけど。私はどこかで「いま平和だからいいや」とか「自分には関係ないかな。昔のことだし」と少しでも思っていた部分がありました。でも今日、このピースあいちに来て、たくさんの人が今でも「戦争はあってはならないもの」と言っている本当の意味が分かったような気がします。「何」とははっきり言えませんが、私の中で何かが芽生えました。これから教師になって次は私たちが教える番です。今日学んだこと、気持ちを忘れないように子どもたちに伝えていきたいです。(22歳女性)

大津定信さんのこと初めて知りました。(73歳男性)

大津定信さんのヒロシマの作品を見に来ました。久しぶりに大津さんの作品を見て、情熱と行動力にいつも感心させられます。(66歳男性)

日本が始めた戦争が多くの被害を与え、また多くの被害をうけるものになったことを日本は目をそらさず知るべきだ。“戦争だから仕方ない”と言うが、すべてを戦争の責任としていいのだろうか。誰かが責任を取るとなると、真っ先に日本があげられるだろう。南京大虐殺や慰安婦のパネルを世間に堂々とみせることができる社会、それについていろんな意見を言い合える社会になってほしい。そのためにもピースあいちで訴えていること、伝えている事実を知ることができてよかった。(22歳女性)

1947年生まれで戦後からしか知りませんでした。いいことを続けられていることに感謝します。(72歳男性)

愛知県にもこのような歴史があったこと、戦争全体としても私たちが教わっていないところに日本の知られざる歴史があったこと、「眼をそらさないで」とありましたが、一教員になる身として、これからも知る姿勢を大切にしていきたいと思います。子どもたちにもこの姿勢を伝えていきたいです。(22歳女性)

戦争の被害について、学校で学ばなかったようなことまで知ることができ、日本の加害もなかったことにせず事実として受けとめることができました。この事実を知り、自分自身がどう知るべきか、考えるきっかけになりました。今回の1度では見きれなかったので、また来ます!(22歳女性)

3階のきかくてんの絵に感どうした。平和はつづかないことがわかった。 大津先生の絵が今を生きる私たちと当時の人々とをつないでいる事に感動した。平和がつづくように、戦争の恐ろしさを知り、歴史を学び、日常生活の中にひそむおかしな流れにアンテナをはり、プロパガンダにだまされないでいきたい。(10歳の女の子とお母さん)

1回目とはまた違った視点で見ることができました。3階の企画展では、「絵では900人描いた。亡くなった人々は40万人」。という言葉に命の重みをあらためて感じました。(22歳女性)

展示物を通して平和について考えることができました。私と全く同じ人間が、苦しんでいる姿、人を傷つける武器をたくさん目にしました。そのような状況になるほどの洗脳を人間は可能にするのだと感じました。私も同じ人間です。今の時代に生きる同じ人間として、できること、今やらなければならないことがあると思いました。私は4月から教員になります。私ができることは、子どもたちに平和とは何か考える機会を与えてあげること、そして、洗脳ではなく、子どもたちに自ら考える力を育てることだと本日感じました。(22歳女性)

よく集められたと思います。いずれも貴重な資料です。絶対に戦争はしてはいけないと思いました。平和の大切さをあらためて痛感しました。(83歳男性)

今までで一番戦争を実感いたしました。詳細で分かりやすい資料、記録等の数々。大変だったと思います。今度は2歳で父が戦死した実母を連れて、またおうかがいしたいと思います。(50歳女性)

考えさせられ、勉強になりました。(45歳男性)

原爆の図はじめて観に来ました。丸木夫妻が描きながら(描き終えたものを見ながら)思い馳せたように、わたしもこの絵を観ながら当時の広島や長崎に思いを巡らし、二度と誰もこのようなことを味あわせてはいけないと思いました。今でも戦争で住むところを追われている人がいる地球の現状にも思いを馳せなければ…。大津さんの作品は、今までに観たコラージュ作品の中でも最も大きく、立体的で、まるでその場にいるかのよう錯覚…。(42歳女性)

平和になるには努力をしなくてはいけないことを知りました。戦争のこわさやむごさを人々は忘れてはいけないと思いました。(14歳女性)

本日は野間さんの追悼の思いでお邪魔しました。野間さんとは60年前の安保に対する運動を共に闘ったという思いがありますので、本日はそれを共有するという思い、この「ピースあいち」の運動をそれなりに共有するつもりで、ここに足を運んだわけです。私の歳になりますと同様の時間を過ごした人も何人かいるかもしれません。もっとも何人かはこの間に亡くなっていますけれど。「ピースあいち」を今後ともささやかに支えていきたいと思っています。(82歳男性)

昨日新聞で野間さんの訃報を見ました。野間さんは高校時代、同級生の間ではあこがれの人でした。ピアノは弾けるし、スポーツも喜んで参加されていたし…才色兼備というのはこの人のことだろう・・・というのが皆さんの野間さん像でした。ピースあいちでのご活躍で、またお目にかかれました。心からお悔やみ申し上げます。ありがとうございました。(80歳女性)