これからの催し

企画展 「震災と戦争展―東南海・三河そして東日本―」
 いよいよ開催です!
 2月28日(火)~4月21日(土) 3階展示場で



妙喜寺に安置されている師弟延命地蔵菩薩

師弟延命地蔵菩薩

*特別展示
西尾市妙喜寺に安置されている師弟延命地蔵菩薩

 大戦末期の1944年12月7日に発生した東南海地震。1945年1月の三河地震。動員先の工場の倒壊で学徒が、疎開先の宿舎が崩れて小学生が犠牲になりました。
 しかし、ときの政府や・軍部が報道を厳しく規制し、当時の新聞は「被害はたいしたことなし」と報道。被害の実態は国民に知らされず、救援の手は十分届きませんでした。
 3・11を経験し、私たちは、政府の見解が"事態を小さくみせよう"としていることをまざまざとみせつけられました。「災害と情報」という視点からみても、67年の時間をとびこえ、現在と過去が意外なかたちでつながっていることを発見します。

「三河地方で被災した体験者の話」

震災と戦争展 展示パネル

*主な展示内容

  •   ・はじめに~なぜいま東南海・三河地震か
  •   ・東南海地震・三河地震の概要
  •   ・動員学徒の犠牲~東南海地震
  •   ・疎開学童の犠牲~三河地震
  •   ・疎開した学童の体験談
  •   ・師弟延命地蔵菩薩の由来と解説
  •   ・報道規制はどのように行われたか

  中島飛行場半田製作所山方工場の破壊された建物跡、埋め立て地のつくられた飛行場の液状化、噴砂の跡が確認できる米軍偵察機が撮影した半田市の写真も展示。

◆ 関連イベント  会場:ピースあいち1階交流ひろば

 ★ 3月17日(土)午後1時30分~
 「師弟延命地蔵菩薩について」  
 佐久間 桂祥さん (西尾市 妙喜寺 住職)

 「震災と情報~戦時下の東南海・三河地震と私たちのいま」  
 西形 久司さん(東海高校教諭)

■被災67年名古屋空襲犠牲者追悼の夕べと映画試写会


★被災67年名古屋空襲犠牲者追悼の夕べ
3月19日(月)午後5時30分~ ピースあいち玄関「平和地蔵」前
名古屋空襲で亡くなった方々を追悼し、平和の誓いを新たにともしび供養を行います。

映画「名古屋空襲を語る 今を生きる人へ」」

★映画試写会 3月19日(月) 午後6時~
ドキュメンタリー映画
「名古屋空襲を語る 今を生きる人へ」
(上映時間60分)
    監督: 森 零   後援: 愛知県  名古屋市
 名古屋空襲(第2次世界大戦)の体験者たちが時代とともに減少していく昨今。今だから語ることができる体験者の思いを、「語り」と貴重な映像、写真、資料映像を織り交ぜ、後の世代にメッセージとして伝えるドキュメンタリー映画です。
 「戦後の焼け野原の中から立ち上がった家族や、近所の人々と助け合い生きてきた人々の記憶は、現代を生きる人々に贈るとても大切なメッセージであると共に、3.11大震災後のことにもシンクロする部分がある」との監督森零さんの強い思いがこめられた作品です。
3月19日(月) ともしび供養の後 ピースあいち1階交流ひろば