今月の「ピースあいち」◆来館者アンケートより           
   



今月の「ピースあいち」の企画展示は「知られざる沖縄の真実 -ハンセン病患者の沖縄戦」展。「1日休みが取れたので、高速バスでこの展示を見にきました」と埼玉からの来館者。今回の展示はHPを見てと、遠方からの来館・お問い合わせが多くありました。大学生のグループ、など団体で来てくださる方たちも…

■アンケートより

前々からぜひ見学に行きたいと思っていました。やっと来て、念願かないました。「加藤たづさん」がいなければこんなすばらしい建物、ボランティアの方々に意志が伝わっていなかったと思います。よくぞここまで色々な資料を集められた。今回はハンセン病患者の沖縄戦。説明を受けている中で、今まで知らなかったことばかり。どんなに辛い思いをされていた事かと思うと、涙なくてはいられない心境でした。(67歳女)

昨年5月、沖縄滞在中に屋我地島にある愛楽園を訪れました。人権週間中で交流会館では催しも行われ、そこに参加することでハンセン病への差別を深く知ることができました。今回新聞で“ピースあいち”でこのような企画があることを知り、何度でも学び直したいと足を運びました。掲示の中に入所者の“戦争中の方がまだ差別が少なくて良かった”という言葉に、その差別の実態が突き刺さってくる思いです。無知は差別を生む土壌になると痛感しています。(68歳女)

沖縄展を見にきました。展示の中に職場のこと(瑞穂寮・現厚生院)があり、驚きました。ハンセン病と関係があったことを知らず、恥ずかしいです。小笠原医師の事も知らなかった。人権の事を少しは知っていると思っていましたが、自分にとっては新しいことばかりでした。あと、黒川温泉ホテルの差別ハガキ、実物(コピーですが)を見ると、差別の恐ろしさが分かりました。今は前ほどではないでしょうが、差別・偏見はまだあると思うので、今後も知っていきたいと思います。ピースあいちに来て良かった。今後もこのような展示を期待しています。(47歳男)

小笠原先生のことは初めて知りました。愛知県出身の方で、すばらしい方がいらっしゃったことを誇りに思います。(59歳女)

名古屋にこのような戦争を伝える施設があること、昨日まで知りませんでした。一昨年はポーランドへ行き、アウシュビッツを見てきました。ここ数年は毎年沖縄へ通っています。忘れてはならないものを心に刻みながら残る人生を過ごしたいと思っています。今は、飛騨高山で「あぶらむしの会」というところでボランティアをしています。あぶらむしの会は、沖縄愛楽園の人たちとの出会いから発足した『よき人生の旅人づくり』のための研修・宿泊施設です。9月8日~9月30日には愛楽園の人たちを描いた「高柳真絵画展」を開催する予定です。(59歳男)

貴重な資料が多くあり、もっとゆっくり見学したかったです。旅行中に少し寄っただけなので残念。写真撮影許可がいただけたので、帰ってからゆっくり見ます。(30歳男)

栗本先生の戦争体験のお話は実体験であり、鮮明に受け取れ、学校で学ぶこととは全く違う勉強になりました。展示も「戦争はこわい」「日本は被害者」と思っていたけれど、それまでの経緯などを学ぶことで、違った視点でより事実に近づいた学びが出来て良かったです。子どもがもう少し大きくなったら、一緒に学びたいと思いました。(35歳女)

名古屋で生まれ育ちましたが、名古屋が爆撃のターゲットになっていたこと、原爆の予行演習的なものが存在していたことを初めて知りました。展示を見たり、読んだりしていると、胸が痛くなるものばかりでしたが、忘れてはならないことだなと感じました。子を持つ親として、子どもの犠牲を見ると本当に辛い。子どもたちにもこのことを伝えていかないと、と思います。(36歳女)

家族からの話を聞いたり、テレビのドラマなどで戦時中の大変な生活、恐ろしさなどを見てわかっているつもりですが、実際の資料、体験者の文を読んでみると、実際の恐怖はいかばかりだったろうかと心にしみ入ります。毎日のニュースで、世界中で戦争やそれに巻き込まれる一般の犠牲者が無くならないのが、すごく悔しくてなりません。戦争をしていい思いをする人なんて一人もいないのに。(68歳女)

はじめてこのような資料館に足を運びました。授業等で話を聞くだけよりも、明らかに身に直接感じられました。また、経験された方々の直接の言葉も見られて貴重な体験が出来て良かったと思います。(18歳男)

非常な生々しい写真が多く、何を言葉にしたらいいかわかりませんでした。それぐらい非常に資料館としては立派なものだと思いました。(19歳男)

他の所では見られない物をたくさん見ることができました。中には、見るのもつらいものもありましたが、それだからこそ伝わるものが大きかったです。また資料も分かりやすかったです。小さな建物ながら多くの情報がつまっていました。(18歳男)

日本の受けた被害だけでなく、日本の加害についても展示されていたので、戦争中のことについて今までより多く知ることができた。(18歳男)

信じられないことばかりだし、受け入れるのが、見るのが つらいような内容がたくさんあったが、どれも現実に起きたことなのでしっかりと自分の目で見て感じたい。これからも利用させていただきます。(18歳女)

復習するつもりで展示をみにきましたが、知らなかったことが多いのに気づきました。(71歳男)

相変わらず重いですが、この重さを忘れないようにしましょう。(61歳男)

展示されたものが一般の方に焦点をあてたものが多く、教科書や他の博物館で見たよりも身近に感じ、鬼気迫るものが多かったです。戦争を自分の身をもって体験したらどうなるかということがよく分かりました。(18歳女)

私は、中学校の修学旅行で行った沖縄の美術館より体験談(手記)の量が多くてとても感銘を受けました。(19歳男)

以前からとても気になっていました。祖母から戦争について昔からいろいろ教えてもらっていました。決して目をそらしてはいけないことだし、もっと知っていかなければいけないと思います。名古屋でも、こんな大きな空襲があったことを、今回写真などを見てわかりました。今の自分たちがいるのは、昔の色んな方たちのおかげであり、もっと現代の人に伝えていくべきことだと思いました。この様な展示がしてあり、詳しい説明があるこの場所は大切だと思いました。(31歳女)

田舎で真上を東―東京―へ向かうB29の編隊を見上げていました。時々、虫のようなものがその回りを飛んでいましたが、あれが日本の戦闘機だったと聞きました。空襲を受けたことはありません。それでも警報が出て、「鹿島灘より敵機侵入」とラジオを聞いていたものです(81歳男)

以前ピースあいちができてすぐの頃来ました。展示物・文書などたくさんあり、とても見きれなかったので、再び来たいと思い…今回10周年のあゆみに来ることになりました。5年前に亡くなった母が、名古屋空襲のことを口にしたことはありましたが、大変さは聞くことはありませんでした。話せなかったのでしょうね。今回名古屋空襲のパネルをじっくり見させてもらいました。体験者の証言はとても貴重ですね。自分のイメージできる範囲ですが、生々しく、つらいですね。後世に伝え続けること、大切ですね。応援したいと思います。(59歳女)