今月の「ピースあいち」◆来館者アンケートより           
   



9月の下旬から、ピースあいちには小学・中学の校外学習の子どもたちが訪れています。戦争体験のお話、常設展や企画展「戦争の中の子どもたち」「戦争と動物たち」のガイドに熱心に耳を傾けています。また、この時期は、愛知県の平和学習支援事業や語り手派遣事業で小中学校、高校へ語り手が出向いてお話をしています。来年度の企画展の準備も始まっています。

■アンケートより

以前より一度おとずれたいと思っており、所用で名古屋へ立ち寄りましたので、訪れました。15年戦争の歴史に関し、きわめて丁重な説明とビジュアルを用いた展示は圧巻であり、貴重な資料と併せて驚きの連続でした。このような施設を運営されることを心から感謝し、再訪したいと思います。(42歳男)

実家が上前津です。2階の展示で、自分が生まれ育った街が3月12日名古屋市街地の空襲で大変な被害を受けたことを初めて知りました。今日ここまで発展するのに、先人たちの大変な苦労があったと思います。もっとたくさんの人に知ってほしいと思いました(26歳女)

強制連行の展示があったので、憲法公布前日の天皇の勅命について説明があると、わかりやすいと思いました。(47歳女)

平和の尊さをしみじみと感じました。(75歳男)

中区にある愛知県戦争資料館より大変充実した展示がよかった。偶然、小学生の見学と一緒になりました。もっともっと多くの人に見学に来てもらえると良いと思います。(67歳男)

戦争がどうやって始まり、どう終わったのか知る事ができてよかった。年が経つにつれ、戦争について語れる人が少なくなってくるので、私たちがちゃんと伝えていかなければいけないと思った。(21歳女)

館内2階のご説明をしていただいて、名古屋の知らないことを聞く機会があって、とても勉強になりました。出兵時と帰還時のパネルはとてもショックで、パネルの違いに気づいた時に苦しくなって涙が出そうになりました。(47歳女)

正直「しんきくさい話かなー」と思いつつ、でしたが、良い意味で裏切られました!語り部の方もさわやかで、戦争や平和全般について新鮮な知識をくださり、ありがとうございます。こちらの会に参加でき、すごくよい体験になりました!ご無理のない範囲でこれからもご活躍をお祈りしています。(36歳女)

ピースあいちでの学習は、名古屋市を基本とし日本全体、世界への広がりで、当時の戦争の裏話など興味深く聞き入りました。これからの平和学習に取り入れたいと思います。(50歳女性)

戦争の実態を学び、平和について考えることができる施設であることは、本当に素晴らしいなあと思いました。実際に戦闘を体験された方のお話を聞いたり、ガイドさんのお話を聞きながら資料を見ることができとても貴重な体験でした。戦争について、平和について、とてもとても考えさせられました。(44歳女)

かたりべの方のお話を聞ける機会があるということで参加しました。TVのドキュメンタリーで聞いたことはあっても、生で目の前でのお話は初めてだったので、涙がこぼれてしまいました。館内のご案内も知らないことばかりだったのと、大幸が狙われて被害が大きかったのはショックでした。(今、子どもが高校生で通っているので)(40歳女)

はじめて来ましたが、とても分りやすい展示とボランティアの方々の説明も分りやすかったです。戦争当時の貴重な展示物を見て、今の平和な日本に感謝するとともに、これからも変わらず平和な世界が続くことを願っています。(51歳女)

学校では学びきれない大切なことをたくさん知る事ができました。実物や写真でみるとよりつきささるものがありました。日常生活の中で何ができるかわからないけど、事実を知ること、戦争について考え思うことも大切だと思うことができました。(25歳女)

名古屋市内に住みながらもピースあいちは初めての見学でした。乾氏の講演、その後の資料館見学はすべてが貴重なお話でした。特に“事実を伝える”。恐ろしい、淋しいなどの言葉は使わない、の一言が印象に残っています。戦争体験のある両親に育てられ、その時代の話を、私の子どもや若い人に伝えていかなければならないと8月になるといつも思うのですが、なかなかうまく伝えられていないのが現実です。今日の見学会を生かし、さらに勉強していきたいと思います。(55歳女)

乾さんのお話を聞いて、大変な経験をしているのに「運が良かった」と言いながらお話されるのがとても印象的でした。「平和」は当たり前なことではないということに改めて気づかされました。お話が聞けてよかったです。(25歳女)

語りの方のお話を聞き、非日常を日常として受けいれざるを得ない状況を二度と起こしてはいけないと思いました。過去を検証しての展示も深く考える機会になりました。自治体労働者がどう関与していたのか、学んでいきたいと思います。戦争がないことが平和ではない、命を大切にするいろいろな取り組みが必要であることも教えていただき感謝です。(62歳女)

貴重なお話を聞けたり、資料を見せていただきよい経験になりました。学生の頃は戦争体験の話を学習の一環として聞くことはありましたが、大人になって聞くのは初めてでした。年を重ねるごとに感じること、考えることが変わってくるので、定期的に学んでいきたいです。(26歳女)

1910年からの戦争の歴史が分りやすく展示してあった。かたりべの乾さんのお話も非常に分りやすかった。戦後70年以上経ち、戦争体験者の方々もご高齢となり、生の声がいつまで聞けるのか不安になる。こういった声や話はもっと広がりを見せても良いと思う。(53歳女)

とても考えることが多かった。自分が住んでいるところにパンプキン爆弾が投下されたことをはじめて知った。80歳代の語り手から話を聞いて、内容が「子どものときの空襲体験」だったことに時代の流れを感じました。(38歳女)

「戦争は戦地に赴いたものだけでなく、国内の一般の国民も犠牲になっているのに、戦死したものだけを戦没者として弔うのは、相対的に戦争を美化しているのではないか?」と常々思っていたが戦死者に占める一般市民の割合が、15年戦争で70%その後はさらに上昇していると知り、戦争で苦しむのはやはり市民であるということを再認識した。「私たちは二度と赤紙を配らない」を強く感じた。(32歳女)

乾さんのお話、とても分りやすく、上品なお人柄もステキでした。静かに、でも熱くお気持ちが伝わってきました。ピースあいちのボランティアの知識と活動に頭が下がります。私設でこれだけのものをされていることにも!ハーグのこと、22~24歳の少年の命と引き換えの戦争という交渉をしたというのが印象的でした。戦争の民間死者数の割合の高さにびっくり。きれいな状態の資料にびっくりでした。(26歳女)

愛知県内で育ち、現在も暮らしておりますが、はずかしながら名古屋・愛知での空襲や戦時の出来事など知らずにいたことがたくさんあり、とてもショックをうけました。私自身3児の母であり、現在子どもたちに「戦争って何?」ときかれたりして、少し話すこともありますが、子ども達が持つ感想として「コワい」「イヤダ」と言葉が出てきます。乾さんが最後におっしゃった、戦争が良い悪いは言わない。自分がどう感じるか、考えてもらう という言葉、とても大切だなと思いました。子どもたちがもう少し大きくなって自分で感じられるような年代になったら、ぜひ再び一緒に訪れたいと思います。(35歳女)