今月の「ピースあいち」◆来館者アンケートより           
   



「2016年沖縄展 辺野古から沖縄・日本を考える」「民間戦没船と船員の記録展~ふたたび民間船員を徴用か?~」の展示が終わり、特別企画「私の八月十五日展-マンガ家・戦争体験者―あの日の記憶」が始まりました。今月も大学のゼミの学習で、町内会や趣味の同好会、労働組合の青年部などグループ・団体でのご来館をいただいています。今月のアンケートをご紹介します。

■アンケートより

高校の文化祭で、平和についての展示をします。きょうはいろんな人とかかわれたので、「ピースあいち」のような場所はすごいと感じました。(17歳男)

知らない情報がたくさんありすぎてビックリしました。(55歳男)

ニュースなどで断片的にしか知らなかったことについて、より深く知ることができました。戦争で苦しんだ人たちの実際の写真や当時の状況が展示されていて、とても興味深かったと同時にやるせない気持ちになりました。(20歳女)

今年の9月に友人と沖縄の人権史跡を巡る旅をします。今日は大変参考になりました。(64歳男)

平和を目的とした貴重な企画に心から敬意を表します。運営もボランティアに支えられていることにも。戦後70年が過ぎ、体験者から直接伺うことが難しくなってきている昨今、増々この館の意義が重要になると思います。(55歳女)

戦争の恐ろしさを知り、二度と繰り返さない思いを新たにしました。名古屋の戦時下の様子も良くわかり、より身近に感じました。平和の対極には、戦争だけでなく、原発や人種差別もあるという解説の方のお話に、本当にそうだと思いました。(47歳男)

久しぶりに来ました。展示が少し変わっていました。「平和を求めることは差別をなくすこととつながる」という言葉が心にのこりました。(46歳女)

ていねいに説明していただき大変わかりやすく学ぶことができました。沖縄の展示は最新の情報も含めて紹介されており、沖縄の歴史から現在までがわかるよう工夫されていてよかったです。名古屋の空襲等の展示では写真がいつ、どこの写真なのか説明があるとさらにわかりやすいと思いました。(52歳男)

来館しようしようと思いつつ、今日になりました。市民(民間)の力で、こういう記念館をつくり、維持されていることに感動しました。子どもにもわかるような言葉を選んで説明していただき、本当にありがとうございました。(58歳女)

みんなで力をあわせて戦争のない平和な世界にしていきたいです。(10歳女)

2階の写真や証言者のパネルを見て、改めて「戦争はいけない」と思った。戦争のむごさを知った。(13歳女)

せんそうにまきこまれた子供たちがすごくかわいそうでした。特に足をかたほうなくした男の子や妹や姉が死んで一人ぼっちなど、すごくかわいそうでした。(10歳男)

愛知もひどい空襲があったということをはじめて知りました。戦争はみんなを苦しめます。祖母が「戦争の話はしたくない」と生前言っており、実感がなかったのですが、今日展示物を見て、少しだけ祖母の気持ちに寄りそえた気がしました。(41歳女)

戦争のむごさに胸がつぶれる思いでした。今やる事できる事は何かを考えていきたいです。知らない事が多すぎて自分が情けなく思います。もう一度じっくり資料を読みに来たいです。(52歳女)

生徒たちの平和学習に取り組む姿を見て、戦争についていろいろ考える機会を持つことができました。60を過ぎ人生も一区切り。今まで知らずに、行かずに通りすぎてきた事を振り返ってみようと思います。近くに通っていながら、なかなか足をはこばず、やっと念願がかないました。(61歳女)

戦争、沖縄のいろいろな問題など、正直、今まで目や耳を通り過ぎているだけで過ごして来ましたが、今日説明をうかがい、身近な所で起こっていたという事、また、自分事としてとらえる事が大切だと感じました。(54歳女)

戦争の悲惨さと過ちを繰り返してはいけない事を痛感した。被害だけでなく加害者としての立場である事をも忘れてはいけないと思った。戦後もそうだが、最近特に歴史を歪曲しようとする力が強く、草の根ベースで真実を知る努力をしないといけないと思う(56歳男)

大阪の「ピースおおさか」が公費・行政運営なのに対して、「ピースあいち」はボランティア、寄付で運営されているのを知り、驚き、感銘した。東山動物園のゾウを主題にしているのが特徴で面白いです。スタッフさんがボランティアでご苦労様なのですが、恐縮ですが少々スタッフ間の話し声が気になりました。(56歳男)

平和について考える良い機会になりました。自分の子ども達やお友達にも発信できるように勉強していきたいと思いました。(58歳女)

他のミュージアムになかったような、いろいろな資料が置いてあって新たなことを知ることができてよかった。今と動物の扱い方が違うということが分かった。(19歳男)

愛知の空襲だけでなく、沖縄や全国的な戦争のことを見ることができ、とてもいい体験になった。(18歳男)

県や市の協力もなく、これだけの資料を展示していることに驚いた。沖縄の展示もタイムリーで考えさせられた。(19歳男)

普天間基地の老朽化を…との事で辺野古基地を作っているのは、趣旨が違う気がしました。自然を破壊してまで新しい基地を作らないといけないのか?自然がなくなれば生活も変わってきてしまう。辺野古基地を作る事は、平和につながっているのだろうか、と考えさせられました。(48歳女)

