◆ボランティア雑感 ◆「お楽しみ散策」    

                                              ボランティア  深津恭子

                                                
 

  雨の心配をよそに、暑いほどの好天の初夏の一日、木曜日班「お楽しみ散策」に参加させていただきました。参加者は体調不良の2人を除く14名です。


 「命のビザ」を発給した「杉原千畝」を顕彰する広場が昨年愛知県立瑞陵高校の正門脇に設置され、これは必見!ということで皆で向かいました。名城大の稲葉千晴先生が説明してくださり、杉原千畝さんが日本国の許可も得ず発給したビザの重み、ユダヤ人の人たちを救った命の数の多さ・・・を思い知らされました。そのような杉原千畝さんのような立場、場面に立った時、人は、私は、そのような行動が取れるか、どのような行動が取れるのか・・・と考えてしまいます。

絵はがき

瑞陵高校の正門脇の「杉原千畝」を顕彰する広場で

 そして、1945年6月9日の「熱田空襲」の慰霊碑や地蔵尊を巡りました。多くの爆弾の跡が残されたコンクリート製の護岸の一部と鉄の棒にあいた爆弾の痕跡・・・。「白鳥橋の下では数百人が泥人形のようになって爆死していた」という光景を頭に描きながら歩きふと足を止め、今は穏やかに流れる川面、その上を隊を成してきれいなV字を描き気持ちよさそうに旋回している鳥たちの群れを見、今この時代のありがたさ、守らねばならないこの風景を感じました。

 昨年2月からピースのボランティアのお仲間に入れていただきました。平和であることを感じ、平和であるために考え、伝えていくことの大切さを教えていただいています。