今月の「ピースあいち」◆来館者アンケートより           
   



雪が降ったり、北風がビュービュー、そんな中、今月もピースあいちには小中学校の校外学習の子どもたちを始め多くの方にご来館いただきました。展示室でボランティアに声をかけてくださったり、アンケートに記された想い。後日子どもたち一人ひとりの感想をまとめて送っていただいたり…。その想いの束がピースあいちの大切な財産になっているとつくづく感じさせられます。今月のアンケートから…

■アンケートより

今まで戦争の話を少しは聞いていたけれど、さらに大変な事がいっぱいあったとは初めて知りました。食べ物の話やそかいの話など、実物なども見ることができて、当時の様子が伝わってきました。戦争や戦争中の日本での生活は、これからもさまざまな人に知ってもらい、そうぞうのできない事などを伝えていくといいと思いました。(12歳男)

社会の授業でかるく戦争のことを勉強し、戦争ってこわい、ひどいなとおもっていたけれど、今日お話をきいて、思っていたものよりとても戦争はひどいということがわかりました。それと同時に興味をもちました。(12歳男)

ぼくは、ひいおばあちゃんがせんそう中のことをはなしてくれて、それをきいたのが7~8才ぐらいで、いまいち何をはなしているかがよくわからなかったけど、今村さんのはなしをきいて、ひいおばあちゃんがはなしていたことが、これだったんだなとしりました。せんそうでたくさんの人が亡くなったということをはじめてしりました。このはなしをきいて命とか家、しょくりょうがたいせつということがわかりました。(12歳男)

戦争はたくさんの人に、つらくて苦しい思いをさせることを学びました。今村さんがつらい経験をされた話をきいて、細かいところまで話をしてくださったので、戦争がひきおこす苦しみをくわしく知ることができました。いつ、どこで、何日におこったまできおくに残っているということを聞いて、つらい経験はわすれたくてもわすれることができないのだなと思いました。(12歳男)

今まであたり前にして、できていたものが、戦争によってできなくなってしまったりするんだなとあらためて思いました。(12歳女)

戦争の悲惨さもさることながら、国民が戦争政策に協力させられていった様子も分かりました。父の形見を大切にあつかっていただいており、感謝しております。(63歳男)

お隣のおじいちゃんが亡くなり、その海軍時代の遺品を寄贈され、今回展示されているということで来館しました。2階の空襲についての展示は本当に見ていて辛くなりますが、今こそ知らなければならない現実なのだと思います。戦争の文字がどんどん近づいてきているような今、戦争によってもたらされる悲劇より、国を守る、国民を守るためなら武力を備えるのは正義のことと声をはりあげる今の政府の考え方がとてもこわい。そんな勇ましい言葉に共感する戦争の現実を知らない若者たちにもっと知ってもらいたいです。(60歳女)

戦争を忘れてはいけない。どんなことをしても「九条」は守るべきと強く思う。誰がなんのために関係のない市民(国民)、子どもたちをいためつけ殺すのか、そんな権利があるのか。同時に面識のない他国の人々を殺すこともすべきでは絶対にない。動物たちもしかり。(67歳女)

太平洋戦争時の名古屋市民の生活の被害だけかと思っていたら、当時の子供の生活が豊富な展示物で紹介され、よく理解できた。重慶の日本の空襲など初めて知ることもあり、日本もひどいことをしていたと実感した。(66歳男)

父母から聞いた話や聞けなかった話が頭の中に浮かんできました。いろいろ考えることができよかったです。(70歳女)

戦時下の資料がこれだけきれいな状態で残されている事にとても驚きました。ありがたいことだと思います。(23歳男)

戦争について知らないことがたくさんあり、知らないことばかりで知るべきことの多さを痛感致しました。私たちの子どもたち孫たちの未来に向けて、平和を考えていきたいと強く思いました。(59歳)

私は動物が好きで、戦争に使われた犬なども調べていました。犬を供出することは知っていましたが、供出時にその場で殺されたことは最近になって知りました。言葉は見つかりません。(65歳女)

さまざまな面から戦争と平和についてとても詳しく分かりやすく教えてくださったり、私たちからの質問に一生懸命答えてくださり、本当にありがとうございました。実際に体験することで、インターネットなどでは知れない平和のための大切なことが学べました。命の壁はたくさんの人に知ってほしいと思いました。(13歳女)

ぼくたちが質問した「ぼくたちが平和のためにできることは何がありますか」について、自分たちで考えてほしいと言ってくださり、ぼくは自分の子どもや孫、また次世代の人達に、戦争の勉強をたくさんして、伝えていこうと思いました。(13歳男)

僕は「飛行機がつくられたことで戦争が大きく変わった」ということを聞いて、今では身近な飛行機が戦争を変えたなんてとても驚きました。紙で代用されたものを実際にさわらせていただいて、昔の工夫などがよくわかりました。(13歳男)

私自身が戦争を体験していないので、教員として子どもたちに戦争のおそろしさ教える難しさを感じたことがあります。子どもたちに平和の尊さを考えるきっかけを与えていきたいと思いました。(25歳女)

細かい点まで情報が多く、展示物の多いことに感心しました。また、将来に向け、工夫をさらにしていただき、名古屋の名物になるくらいの施設にしていただければと思います。(38歳男)

今日は、小学校教諭として、子どもたちに伝えるという視点で見学させていただきました。展示の見やすさ、興味・関心のひきつけ方など感動しました。また、ガイドの方が詳しく説明してくださったおかげで理解も深まりました。今後、子どもたちにしっかり伝えていきたいと思います。(25歳女)