◆ボランティア雑感 ◆自己紹介   

                                                ボランティア 高橋 幸子

                                                
 

  以前から「ピースあいち」に関心がありましたが、家からは少し遠いのではと、躊躇していました。たまたま野間夫妻とお話した時にボランティアが不足していることがわかり、少しでもお役に立てればと思い、5月から月に一度ですが通所しています。

 18歳でロッキードで有名になったM商社に入社し、学校や家庭では教わらなかったことをたくさん知りました。女子高でしたので、部活・生徒会・文化祭など全部女子で行い、男女差別を知らなかったのですが、入社してすぐ、研修期間・中味が男女で違い(その頃は男女とも社員と言っていた)賃金は女性は半分、仕事も全く違うということで驚きました。「会社」に就職し、仕事の中味などは白紙状態で契約したのですね。そして、パワハラ・セクハラ・マタハラと全部経験し、大企業の恐ろしさも知りました。

 しかし、田中美智子さんが国会でM商社の男女差別定年を質問し(男は55歳、女は50歳だった)そのすぐあとに男女55歳定年となったときは驚きました。政治と生活はこうやって繋がっていると実感したのです。

絵はがき

「ポルトガルへ旅したとき、リスボンの劇場で「謝肉祭」のバレー公演を みました。国家経済は破綻(?)していても、国民の暮らしは 豊かだと感じさせられました」


 そういう中で、職場にいる同じ想いの仲間たちと励ましあいながら、勉強会をしたり、コーラスを楽しんだりして、定年まで働けたことは大きな喜びです。職場の仲間がいたからこそ、今の私があるのだと思います。また、グリーンエコーという合唱団にも入って歌う喜びも知りました。夫はM商社にもコーラスの指導にきていたので、親しくなり結婚することになりました。今は二人ともグリーンエコーを退団し、「Sing&Talk」という歌の集いを皆で楽しんでいます。

 会社では年長者だったのですが、退職後の世界はまだまだヒヨコの若輩者です。新しくお会いする方々は、みなさんとてもお元気で意欲的で見習うことばかりです。少しゆっくりした生活をと夢みましたが、世の中も諸先輩も許してくれないようです。
 健康には自信がありましたが、最近は白内障・膝の痛み・不眠・めまいなど少しずつ不調になってきました。もっとも理学療法士の娘に言わせれば、「今まで全然なかったのは幸せよ」という事だそうです。

 至らないことが多いですが、平和を守る力に少しでもなれればと思います。 どうぞよろしくお願いします。