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催し物案内・お知らせ  2018年5月





企画展 沖縄の『こころ』 追悼-大田昌秀と儀間比呂志展
5月29日(火)~7月7日(土) 3階展示室

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大田昌秀さん(2008年5月29日、名東文化小劇場、ピースあいち開館1周年記念講演)


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絵本「ツルとタケシ」 儀間比呂志 文・絵

「ピースあいち」では毎年 6月23日の沖縄慰霊の日をはさんで沖縄をテーマにした企画展を開いています。今回の企画展は、昨年、相次いで亡くなられた、元沖縄県知事の大田昌秀さんと沖縄生まれの画家・版画家儀間比呂志さんの追悼展です。
1925年生まれの大田さんは、鉄血勤皇隊の一人として沖縄戦に動員され苛烈な体験をしました。戦後は生涯絶えることなく平和を求め続け、その悲願は「基地のない沖縄」でした。
儀間さんは1923年、沖縄・那覇市生まれです。大阪で洋画、版画を学び、沖縄の美しい風物や沖縄戦の様相を版画や絵本で表現しました。
同時代を生きた大田さんと儀間さん。二人の伝えたかった「沖縄のこころ」を、展示を通して考えてみたいと思います。

展示
<パネル>13枚
沖縄の『こころ』を訴えつづけた大田昌秀さんの歩みを紹介
<儀間比呂志・版画作品>
ハンセン病の妹とその兄を描いた絵本『ツルとタケシ』の原画19点/版画4点




<同時開催>「辺野古写真展」
『辺野古・高江のたたかい~本土では見えないほんとうの姿』

5月29日(火)~7月7日(土) 2階プチギャラリー

沖縄は過去に類を見ない状況に置かれています。横行する米軍機の訓練と事故、心無い人間によるヘイトやデマの流布、そして辺野古新基地工事の強行など…。
今回は、現地の方々が収めた写真を通して、辺野古・高江の風景、そして座り込み運動とそれに対する政権側の行為がどんなものか、その「ほんとうの姿」を見つめ直します。




関連イベント 沖縄の『こころ』 追悼-大田昌秀と儀間比呂志展・辺野古写真展

映画上映会と沖縄報告トーク
6月2日(土)13時半~16時  1階交流のひろば
トーク  「新たに要塞化する島の人々の想い」 大月ひろ美さん (元青年劇場女優)
映画上映  「標的の島 風(かじ)かたか」 (三上智恵監督/2017年制作・119分)
*事前予約制 052-602-4222 (ピースあいち) へお電話ください。

沖縄慰霊の日・講演と朗読のつどい
7月7日(土)16:30~ 1階交流のひろば  参加費無料
講演 「大田昌秀の見た沖縄戦・儀間比呂志の感じた戦世(いくさゆ)」
    お話 阪井芳貴さん(名古屋市立大学大学院教授)
朗読 「平和の詩」群読  ピースあいち朗読の会「オリーブ」






朗読劇「あの夏の空にとどけ」
7月7日(土)16:30~ ピースあいち1階交流のひろば  参加費無料

出演:南山国際中学・高校演劇部、保護者有志
南山国際朗読劇は、ピースあいちでの発表は今年で10年目です。






特別企画展 高校生が描くヒロシマと丸木位里・俊「原爆の図」
7月24日(火)~9月2日(日) 3階展示室
休館日 月曜日(会期中は日曜日も開館します)

被爆体験者の証言を、孫のような年齢の高校生が聴き取って一枚の絵を描きあげる…10年以上前から、広島の高校生たちが取り組んできました。描かれた絵は116点。そのすべてが息をのむような力作です。そのうちの10点(原画)が今夏ピースあいちに来ます。
一方、ピースあいちが展示を続けてきた丸木位里・俊の「原爆の図」は、第11部《母子像》が来ます。
今夏の特別企画展は、1959年に画家夫妻が自分の体験をもとに描いた「原爆の図」といま高校生たちが語り継ごうとして描く「原爆の絵」を並べて展示するという新しい試みです。
昨年、市民団体ICANがノーベル平和賞を受賞したことを記念する、ピースあいちの核廃絶への思いをこめた原爆展です。

