今月の「ピースあいち」◆来館者アンケートより           
   



絵はがき

事前学習の内容と生徒たちの質問状

 

「戦争の中の子どもたち」と「戦争と動物たち」の展示が始まりました。小学校・中学校の生徒さんが校外学習で来館してくださいます。戦争体験と展示ガイドを組み合わせご案内します。「事前に学習した内容と質問状」を送ってくださる学校もあります。また、県下の小・中学校で語り手が戦争体験を語る愛知県の平和学習支援事業も始まっています。どちらも後日、参加した子どもたち一人ひとりの感想文がピースあいちへ送られてきます。今回はその中からも…

■アンケートより

僕は戦争のゲームなどをするのですが、ゲームと現実では全くちがうのだなと思いました。しっかりと今日聞いた話を次につなげ、この戦争をいつまでもおぼえていられるようにしたいと思いました。(14歳男)

戦争はいけないとずっと言われてきたけれど、国語や社会で学ぶたび、今いる日本で起こっていたとは思えないし、やっぱり他人事のように感じてしまうけど、話をきくだけでもつらいから、実際だったらもっとつらいんだろうなと思いました。(14歳女)

教科書では知ることができないことがたくさんありました。所々現在には程遠いグロテスクな表現があり、とても想像しがたかったです。しかし、それがまた現実だという事実を突きつけられると、とても戦争は恐ろしいことだと、いつもより改めて思いました。(14歳男)

戦争は派手なイメージがあったけど、本当は怖い事なんだなと思いました。(14歳男)

戦争は死に行くようなものだとは知っていたけど、生きて帰ってくることの重みを知らなかったので、今日知ることができました。DVDの「戦争は怖いよ」というセリフが何度も出て来て、本当に怖かったんだなと思いました。戦争から生きて帰ってくるのは、自分も辛いし、家族もきっと複雑な思いで辛かったんじゃないかと思います。授業で戦争のDVDを見たことはあるけど、戦争に行った人の家族さんの話を聞くのは初めてだったので、今日聞けてよかったです。(14歳女)

僕の祖父が戦争で広島に居て、被爆したそうです。その後、40年以上生きていたそうですが、そのことを考えながら今回の話を聞かせてもらいました。たった一代、二代の差で、もしや僕が被害にあっていたかも、もしくは将来戦争にあう可能性だって捨てきれません。戦争は本当にしてはいけない、そう思えました。(14歳男)

私の祖母も戦争体験者なのですが、残念なことにその話をきく前に亡くなってしまいました。なので今回こういう機会をいただけて本当によかったです。もう少し戦争のお話をきいてみたいと思いました。(14歳女)

戦争が昔あったことは知っていたけど、戦争はどういうものか、どういう状況かとかは全然知らなかったので、今回の話を聞いて知ることができました。(14歳女)

今まで、「こわいな」ぐらいしか思っていなかったけど、今日の話を聞いて、簡単な言葉じゃ言えないぐらいすごくこわくて、授業や写真だけじゃわからないような戦争のこわさをしれてよかったです。(14歳女)

今まで戦争があったんだよとしか聞いてこなかったので、今回戦争のことを詳しく知ることができてよかったなと思いました。戦争は“国と国との争い”、しかし戦うのは“人と人”という言葉。そして戦争を生き残った人の苦しさがとてもわかって、とてもかなしくなりました。戦争を生き残った人が「戦争は怖いよ」と言っていて、とても怖いものなんだなと思いました。今の私はとても幸せなんだと改めて思いました。(14歳女)

実際、関わったことがないし、言われても大切だなとは思うけど、ピンとくるような話ではなかったけど、(今までは)。でも今日の話を聞いて、日々いろいろなことに不満を感じたり、周りで安易に「死ね」とか使える世の中が平和なのだと実感するとともに、改めて命を大切にするべきだと感じました。生きたくても生きれなかった人がいる中、平和な時代に生まれられ、笑顔で過ごせるこの毎日に感謝して、今を大切に、嫌なことから逃げずに生きていきたいと思いました。(14歳女)

少し前、僕の祖母から話を聞きました。89歳です。8月15日のことです。祖母の家へ行きテレビを見ていたら空襲の話になっていて、僕の祖母は直接戦場に行ったわけではないのですが、戦争が絶えなかった時代に生きていた子どもとしてこう言ってました。「戦争は怖い、毎日毎日空襲で夜も眠れなかった」と。戦争の悲惨さを来世に伝えていきたいです。(14歳男)

60年以上の前には、私たちくらいの子やもっと幼い子までなくなる事が多くて、今の私たちは、国民主権や平和主義となりとても幸せに生きていることがわかりました。しかし、今の生活があたりまえと思わず、亡くなってしまった人の分までがんばりたいです。また、この出来事は忘れてはいけないことだと思いますが、年々戦争の事を語れる人が減ってきていると聞いたことがあります。なので、私たちが自分の子どもなどに話してバトンをつなげていきたいです。(14歳女)

前から戦争の怖さは知っていたけれど、今回の話を聞いて、自分が知っている戦争とは全く比にならないくらいに違っていて、本当に怖い出来事だったのだと思いました。僕は実際の戦争なんて見たくもないし、やりたいなんてみじんも思いません。だけどこれは知っておかないと今後100%戦争が起こらないとは限りません。でもそんなときに、「バトンタッチ」した僕にも何かできると思いました。(14歳男)

日本ってむかしはせんそうがあったんですね。(9歳男)

いのちはとてもたいせつだとおもいました。(8歳女)

おじいちゃん、おばあちゃんは、こんな中いたのがわかった。(8歳男)

小さな建物でしたので、展示物が少ないかなと。しかし、入館したらかなりのパネルや展示物がたくさんあり、見ごたえのある資料館です。(45歳男)

戦争とは、平和とはなど、いろいろ勉強になります。(24歳男)

ふだんあまり考える事なく平和にすごしていますが、館に来て、写真をみて心が苦しくなりました。それと同時に、平和である事に感謝しました。昔の方々の大変さを忘れてはいけないと思いました。(45歳女)

実物の爆弾などが実際に見れて、どういう物なのかわかりやすい展示だった。ひさんな戦争中の様子、どんな暮らしをしていたか知れてよかったです。(27歳男)

当時の物に実際に触れられたことが良かったです。名古屋の空襲被害などの詳しい情報を知れたことが良かったです。(29歳男)

5歳頃の不穏な空気にはこんな背景があったのだと理解することができました。希望をあみ合わせてゆこう。永遠の平和を!また訪ねさせていただきます。(78歳女)

私は岐阜県の山村の生まれですが、はげしい空襲の様子を見て大変だったことを思い出します。すざましい死者、戦争は悲惨なもの。二度とやってはいけない事を語りつぐ事の必要をいっそう思います。(86歳男)