短い時間では、なかなか全部を見、読む事はできませんが、先ずは「知る」という事がなければ、何も始まらないという事を改めて感じました。ここがスタートでまた、折に触れて訪れたいと思います。(60歳女)

戦争に対して、最近は身近に思える場面によく出会わす事があるので、またここでの展示や説明を見たり聞いたりしたいと思っています。(51歳女)

いつの時代も苦しむのは、弱者であり、一般の市民である。戦争は絶対おこしてはいけない(43歳男)

沖縄のことは本土に住んでいると細かいことは知らなくても済んでしまう。でもおなじ日本の地区で大変なことが起きている。もっと真剣になって考えていこうと思う。(75歳男)

長崎で生まれ、10歳で名古屋に来ましたが、名古屋駅周辺など名古屋でこの様に名古屋の戦争の事が目に焼き付きました。立命館にしろ「ピースあいち」にしろ、皆さんが受けついでいくために、たくさんの方に知っていただきたいと思います。(61歳女)

戦争の暮らしぶりをふかく読みかえしました。また、現在の生活にあらためて幸せを感じました。(69歳男)

「民間戦没船と船員の記録」展を参観しまして、戦没徴用船7240艘、戦没船員6万600人。なかでも船員の年齢は10代が3割の多さなど、被害の甚大さを初めて知り、多くの方々にこの事実を知っていただきたいと痛感しました。(86歳男)

徐々に認知されてきているようですね。名古屋市交通局(平成28年4月)の市バス・地下鉄路線図の公共施設・観光施設索引中の教育・文化・観光施設案内中に「戦争と平和の資料館・ピースあいち」と表示してあるのを見て、益々の発展を期待しております。若い方々にもっともっと訪れてくれることを望んでおります。(77歳男)

民間船の展示企画は興味深くおもしろかったのですが、展示内容が少しわかりづらかったです。(31歳女)

本当に知らないことだらけでした。時間はあっというまで、すごく考えさせられました。もっともっと多くの人に戦争について考えてもらいたいし、私も考えなければならないし、こういう資料館を活用しなければならない。時間が足らなかったです。でも短い時間でもすごく勉強になった。(21歳女)

話を聞いて、普段何気なく通学していた道に対する見方、考え方が変わった。”自由”とは何か、もう一度考え直してみたいと思う。(20歳女)

沖縄県・広島県の戦争資料館など訪れたことがありますが、愛知県に住んでいて、15年戦争が名古屋におとした悪の記録も理解しました。県内の戦争当時の資料がもっと寄せられるといいですね。(61歳女)

本日は授業の校外学習として参加させていただきましたが、私自身も少し大人になってこういった戦争についての展示会にきて、説明を聞き、今まで(小~高校時代)よりも、より深く考えさせられることが増え、また、有権者になった今、いろいろなことを考えて、きちんと選挙にも加わりたいと思いました。(20歳女)

今まで自分が日本史で習ってきたことは、だいぶ美化されてきたものであったんだなと感じた。日本人として知っておくべきことを多く見られ、聞かせてもらえて、今後のためになった。何となく聞いていた授業でも、より深く見てみると、知っておくべきことばかりだった。(20歳女)

ていねいな解説で今まで知らなかったことがたくさん見えてきました。広島のことしか調べたことがなかったけれど、なぜ名古屋も目的とされたのか、国際法の存在などよくわかったし、自分でもより深く知りたいと思うことができました。(20歳女)

戦争と聞くと広島・長崎のイメージが強いが、名古屋でもこのような現実があったことに驚いたと同時に、今まで自分の住んでいる県なのに無頓着すぎたことが恥ずかしくなった。今回「ピースあいち」に来れて、日本人としての自覚が持ててよかったです。(20歳女)

昭和20年3月20日、名古屋市港区で空襲により、祖母とおじ、おばの4人が亡くなりました。私の知っていることはそれだけです。母は多くを語らず、後日サイパンに旅行に行った折「ああいうものは見たくないね」と戦争遺跡を見ていいました。(69歳女)

亡き兄が乗船していた「女島丸」の資料をいただき、ありがとうございました。(79歳男)

戦後70年、表立って是非論がTV、マスコミから姿を消されてゆく昨今です。館長さんが今は大変キナ臭い時代になっているといわれたことは、私も強く感じています。世論は、戦争を忘れさせる方向に操作されている。恐らく何十年後、南海トラフと地震よりも先にまた、国益と称して戦争を起こすのではなかろうかと心配しています。最も恐らく私は残念ながら参戦不能と思いますが・・・戦争反対の心の防止の壁になればと思って居ります。(67歳男)

今まで自分が見聞きした事のない無残な戦争の一面を知る事ができました。そして日本に対する認識が変わりました。国の上層部が民のことを同等に扱ってないという点は、現在も過去も同じなのだなと思います。悪い歴史を繰り返さないために、私たちは正確な歴史を学び、日本社会に良い風を吹かす事ができるように日々努力していきたいです。(20歳女)

名古屋は東京に次いで空襲被害の多い地域だということを初めて知りました。当時の写真や空襲の体験談を聞き、改めて戦争によって一般市民の命が侵され悲惨な生活を強いられるのだと感じました。疎開の様子・学校の状況から、子どもたちに対してどれだけ負担がかかっていたかを思うと、やるせなくなり、戦争のある世界を後世に残すことは罪深い事だと思いました。(26歳男)

戦争のこと、空襲のこと、平和のこと、目をそむけてはいけない事実があると思い知りました。(32歳男)