ボランティア雑感◆「一期一会」
ボランティア 伊藤 真利

                                           
 

 皆さんの座右の銘、お好きな言葉は、なんですか?私は、やはり「一期一会」Once in a lifetime experience.

展覧会場の様子1

 

 私が常々思っていることは、お一人でも多くの方と出会い、お一人でも多くの方のお話しに耳を傾けたいということです。そのひとつに「ピースあいち」での戦争体験のお話があります。たいへん貴重な時間です。戦争を知らない私達に何ができるでしょうか?いつも考えています。私は、いろんなところで「朗読」をしたり、いろんな分野の人たちとステージを創ったりしています。ピースあいちのボランティアでつくる朗読の会「オリーブ」にも参加しています。私達表現者には、見て、聞いた事実を正確に伝える使命があります。ですから、戦争の悲惨さを正確に伝え継いでいくことが、大切になると思っています。

 

 父が陸軍士官学校出身で、今も続いている同期会があります。今はみんな高齢になり、二世会(息子、娘)が、東京、大阪にあります。そこでは、自分の信念や自分の国を守ることに青春を、命を捧げた人達のことを知り、今の平和な日本があることに感謝しています。先日の天皇陛下即位の礼で即位を宣言された天皇陛下のお言葉にもありましたが、「国民の幸せと世界の平和を願う。」素晴らしいお言葉でした。

 

 5月には、ピースあいちで開催された「服部夫妻の平和メッセージ 絵本に託す銃なき世界“アリッサとヨシ”」のイベントで友人のローラと2人で絵本の朗読をする機会を得ました。絵本の著者は、服部美恵子さん。今から26年前、愛知県立旭丘高校在学中にアメリカに語学留学していた服部剛丈君(当時16歳)がハロウィンの時に射殺された事件を絵本にしました。日本語と英語の絵本でしたのでローラと一緒に朗読しました。この悲惨な事件を初めて知ったという人達や若者もたくさんいました。アメリカでは、毎年銃による悲しいニュースがあとをたちません。
 日本中の人達が、世界中の人々が、危険なく、平和に暮らせますように、と願わずにはいられません。

 

 ピースあいちには、いろんな国の人々に足を運んでほしいと思います。館内の展示を見に来てもらうためにも日本の文化を併せて楽しんでもらえるとよいのかしら?と考えたりしています。
 全てにパーフェクトであることは難しいが其々の立場でベストを尽くしたい。It is difficult to be perfect for everything, but I want to do my best in each situation、