特別企画展 高校生が描くヒロシマと丸木位里・俊「原爆の図」(2018/7/24~9/2)
2018.04.23
被爆体験者の証言を、孫のような年齢の高校生が聴き取って一枚の絵を描き上げる……10年以上前から、広島の高校生たちが取り組んできました。描かれた絵は116点。その全てが思わず息をのむような力作です。そのうちの10点(原画)が今夏ピースあいちに来ます。一方、ピースあいちが展示を続けてきた丸木位里・俊の「原爆の図」は、第11部《母子像》が来ます。
今夏の特別企画展は、1959年に画家夫妻が自分の体験をもとに描いた「原爆の図」と、いま高校生たちが語り継ごうとして描く「原爆の絵」を並べて展示するという新しい試みです。
昨年、市民団体ICANがノーベル平和賞を受賞したことを記念する、ピースあいちの核廃絶への思いをこめた原爆展です。
【展示作品】
○高校生の絵(広島市立基町高等学校創造表現コースの生徒たちによる)
「消えていった幼い姉妹…生きていてほしい」、「ヒロシマ~昇る魂~」、「閃光」、「死んだ我が子を背負う若いお母さん」、「忘れられない~あの目」、「人間襤褸(らんる)の群れの中に」、「おいしかったよお…ありがとう…。」、「変わり果てた友人」、「市内電車の中で吊革を持ったまま焼けて、骨になった人」、「後に生きる人たちへ」
いずれも油絵、F15号サイズ(652mm×530mm)/広島平和記念資料館所蔵
○丸木位里・俊 原爆の図 第11部《母子像》(180×720cm、1959年)/原爆
の図丸木美術館蔵
協力:広島平和記念資料館、広島市立基町高校、原爆の図丸木美術館
開館時間=11:00~16:00( 最終日は15:00まで)
休 館 日=月曜日( 会期中は日曜日も開館します)
開催期間 | 2018年7月24日(火) ~ 2018年9月2日(日) |
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開催場所 | 3階企画展示室 |
入場料 | 大人 600円 小中高生 200円 ※入館料 大人300円 小中高生100円を含みます。 |
関連企画 | 7月29日(日) 〈第 Ⅰ 部〉 丸木美術館・岡村幸宣学芸員によるギャラリートーク 時 間/13:00~13:45 場 所/3階 展示室 ※本展のチケットが必要です 〈第 Ⅱ 部〉 トーク「私が描くヒロシマ」 基町高校生徒・OBと先生 場 所/1階 ※本展のチケットが必要です 時 間/14:00~16:00 |