◆ボランティア雑感 ◆資料班や語り手派遣のサポート    

                                              運営委員  安藤 正幸

                                                
 

  ピースあいちに通うようになって、この夏で2年が過ぎました。何か役に立つことで自分にできることがあればと軽い気持ちでボランティアを始めました。
 資料班に入り、主に寄贈品の整理収納作業をしています。寄贈品の登録やPC入力作業をしながら、皆で資料から感じる当時を話し合うことができます。資料班は毎年8月過ぎには12月から始まる寄贈品展の準備で少し忙しくなります。
 しばらくして木曜日班に誘われ、月2回来ることにしました。木曜班での作業は受付けや案内がメインなので負担が軽く、楽しく過ごすことができます。入館者が少なければ、館内の展示資料の勉強や本を読む時間もあります。

絵はがき

語り手支援チームで打ち合わせ中の筆者

  何とか慣れてきた昨年からは「語り手の派遣」をお手伝いするようになり、語り手の方とお話もできるようになりました。この夏の愛知・名古屋戦争に関する資料館やピースあいちでの戦争体験の語り事業ではまだ気分的に余裕を持てませんでしたが、終わってみて少しは慣れてきました。
 この戦争体験の語りの折、ご高齢の語り手の方が結びに、「皆さん自分のためだけでなく、みんなの幸せのために自分にできることをしよう」と呼びかけられました。これを聞いて、私がピースに来る前はまさしく自分の楽しみだけで暮らしていたと恥ずかしく思いました。語り手派遣ではまだ主体的には動けませんが、努力したいと思います。また展示ガイドもできたらと思いますが、詰め込んでも直ぐに消えていく頭なのでまだまだ時間がかかると自分では思っています。

 館内の作業のなかで、お客さんに見ていただくまでの準備と後片付けの作業、具体的には壁への展示、取り外し、テーブル移動等の力仕事、会場セッティングなど、付属作業も皆でできるようになればと思います。そのためにも一人でも多くの方がボランティアになってくださることを期待します。