◆ピースあいち訪問記◆戦争のことを知り、事実を伝えていかなければと思う。
社本 咲那(布袋小学校6年)

                                           
 

 ピースあいちに行って、たくさんの展示やガイドさんの話を聞きました。  中でも、1番衝撃的だったのは「命の壁」です。思わず目をそむけたくなるような写真ばかりで、戦争の恐ろしさを感じました。
 私の大好きな町にたくさんの爆弾が落とされたことも知り、胸がいっぱいになりました。東京大空襲や広島、長崎の原爆、地上戦がおこなわれた沖縄のことは、多くの人が知っていると思います。でも、被害にあったのはそこだけではありません。他の地域でも家族や友達を亡くして悲しんでいる人がいます。
 だから、もっと戦争のことを知り、事実を伝えていかなければならないと思いました。

展覧会場の様子1

ガイドの説明を受ける布袋小学校のみなさん

 戦争を体験した方に「当時楽しみだったことはありましたか?」と聞くと、「家族と生きていることを確認し合うのが楽しみだった。絶対に命を粗末にしてはいけない。生きて」と言われました。その言葉を聞いて、今の時代がどれだけ幸せなのかよく分かります。
 加藤たづさんやその他の方の寄付によってピースあいちが建てられ、私たちは戦争のことを学ぶことができます。
 今の時代は簡単にインターネットでいろいろなことを知ることができますが、時には現実とは異なることが書かれています。だからこそ資料館に行って事実を知り、体験者の方のお話を聞くことが大切だと思います。
 戦争のことを忘れると、また同じあやまちを繰り返すことになるかもしれません。
 戦争があったという事実を忘れないために。町はがれきの山。道路には死体がころがっていて、虫が群がっている。そんな光景を二度と見なくてもすむように、未来に伝えていきたいです。