今月の「ピースあいち」◆来館者アンケートより           
   



2月のピースあいちは、3階の企画展「戦争の中の子どもたち」、2階のプチギャラリー「池田美恵子 平和を詠う」短歌展を開催中。小学校の校外授業、東邦高校の生徒会、青年法律家協会など、若い来館者が目立ちました。

■アンケートより

当時の子どもたちの生活が良くわかりました。手に取って見ることができたり、本を見たりできたのがとても参考になりました。2階の生活を再現してある所のしょうい弾が実際に落ちた天井が印象に残りました。とてもていねいな説明でよくわかりました。(12歳女)

「戦争の中の子どもたち」で、戦時中子どもたちはどういう生活をしていたか、がよく分かり、戦争はしてはいけないという事を教えてくれました。(11歳男)

じゅ業ではわからないことがいっぱいあって、分かってよかったです。生活の中に戦争がえいきょうしていることがわかりました。(11歳男)

戦争中の大変さや苦しさがボランティアの方々の説明でよく分かり、平和な時に生まれて幸せだなと思いました。(10歳女)

しょういだんがおとされて家の天じょうにとても大きな穴があいていて、私は戦争中の人々がきょうふにさらされながらもくらしていたことが分かりました。子どもたちはかわいそうだなと思いました。(11歳女)

「ピースあいち」はすごい本かく的で、さらにわかりやすく説明されているので、もっとはでに新コーナーを作っていけば、もっといい所になるのではと思う。(10歳男)

こんな近くに戦争資料館があることを今まで知らずにいました。今日は来れてほんとうによかったです。当時の人々の暮らしや世の中の流れ、また経験談を見て、改めて戦争は恐ろしいものであると感じました。学校も近いのでまた必ず来ます。今度は友人も連れてきたいです。(21歳女)

見たことのない資料の内容、多さに驚かされた。(64歳男)

戦争中に使われていた本物のくつやぼうしなどこんなに近くで見ることができて、物から何かを感じられるような気がしました。また、子どものおもちゃとしてガスマスクを模したお面などもあり、とても複雑な気持ちになりました。この気持ちを忘れぬよう、生徒会でしっかりと学校全体に広げていきたいと思います。(15歳)

戦争時の写真や展示物などが具体的で分かりやすく、戦争中の事をよく知ることができたと思います。戦争中の生活や軍隊の写真、原爆で被爆した人たちの写真など、生々しく凄惨なので、戦争というものがどれだけひどく、非人間的な行為であるかを知った。私は、2度と繰り返させてはいけない歴史だと強く思いました。(16歳男)

私は19年生まれ。父親がフィリピンミンダナにて20年6月に戦死しています。戦争の体験はありませんが、父親の体験を知りたく、県福祉課等で調べ今日出かけてきました。名古屋にこのような資料館がずっとありつづける事を望みます。(69歳男)

沖縄への修学旅行でも戦争について学ばさせていただきましたが、名古屋などについて全然知らなかったので、今回生徒会としてたくさんの展示を見て学ばさせていただきました。これから東邦高校と「ピースあいち」のつながりを持っていけたらいいなと思いました。(16歳女)

大学の卒業制作の一環として戦時下の日本を舞台とした短編アニメーションを制作することとなり、当時の人々の暮らしやその中の家具などの品々について資料を集めさせていただきました。知識としては充分に知っていても、実際の「物」を自らの目で観る事が大切だと思ったのです。戦争に関する展示会が少ない中、貴重な機会となりました。(21歳男)

広島の原爆やここの資料などをみて、戦争ゼロ、争いゼロを目指したいと思った。2回目も家族できたい。(12歳男)

ぼくは、「ピースあいち」にきてしょうげきでした。原ばくをおとされ、おおきい岩でしたじきにされた赤ちゃんや土にうまっている人、いろんな人が死んでいきかわいそうでした。昔はこんなことがあったんだとわかりました。(小6男)

名古屋にも大きな空しゅうがあったことがおどろいた。子どもたちも親がいなくなって焼け野原の所で畑を作ることがすごいと思ったし、かわいそうだと思った。(小6女)

平和へのメッセージがぎっしりと詰まっている展示ですね。各地の資料館の情報も展示してください。(54歳男)

小学3年生の息子と念願かなって始めてきました。映画「風立ちぬ」の流れから今回の「戦争の中の子どもたち」を息子がニュースで知って、自ら「来たい」と言って来ただけに、展示物をじっくり見て、ノートに書き写しているのには驚きました。(親の指示や学校の宿題でもありませんでした)

今回いろんなお話を聞くまで、まさかこんなに日本が日本人がそんなひどい事ことをしていたなんて知らなくて、ニュースで昔日本人にひどい事をされたと聞いても「昔の人がしたことなのに、今の時代には関係ないのに…」なんて軽く思っていましたが、今日で考えが少し変わりました。ショックな感じです。この先未来に子どもたちがどちらの思いもしなくてすむよう平和な世の中であってほしいと思います。済んだことだ、関わっていないからとこれまで関心を持たずに来ましたが、もっと勉強してくればよかった反省してます。(43歳女)

自分自身体験した戦争をあらためて思い出すことができました。1月3日の空襲は、西区の小さい水だまりのあった防空壕の中でした。そこから地上に出た時は、生を実感した第一の時でした。平和をねがっています。(79歳女)

当時の生活環境、社会の空気、社会の変化がよくわかり、とても印象に残った。15年戦争の展示も多面的に(個人レベルだけでなく、国家のレベルという意味で)戦争の現象を分析できる点でとても良いと思った。体験者のお話も、戦争の恐怖を感じるに至る経緯がよくわかり大変良かった。(29歳女)

名古屋の戦争中の様子がわかりやすくてよかった。地元の石川は空襲の数が少なかったために、今回のような話を聞くきかいがなかったのでとても発見があった。展示の文字の大きさや分量がちょうどよかった。(23歳男)

戦争中の教育で、教科書から遊び道具まで、子どもの潜在意識に訴えかけて、いわば洗脳していく世の中に恐怖を感じました。そして、これとリンクする戦争体験者吉田さんのお話にリアリティを覚えました。また、こういった方々がいるのに対し、その方々が経験したことを否定するかのように事実の存在を争う権力の姿勢にも本当に恐怖を感じました。(28歳男)

戦争の「事実」と、被害と加害の両面から伝える、という姿勢に胸に突き刺さってくるものがとても多かったです。世の中、若者が右傾化している現状と戦前の様子が重なってより怖いと感じました。(29歳女)