◆ピースあいち見学記                    

                                              守西九条の会 高見沢 公子


 

 4月20日、守西九条の会一行14人、ピースあいちを見学しました。

 守西九条の会(名古屋市守山区)は、結成して2年がたちました。「もりやま九条の会」が今年6周年を迎えますが、その事務局会議の中で出された「もっと身近な地域で九条の会をつくろう」という呼びかけにこたえ、作られました。守西中学校区内(瀬古・鳥羽見・二城の小学校区)の商店や個人の方に「呼びかけ人になってください」と回りました。


 賛同はするけど、「名前を公表する呼びかけ人にはなれない」と断る人、快く引き受けて下さる方、「九条?憲法はかえないかん」と断る方など色々でしたが、目標の30人の「呼びかけ人」をお願いすることができました。
 結成集会のおしらせを、全戸配布し、2010年3月に結成のつどいを開きました。 ゆっくり、無理せず、長続き、と各小学校区から2、3名の事務局をだし、1年に3・4回のイベントを開催しています。

 守山区には自衛隊の第10師団があるので、制服の自衛隊員を朝夕よく見かけます。 自衛隊まつりも年何回か開催され、とても盛況とのことを聞き、自衛隊祭りに見学にも出かけました。戦車が動き、野外演習?の実演あり、屋台もたくさんあり、子ども連れもいっぱい、式典には国会議員のあいさつもあり、ちょっとびっくりでした。

 原水禁大会の報告、NHKの普天間問題のDVDの鑑賞、戦争体験の話など、地域に住んで見える方を中心に講師をお願いしています。いままでは、室内でのあつまりが多かったので、外に行こうと「ピースあいち」の見学を計画しました。はじめはお花見を兼ねてとかランチをと考えましたが、誰でも参加できるように、見学のみにしました。14人集まり、よかったなと思っています。

 はじめのビデオで「ピースあいち」ができた経過がよくわかりました。また展示室ではガイドさんの説明が丁寧でよくわかりました。焼夷弾にふれたり、戦時中のくらしや子どものちゃんちゃんこの柄にも戦闘機があるのを見て、わかったつもりでも、あらためて恐ろしさを感じました。戦争体験の話は、私たちの住んでいる守山に近い東区の三菱のあたりのことだったので、とても身近に感じました。そして子どもでの体験、子どもの目を通しての、淡々とした語りに改めて戦争の恐ろしさやバカらしさを感じました。そんな時代にも戦争に反対していた人たちがいるという展示に励まされました。

 世界のあちこちで紛争が絶えません。1階の新しくなった現代の「戦争と平和」の展示をみると、同時代を生きているわたしたちがいま、何をしなければいけないか問われているようです。
   憲法九条を世界の宝に、人間を、いのちを大切にする社会をつくっていくために、みんなで力を合わせていこうと考えた一日でした。ありがとうございました。