今月の「ピースあいち」◆来館者アンケートより           
   



3階の展示室がリニューアル。天井までの壁、スポットライトの照明・・・。展示パネルが一段と見やすくなりました。11日から始まった「ピースあいち10年のあゆみ」展、「名古屋城が炎上した5月―名古屋大空襲」展はテレビや新聞等でもご紹介いただきました。5月4日は、開館10周年の日です。

■アンケートより

戦争は二度とくり返してはならないと、力強く発信している場所が、今暮らしている名東区に存在していること・・・驚きました。長年知らずにいたんだ・・・とさっそく来てみてよかったです。広島の原爆資料館をかつて子どもたちと訪れたことがあり、その時も衝撃でしたが、84歳の母から折々に聞いていた名古屋の空襲のことについて触れる良い機会となりました。開館に至るまでのことも知ることができ、心をうたれました。(58歳女)

先日も広島そして沖縄に行ってきました。少しづつ戦争のことが風化していくようで不安を感じます。少なくとも自分だけは忘れないようにと機会があればでかけるようにして、子どもには話ができる親でありたいと思います。(46歳男)

あらゆる人の行為が物語であるとすれば、戦争という人為的な現象もまた物語ということになるのでしょう。この博物館では、事実としての戦争以上に物語としての戦争という印象を強く受けた。とても大事なことだと私は思う。(20歳男)

若い人は戦争の実感は無い。私の年でも戦後の生活しかわかりません。今の状態で進んでゆけば、いずれ戦争は身近なものになると思います。若者が兵隊の中心になるのです。何らかの方法で、身近なことと実感して考えて、政治に目を向けるときだと思われます。(77歳女)

三河地震、名古屋城炎上を体験し、食糧難の中で育ってきました。私の誇りは、学校教育法の第一回生、平和教育、平和憲法の下で教育を受けた事です。戦争の犠牲は辛い事でしたが、加害者であった事をもっと真剣に受けとめるべきでしょう。被害者の意識では、原発を止めることはできません。原発まで輸出する、まさに加害者になるのです。「教育勅語、何が悪いんだ」という風潮に、天皇を利用してきた反省の欠如を感じます。平和憲法は誇るべきものです。(76歳男)

実家に近くても、なかなか足を運ぶことができませんでした。日本は平和です。平和すぎて何も知らなさすぎます。戦争を知っている世代、体験した人たちも少なくなっています。是非若い世代の人たちにも語り継いでいって下さい。

過去にあった事を繰り返し伝えて下さる事に感謝いたします。自分自身を含めて、忘れたり知らなかったりする事で、自分の都合の良いように判断し、人を傷つける事につながる事を恐れます。(54歳女)

知らなかったことを教えてもらい、忘れていたことを思い出させてくれました。これから、何回も足を運んで戦争や平和、一人ひとりの幸せについて振り返っていきたいと思います。(71歳男)

このまま、今の平和な世の中が続けばいいと思う。動物も大切な生き物だけど、東山動物園の飼育員さんたちは、たくさんの動物をのこしていてすごいと思った。動物も人と同じだから大切にしたい。世界中が平和になる世の中になってほしい。(16歳女)

二度目です。千種高で歴史を教えておりますが、高校生の来館が少ないことを伺い、少し考えさせられることとなりました。(小・中学生は来館があるとのこと)。近くの高校に勤めていながらなかなか私自身も来る機会をなくしておりました。本日あらためてうかがい、資料や写真の充実など、非常に印象に残ることとなりました。ぜひまた生徒にこの資料館について話をしたいと思っております。(59歳男)

開館10周年、スバラシイことです!ボランティアを検討したいと思います。(68歳男)

映画「ヒロシマ」のDVDはお借りできませんか? 戦争を忘れないのテーマと共に沖縄についての最新情報、内地の私たちが共に協力・支援できる場を与えていただきたい。特別の催し物以外は無料で開館を希望します。(大勢の人が気楽に集まり、平和について話し合う場の提供)(75歳女)

もっと若い人間は戦争のことを知らないといけないと思う。なので、大変かとは思いますが、こういった会館は続けてほしいです。実際に体験した方の声はもう直接聞くことは難しいのでとても勉強になります。(35歳女)

久しぶりに昔の生活(子供の頃)を思い出しました。今は平和でいいな!(79歳男)