展示作品
高校生の絵(広島市立基町高等学校創造表現コースの生徒たちによる)
「消えていった幼い姉妹…生きていてほしい」、「ヒロシマ~昇る魂~」、「閃光」、「死んだ我が子を背負う若いお母さん」、「忘れられない~あの目」、「人間襤褸(らんる)の群れの中に」、「おいしかったよお…ありがとう…。」、「変わり果てた友人」、「市内電車の中で吊革を持ったまま焼けて、骨になった人」、「後に生きる人たちへ」いずれも油絵、F15号サイズ(652mm×530mm)
丸木位里・俊 原爆の図第11部《母子像》(180×720cm、1959年)



原爆の図 第11部 《母子像》

原爆の図 第11部 《母子像》  丸木位里・丸木俊 作 原爆の図丸木美術館 蔵

高校生が描いた 「原爆の絵」

高校生の描いた「原爆の絵」より いずれも広島平和記念資料館蔵 
左から、
「消えていった幼い姉妹・・・ 生きていてほしい」 中須賀 愛美(64 回生)
「ヒロシマ~昇る魂~」 立川 奈緒(61 回生)
「閃光」 小川 美波(68 回生)

関連イベント 7月29日(日)
第Ⅰ部 13:00~13:45 3階展示室
第Ⅱ部 14:00~16:00 1階交流のひろば

第Ⅰ部 13:00~13:45 ギャラリートーク/丸木美術館・岡村幸宣学芸員
第Ⅱ部 14:00~16:00 「私が描くヒロシマ」基町高校生(OB)と先生






戦争体験者・語り継ぎ手による語り
*入館料(大人300円、小中高校生100円)のみで参加できます。
8月1日(水)~15日(水) 14:00~ 1階交流のひろば
ただし8月6日(月)・8日(水)・13日(月)除く全12回

写真 写真

戦争体験の語り (2017年8月)


語り手 ピースあいち語り手の会・語り継ぎ手の会メンバー
語り手・テーマについてはHPまたは電話でご確認ください。






15歳の語り継ぐ戦争「金城学院中学生の壁新聞」
7月24日(火)~9月2日(日) 2階プチギャラリー
*入館料(大人300円、小中高校生100円)のみで閲覧できます。
休館日 月曜日(会期中は日曜日も開館します)






お知らせ・ご案内

報告集表紙

報告集ダウンロードできます
PDF 42ページ(表紙含む)

「私にとっての平和とは?投稿募集」
報告集ができました!

ピースあいち10周年企画として、昨年2月から12月に取り組んだ「私にとっての平和とは?投稿募集」。415人の方から投稿いただきました。用紙いっぱいに綴られた『私にとっての平和とは?』『平和のために自分ができることは?』…。その一つひとつの言葉、想いを大切にピースあいちの今後の活動に生かしていきたいと思います。
投稿お寄せいただいたみなさん、ありがとうございました。




戦争体験を語り継ごう!ピースあいち「語り継ぎ手の会」会員募集

戦争体験を語り継ごう!ピースあいち「語り継ぎ手の会」会員募集
「戦争と平和の資料館 ピースあいち」では、かつての戦争の資料を展示するとともに、戦争体験者たちによる「語り手の会」をつくり、学校や団体などに出向いて、戦争の体験、原爆、空襲、学徒動員など多くの戦争体験を語り伝えてきました。
しかし、戦後70年以上がたち、戦争の実体験を語れる人は高齢化してきました。遠からず戦争体験を聞くことが難しくなる時代がやってきます。
そこで、ピースあいちでは、戦争を知らない世代の「戦争の語り継ぎ手」を募り、2017年9月には「語り継ぎ手の会」を発足させて、戦争体験の伝承に取り組むことになりました。戦争体験を語り継いでいく意思と情熱のある人ならだれでも会員になることができます。ぜひご参加を!




ピースあいちでは、
・ピースあいち見学会ガイド案内
・戦跡めぐりのご相談
・パネルの貸し出し

など行っています。ご活用ください。
ご案内ちらしはこちら