今月の「ピースあいち」◆来館者アンケートより           
   



「チャリティライブでピースあいちのことを知って来館しました」「修学旅行でヒロシマを案内していますが、もう少し身近なところで探していたらピースあいちを知りました。たくさんの資料とアットホームな雰囲気、じっくり学べる場所だと思います。旅行社として、学校への提案ができれば…」。また、今年も「広島カープ勝利カンパ」を持って来館してくださった窪田さん。本当にうれしいです。今回も子どもたちの感想を中心にご紹介…

■アンケートより

今回戦争や平和について教えていただきありがとうございました。夏休み、戦争を体験し小学1年生の時に終戦をむかえた祖母に話をききましたが、名古屋ほどの空しゅうではなかったため、そこまで想像がつきませんでした。しかし、今回「ピースあいち」でいろんな人の話をきいたり資料を見たりしたことで改めて戦争のこわさ、その時の生活について考えることができました。これからも平和がつづくためには何をしなければいけないか、小さいことからでもできることがあればそのことを実行していけるようにしていきたいです。(11歳女)

私は、今まで世界はすごく平和だなと思っていました。けれど、昔はちがって空襲や戦争がおこり、たいへんだったことがわかりました。そして、たくさんの人々が亡くなったことを知って、こんな悲しいことはもう二度と起してはいけないと思いました。なので平和はすごくすばらしいことなんだとわかりました。(11歳女)

今村さんの話は戦争のことをじっさいたいけんしているので、すごく戦争のことについて考えながら話をきいていました。夏休みに戦争のことについて調べたけど、じっさいにたいけんしている人の話を自分の耳できけることはすごくきちょうだったので、すごく話をきいたときびっくりしました。(12歳女)

ぼくが分ったことは、今村さんからや展示から、昔、ぼくらが生まれていない時、命と領地のうばいあいがあって、ぜったいこんなことはダメだということです。けん法かいせいして軍をつくろうとなったら、またおなじことがおこったらダメなので、戦争はダメといういしきをもっともてました。これからもこの考えをうけついでいきたいです。(12歳男)

平和は自然とできるものでなく、じぶんたちでつくっていくものだと改めて知りました。平和な世の中でいてほしいと考える人がほとんどだと思うけれど、自分たちの領土を広めていくために戦うと考える人もいるから、平和になるのがむずかしいのかなと思いました。1人1人の考えはちがうという事も知りました。だから平和はむずかしくて、それだけ大切と思いました。(11歳女)

ピースあいちの2階にある「命の壁」を見て、話を聞いたりするよりも、百聞は一見にしかずというように、戦争の残酷さが今までの何倍もわかり、戦争は絶対にしてはいけないと思いました。(12歳男)

戦争はとてもこわくてやってはいけないことだと学びました。亡くなった子をせおっている子の写真を見た時は、おどろいたし、おそろしかったです。今ある平和を大切にしたいです。(11歳男)

今の子どもたちには縁遠いものですので、見学体験は、非常に貴重なものとなりました。特に講話については、とても真剣に聞いている子どもの姿からよかったと思いました。この先年が経つと語り部といわれる方がいなくなるので、学習した子どもたちが語りついでいけるとよいと思いました。(42歳男)

私は話をきいて、戦争はおもに、広島と長崎しかしらなくて、名古屋とかわからなかったけど、いろいろなことが知れたのでよかったです。今生きている私たちの生活がとても平和でしあわせなのが身にしみました。(13歳女)

僕は平和について、今まで何回も学んできたけれど、実際に体験した人の話はほとんどなかったけど、実際に聞いて戦争のおそろしさなどが学べたので、次の世代にも戦争はしてはいけないということを伝えていきたい。(13歳男)

本や想像とは違う、リアルな話を聞いて、今の生活がどれほど平和か考えることができた。また、戦争中のくらしは想像もできないほどひどいものだと改めて感じた。次世代をになう私達にとって、とても大切な講話だったと思う。過去と向き合い、将来についてしっかり考えたい。(13歳女)

私は、戦争についての話をあまり聞いたことがありませんでした。でも、今回話を聞けてよかったです。初めて聞いた話ばかりで少しおどろいたこともあったけど、改めて平和は大切だと思いました。そして、戦争のことを語りついでいかないとだめだと思いました。(13歳女)

戦争と動物の関係って、なかなか学校でおしえてもらうことがなかったので、今回のうさぎの飼育のお話など、まだ戦争のなごりがあるのかなと考えさせられました。(21歳女)

15年戦争の経緯を聞いて、今までの日本は被害者というイメージが変わり、中国、朝鮮、他の国などにひどいことをしていて、世界的に悪者になっていたことがわかりました。だから、歴史を見る上で、観点はとても大事だなと思いました。(22歳男)

教科書で学んだことよりも深いことを、資料、実際の展示物をみることで知ることができました。また、改めて戦争について考えるきっかけになったと思います。(21歳女)

とても丁寧に説明していただいて、来て良かったです。授業を履修するまで、ピースあいちの存在を知らなかったので、もっと広く知れ渡ればいいのに、と思いました。これからの時代、戦争思考、愛国心を強く持った人たちが国を治めるようになってきたら、また戦争が世界単位で始まってしまうかもしれないと考えると、とても怖いです。(20歳女)

初めて存在を知ったが、展示の数や資料の緻密さに驚いた。また、写真などをきちんと載せているのは胸にくるものがあったが、伝えなきゃいけない大切なことであると思った。(22歳男)

名古屋にこのような資料館があることを知れてよかったです。エピソードを視覚的に体感できる所が、本当に少しだけど戦争を身近に感じることができて良いと思いました。戦争体験者が生きている今を大切に、語り継げるよう自分自身が学ぶことが大切だと思いました。(21歳女)

戦争において自分の国が加害者だという教育があまりされないことは、その国民の意識に大きな影響を与えるんだと感じた。アメリカに戦争末期に原子爆弾を落とされたことや、市民で何人かが犠牲になったという教科書の文は、日本が被害者だと言っているように感じる。自分たちの国が行った他国への侵略や攻撃の反省と謝罪があってこその他国との関係づくりや平和への実現だと思う。(22歳女性)

リアルな写真や資料が見られ、とても経験になりました。日本がアメリカにやられる以前、加害者としてアジア各国に関わっていたことは初めての知識で、おどろきでした。戦争のためなら…と思わせる教育の洗脳力が恐ろしいと思いました。(21歳女)

丁寧に一つ一つ説明していただいて、とてもわかりやすかったです。「戦争」を身近に体験することは今後ないと願うと共に、今まであった戦いを、改めて学んでみたいと思いました。「知る」ことが今を生きる私たちにできることだと思いました。(22歳女)