私は昭和15年生まれです。大阪で空襲にあい、隣の軍需工場が爆撃にあい、生き延びて福知山に疎開しました。今日は4歳の当時のことを思い出しました。戦争はイヤだ!(77歳男)

戦争の悲惨さを改めて感じました。加害者も被害者にもなりたくない。(77歳女)

久しぶりに来館しました。一段と内容が充実したのを感じます。今の社会情勢を見るにつけても、絶対戦争はいけない、どんな状況でも話し合いで解決すべきだと強く思いました。(72歳女)

語りつぐことの大切さを実感しています。友人を誘って来たいと思います。(70歳女)

戦争中の写真(沖縄、名古屋空襲などの死者)をみて、何度も聞いていましたが気分が悪くなりました。こういう悲惨な光景はみたくないという気持ちと、知っておかなければという気持ちが交差します。(77歳女)

なかなか来ることができませんでした(以前から知ってはいました)。私は西区で生まれ空襲で姉に手を引かれ、中村区に逃げた記憶があります。西区の庄内川沿いに移ってからも、裏の工場に爆弾が落ち、逃げました。工場だけでなくいろいろな所に焼跡がありました。いろいろ思い出しますが、今の若い人には話す機会がありません。こういう資料館が維持されていることは有難いことです。また、ゆっくり来たいです。(77歳女)

沖縄県出身ですが、戦時中に名古屋も大きな被害を受けていたこと、初めて理解できた。(50歳男)

戦争の写真に心が痛みました。平和を願います。(65歳女)

案内をしていただき、知らなかった事をたくさん教えていただきました。事実として知っていることを目で見てお話を聞くことで、少しでも歴史を共有することができるように思います。(43歳女)

これまで沖縄などで平和講演や、体験者のお話を聞く機会は何度もあったが、鈴木忠男さんのお話は一度も聞いたことのない内容で驚きました。実際にその時代を生きた人からしか語り継げない貴重なお話が聞けて、改めて今後の世界も平和であるために自分ができることは何か、考える良いきっかけとなりました。(27歳女)

資料をすべて見るには時間がかかりますが、説明員さんが説明してくれ短時間でしたが、よく分り勉強になりました。(36歳男)

歴史とともに少なくなっていく戦争の爪跡を残す貴重な場所だと思い、今後も世代を超えて語り継がれていけばよいと思います。(26歳男)

10年前に広島の原爆資料館に行ったとき以来の戦争資料館だったのですが、何回見ても心痛ましく思います。身近に感じる事がほとんどないので、こういった場に定期的に訪れて今の気持ちを忘れないように思います。(33歳男)

名古屋の空襲がかなりひどかったということを名古屋にいながら知りませんでした。東京大空襲と同じくらいの空襲をうけ、多くの人の命が奪われたことを今日初めて知りました。(34歳男)

鈴木忠雄さんのお話を聞いて、戦後70年もたっているのに、未開示の情報があることは大変衝撃で悲しくなりました。同じあやまちをくり返さないため、伝えていかなければいけないという熱い想いを感じました。井戸さんのお話にあった、知らされないことによる無知故の意味のない防火や自由のない生活は、同じく二度とくり返したくないし、自分の子どもや家族にも絶対経験してほしくないです。(26歳女)

今までの認識とは違う新しい真実を知ることができ、より一層戦争の恐ろしさを知りました。(27歳男)

昨年東京から移転しました。「東京大空襲(45.3.10)」については資料等で知っていますが、名古屋でも大きな空襲、戦時下での暮らしがあった事を学びました。70歳になり初めて知ることはまだまだあります。「ピースあいち」の展示は、見やすく納得できる説明です。これからも頑張ってください。「祈・平安」(70歳男)

戦争体験はありませんが風化させず、語り続けていきたい歴史です。(61歳女)

新しい発見が幾つかありました。名古屋城が炎上したことは知っていましたが、再建にかかわることは、はじめて知ることが多くありました。明治以降の名古屋城にかかわる歴史も興味深かったです。ピースあいちがこれからも“私たち”の手で支えられ、一人でも多くの人たちに平和を深く考える場所として存続できるよう祈ります。孫子の世代、それに続く世代の平和実現に向けて、平和を求め続けていきたいと思います。運営にあたっている皆様に感謝いたします。(58歳男)