「熱田空襲」―6月9日 愛知時計・愛知航空機への空襲 8分間で奪われた2000人のいのち(2019/3/5~5/5)

2019.01.28

 

1945年6月9日、熱田神宮に近い愛知時計電機と愛知航空機の2つの工場一帯を襲った「熱田空襲」は、わずか8分間の空爆で2000人を超える犠牲者を出しました。
なぜ、時計製造工場が標的になったのでしょう。なぜ、名古屋空襲で最大の被害となったのでしょう。実は6月9日は、米軍「エンパイア作戦」の初日、そして2トン爆弾が日本で最初に使われた日でした。6月9日の空襲をさまざまな角度から解明します。
また「6月9日空襲を語り継ぐ」をテーマに、東邦高校美術科生徒の作品展、戦争体験の証言・絵画、地域に残る犠牲者慰霊碑パネルなどを展示します。

 

 

<展示内容>
・6月9日空襲とは何だったか
時計生産から軍需生産へ/6月9日空襲の実態/愛知時計電機・愛知航空機の学徒動員
・6月9日空襲を語り継ぐ
東邦高校美術科の生徒の作品展 
―体験者のお話を聞き、生徒それぞれがイメージした戦争と平和の作品
戦争体験証言・絵画の展示
―今井美代子さん・中野見夫さんの証言パネル・ビデオ、浄玄寺前住職の描いた体験画
地域に残る犠牲者慰霊碑

 

開催期間 2019年3月5日(火) ~ 2019年5月5日(日)
開催場所 3階企画展示室
入場料 入館料でご覧いただけます。
関連企画 〇「熱田空襲」ミニ解説
3月9日(土)11:00~12:00 1階交流のひろば 入館料で参加いただけます。
「名古屋空襲最大の犠牲者を出した「熱田空襲」 金子 力さん(ピースあいち) 
「名古屋空襲慰霊の日制定請願の取り組み」報告 東邦高校生徒会

〇ギャラリートーク
3月16日(土)13:00~14:30 3階展示室  入館料で参加いただけます。
東邦高校美術科生徒によるトーク「作品制作への想い」

〇講演会
4月13日(土)13:30~15:00 1階交流のひろば  入館料で参加いただけます。
「中京高女の学徒動員と熱田空襲」 越智久美子さん(至学館大学助教)
『私たちの戦争』(2016年 中日新聞社)の著者が、若者がどのように戦争に 巻き込まれていったかなどを語ります。